2019年2月23日土曜日

募集を再開しました - '19/01の「担当ファンドマネージャーの見方」

大和住銀日本小型株ファンドまとめページ


<募集を再開しました>

当ファンドは1月から追加設定の募集を再開しました。今回は、なぜこのタイミングで募集を再開したかについてお話しようと思います。

これまで募集を停止していたのは、運用金額が増加し、ファンドの質を保つのが困難になったと判断したためです。当ファンドの買付対象は新興市場に限定しており、なかでも売買が不活発であることの多い割安銘柄を選んでいるため、一銘柄に投資できる金額は必ずしも大きくありません。追加買い付けが可能な割安銘柄が少なくなった場合、質を保つためには募集を停止するしかないのです。2017年2月にそういった状況となったため、募集を停止し、これまでお預かりした資金の運用に専念する方針を採りました。

今回募集を再開したのは、昨年の株価下落によって運用金額に余裕が生じ、かつ魅力的な株価の銘柄が増加したためです。昨年1月の小型株市場のピークに比較すると、市場全体・当ファンドとも2割前後下落しました。個別銘柄で見ると、特に製造業関連の銘柄が大きく下落しており、業績堅調にもかかわらずピークから4割前後下落したものが珍しくありません。こういった銘柄を見ると、素直に「買いたい」と思えるのです。

たしかに、世界景気は急速に不況の度合いを増しています。その原因としては米中摩擦が第一に挙げられますが、個人的には、現在のところむしろ昨年までのやり過ぎの反動という面が大きいと考えています。世界的な金融緩和の中で過熱状態に突き進んだ国や業界は数多く存在しているはずで、これからそれらの姿が徐々に明らかとなっていくのでしょう。

それでも、11年前のリーマン・ショックをもたらしたサブプライムローンほどのやり過ぎはおそらく存在しないだろうと考えています。世界最大の経済大国で広範な非富裕層に無茶な貸付が行われ、それが証券化されて海外の金融機関にもリスクが波及する、といった世界経済を破滅に追い込み得る規模の不健全な行為が今回も行われているとは、少なくとも私には想像もできません。

私の中では、昨年1月の募集停止直前に比べると、お客様の資金をお預かりすることに対するプレッシャーははるかに小さくなっています。企業経済が根底から崩れ去るリスクがあるのでない限り、株価下落は買いのタイミングであると考えるからです。

中小型株ファンドではよくあることです。

以下はマザーズ指数。


以下はJASDAQ指数。


いずれの指数も募集を止めた'17/02の水準まで戻ってきました。

以下はJASDAQ指数との比較


17/06(1,900円)と18/06(1,300円)は分配金分で下がってるのを考慮されたし。

3 件のコメント:

  1. SyncHackさま、はじめまして

    突然のご連絡失礼いたします。

    ブログ記事に感銘を受け、ぜひともお時間がありましたらお食事でもいかがかと思いご連絡させていただきました。

    単なるおっさんではありますが、ご検討いただけましたら幸いです。

    (りんごさん@ringoringo2016には去年から紹介してほしい、とお願いしていたのですが、東証IRで会って話しておいたから、と言っていただいたので、このたびDMさせていただきました。)

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    1. 何らかのIRのタイミングで色んな所に出掛けてますのでその時にでも =)。

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    2. ありがとうございます!お会いできるのを楽しみにしております!

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