2021年11月16日火曜日

3484 テンポイノベーション 2Q決算 - 13日目 #100日後に億トレになる企業分析

#100日後に億トレになる企業分析 まとめ

事業概要


テンポイノベーションは、飲食店向けのサブリースを展開する企業である。メイン事業を生かした不動産売買を展開中。親会社に9428 クロップス。


このビジネスは大半は変動費であり固定費は少ない。

つまり、売上の増加以上に利益出すことは難しく、売上に比例して利益が増加する傾向になる。売上は転貸借物件数に比例するのでKPIとして確認するといいだろう。今後、不動産売買事業の比率が大きくなるとP/Lへの影響が大きくなるかもしれない。


飲食店向けのサブリースは、物件オーナーの肩代わりを行う事業になる。

一般的に飲食店の7割は3年以内に閉店すると言われており、栄枯盛衰の激しい業界として知られている。物件オーナーにとっては閉店後の次の客付けが重要であるが、それなりの経験が必要になる。

テンポイノベーションは、物件オーナーから店舗を借上げ店舗の状況に関わらず一定の賃料を払う契約を行い、一方で退店した店舗に新しい飲食店オーナーを募るビジネスを行っている。また店舗のメンテナンスをこまめに行うことで退店を防ぐことが出来、Win-Winの関係を築きやすいビジネスモデルになる。

以前、社会問題になったかぼちゃの馬車等の住宅のサブリースのビジネスモデルとは異なっていることに注意されたい。


QonQ ('22/2Q)




2Q累計で増収増益、2Q単体でも増収増益(売上高+5.6%、営業利益+14.7%)となった。


増収増益要因は、転貸借物件の増加、1Qからの利益減は人材確保、賞与の増加によるものである。


今後の考察


引き続き、転貸借物件数の増加に期待したい。


緊急事態宣言の解除により営業マンが動きやすい環境になったのは良い傾向であろう。

この事業の特性上、営業マンがドアを叩く回数で転貸借物件数の数が決まる。営業マンの増員は今後の成長に必要不可欠であり、採用コストの増加は後の成長のプラスとして受け取る。

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