2016年6月24日金曜日

今日の雑談 (6/23)

GPIFが6502 東芝を訴えてるんだってさ


明日も株主総会に参加する予定なので手短に。

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の資産管理を行う日本トラスティ・サービス信託銀行が、東芝(6502.T)の不正会計問題による株価下落で損害を被ったとして、同社に9億6404万円の損害賠償を求める裁判を起こしていたことが23日、分かった。
-- GPIFの資産管理会社、不正会計の東芝提訴 9億6400万円請求 | ロイター

年金や保険の資本を溶かした責任を問うて欲しかったんですよ。「年金が心配だ」とボヤくよりは、東芝が我々に向けた悪意に対して賠償を求めるのは当然だと思うんですよ。

多くの人は「株価を下げただけで責任を取らされるのか?」と疑問に思うらしい。

断じて違う

シャープはどうだろう。

彼らは、設備投資を誤り多大な投資によって転資金が回らなくなり経営を圧迫した。だがこれは単純に彼らが経営を誤ったに過ぎない。その経営の責任は、最終的には投資家が負うべきものだ。経営者を任命したのは形式的だとしても投資家にある。

三菱自動車やスズキはどうだろう。

彼らは、測定データを欺くことで経営を有利に運ぼうとした。彼らの悪意は、行政と消費者にある。彼らを訴えるべきは、悪意を向けられた行政と消費者だろう。逆に今までその恩恵に預かっていた投資家は、株価下落によってその責任を果たす必要がある。自業自得だ。

東芝はどうだろう。

彼らは、会計を欺くことで経営を有利に運ぼうとした。彼らの悪意は、投資家にしかない。投資家と言っても、個人投資家以外にも、年金・保険等、多くの投資家を巻き込んでいる。もし東芝が向けた悪意に対して処罰が無いのであれば、シャープが浮かばれない。東芝と同じく会計を偽って、同じように投資家を欺くことに成功していれば、あそこまで業績悪化はなかったのかもしれない。

向けられた悪意に対して何らかの対抗措置は行うべきだろう。特に年金・保険等の機関投資家が多く資金を入れている企業なら尚更だ。

彼らは年金を搾取したのだ。

「年金が心配だ」と思うなら、年金に向けられた悪意に対して何らかの行動を示すべきではないだろうか。

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