事業概要
GMOペパボは、ネットサービスを提供する企業。
主力の事業は、ホスティング事業(レンタルサーバー)、EC支援(ECショップ運営、ネット販売)、ハンドメイド事業(minne、手作り作品EC売買で国内シェアトップ、米国のEtsy、国内IPOのCreemaが同業)の3つ。
QonQ ('21/3Q)
3Q累計で増収減益、3Q単体でも増収減益(売上高+2.3%、営業利益▲27.8%)となった。
今後の考察
今回の決算は、全体的に成長の伸び悩みを感じた。
売上高は、巣ごもり需要が一巡したことによりハンドメイド事業の売上減、EC事業の売上伸び悩みとなった。費用は、プロモーションと人材増により増加している。
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ホスティング事業は、キャッシュカウ事業として安定した収益源である。今後も大きな成長は期待できないものの、ビジネスユース中心に格安なレンタルサーバーを提供していくことになるだろう。競合が増えず残存者利益を享受する環境になっているとみている。
EC事業は、本来あるべき成長に戻りつつあるとみている。同業他社であるBASEの業績も同様でコロナ禍で急増した需要が一服しつつある。前年と同じスピード感で成長することは難しいのではないか。EC事業展開はコロナ前の4-5%成長程度まで戻るとみている。また海外のShopifyの上陸もあってビジネス環境の変化も気になるところである。
ハンドメイド事業は、コロナ禍による特需が剥げ落ちているが、ハンドメイド産業の広がりを期待している。Creemaの上場によりハンドメイド産業の認知度の広がりも期待できるであろう。
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年度末は、ハンドメイド事業であるminneの売上が伸びる時期になるが、広告費の使いみちについて3Q決算説明会動画で説明がなかった。4Q、来期以降の経営戦略が語られなかったことは不満である。なんのための説明会なのか。
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