2017年9月2日土曜日

8931 和田興産 - '17/06の「担当ファンドマネージャーの見方」

8931 和田興産


和田興産は、マンションデベロッパーの大手です。四季報の同業他社に日本エスリード[8877]フジ住宅[8860]穴吹興産[8928]

<地域密着の強み>

建築費の上昇を主因として、分譲マンション業界は苦境に陥っています。しかし、西日本では五輪や東日本大震災 復興の影響が小さいことから、相対的に建築費の上昇が小幅で、まだ普通のサラリーマンに手の届く価格で好立地のマンションを供給することが可能です。そういった状況下で健闘している企業の一つが和田興産(8931)です。

同社は神戸を地盤とするマンション分譲業者で、市内での供給棟数は1998年から19年連続で首位を保っています。高い物件密度を活かして、兵庫県内を中心とする12ヵ所で常設のモデルルームを運営し、効率性の高い販売を行なっています。

地域密着の強みは仕入面にも現れています。同社は2013年、市内中心部の海寄りに1,800坪の用地を確保し、同社 としては空前となる471戸の大型物件を開発しました。この物件は立地の良さと割安さから短期間で完売し、引渡時期と なった前々期と前期の業績を支えました。今期はその反動が懸念されていましたが、やはり中心部に位置する中型物件群の販売が進んでおり、大きな落ち込みはなさそうです。さらに、来期完成予定の新神戸駅前の大型物件はすでに完売、再来期にはトアロードと山手幹線の交差点というこれ以上ない立地の大型物件が完成予定であり、高水準の業績が続く見込みです。厳しい業界環境の中で、今後3年間業績のめどがついているということは、一定の評価に値するのではないでしょうか。


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