— Mc.N@お手伝いなう (@SyncHack) 2017年2月24日
東証IRフェスタ2017(17.02.24-25)に参加してきました。今回は、仕事の都合もあって24日のみの参加になりました。とはいえ25日もチョイチョイ仕事放棄してIRの人とお話していたりしていたんですけどね =)。
今回は、特に若い子が多かった印象があります。いや私が歳を取ったというツッコミはなしで。一人で回るというよりは、2、3人の投資グループを組んで「次はドコへ回ろうか」って四季報片手に頑張ってた若い子たちもいました。中には小学生っぽい子が1人で回ってたりして驚きました。こりゃあウカウカしてると私のエッジも無くなっちゃいますね =)。
後、澤上さんのセミナーは相変わらずの人気でした。客層をみてる感じですと、ヤングは少なめだったので既存の信者が殆どだったのかも。このあたりは澤上さんの課題なんですかね。
8715 アニコムHD
ペット専門の保険屋さん。
アニコムHD pic.twitter.com/ll8Gd53Iw3— Mc.N@お手伝いなう (@SyncHack) 2017年2月24日
- NB(New Born)契約に注力中
ペット屋さんで子犬・子猫を買った時に契約する保険。7割は保険契約を結んでもらえる状況でその後の継続率も高い。小さい内は病気や怪我をしにくい傾向があるのでメリットは大きい。リピーター率高い。
ちなみにホームセンターにあるペットコーナーは、直接運営しているわけではなく、個人運営や大手のペットショップが店舗に入れてもらっているんだとか。食品スーパーの魚屋さんみたいな感じなのかな。 - 提携動物病院は6割程度 (=6000/10000店)
あらかたの開拓は終わったとの認識。大型の病院とは既に契約済み。残りの個人運営の病院だと既に経営していなかったりするのでこの程度で十分との認識。
動物病院との提携は先行者有利。双方にとって提携メリットは高いのだが、それでも雑多なデスク処理が多く、複数の保険会社と契約を結ぶことを嫌うようだ。アニコムはペット保険での先行者でこれを参入障壁としている。 - ペット保険加入率を5% → 20%へ
5%は今の日本の契約率。20%はペット保険先進国である英国での数値。20%まではパイがあるとの見込み。
- 2Qまでの減収の原因は?
引っ越しと人件費増。これは通期の織り込み済み。
ただし8歳以上の契約で、かなり有利な時期に契約されたペットがいて、その部分の支払が想定より増えているのが懸念点。後、半年くらい長引くようなら対策を検討する。 - リスの保険とかそれどうよ?
今期、契約できるペットの種類を増やした。リスもその一環。1.5万円程度。出足好調。 - 預かっている資金の運用方法は?
200億円程度を日本株や債券に回している。運用利回り2~3%を目指している。マイナス金利の影響で債券の方は少し売却した。 - 月次ってどこに注目したらいいん?
強化中のNB契約の伸び。平均継続率で85%を下回らなければ安定。保険金支払金額は契約が増えれば支払額も増えるが、増えすぎるとやはり経営は厳しくなるので一応、注目。
アニコムは単なるペット保険会社ではなく、ペットと飼い主の幸せに関わるすべての事業に進出したがってるんですよ。ペットが健康であれば保険も儲かるわけで、なかなかのWin-Win感があって好みなんですよ。なのでペット産業が急激に縮小しなければ、そこそこ面白い展開が見れる気はしてるんですが、投資向きかどうかは未だに分からないです。
私はこの手の使命感を持った銘柄は好みなんですけどね =)。
当日は子犬を連れてきていて場が和むもやはり混みすぎですよね。アンケートに答えるとガチャガチャが回せました。中には動物の模型が。企画勝ちですねこれは =)。
1969 高砂熱学工業
空調工事大手。
高砂熱学工業 pic.twitter.com/BYaBjDbj8D— Mc.N@お手伝いなう (@SyncHack) 2017年2月24日
- 配当性向3割、DOE 2%目標
DOEの目標を立ててるのは珍しい。高砂は好財務なのでDOEは好まれるでしょうね。 - 東京五輪後も更新需要は続きそう
東京五輪に建設業が集中してしまっているので、他の更新がおざなりになってしまっている。都市再開発で必要な更新が後回しになってる。 - 今後の成長性は空調工事以外のサブビジネス
空調メンテナンスや省エネサービスを提供したい。これらの企業をM&Aや立ち上げを行うことで事業の裾野を広げていく。
- 新規と更新、どっちが強め?
半々
ツイッターの3枚目に競合他社のシェアのグラフが参考になります。この業界、同業他社が多く入札での叩き合いが懸念されるところなのですが、どの企業もキャッシュリッチでして淘汰が進まないんですよ。多分、受注高は今のバランスのままで落ち着くと思います。
高砂熱学工業はゼネコンの繋がりが強いので極端に売上が減るとは思えないんですけどね。特命受注もあるとは言ってたし。
1433 ベステラ
電気・ガス業の解体工事屋さん。
— Mc.N@お手伝いなう (@SyncHack) 2017年2月24日
- プラント設備の破壊に特化
この業界では設計した事業者に破壊を委託する場合が多いが、彼らは設計は上手くても破壊は下手。破壊を前提に設計していないし、その手の人材を育成していない。破壊を専業にしている我々の方が安価・安全に破壊できる自信がある。 - 持たざる経営
破壊作業は協力会社に委託。ベステラ自身は現場監督と管理を担当。保有リスク、在庫リスクはない。 - ガスタンクは今では要らない子
貯蔵技術が向上し、今は地中に保管するのが一般的になっている。なので今地上に見えてるガスタンクは時代遅れの産物になっている。 - 3D計測に注力
解体するにも当時の設計図通りになっていない場合もあり計測し直す必要が出てきている。GPSが使用できない環境でも計測するためのロボットを開発中。稼働中の原発での使用用途が考えられるので今のうちから用意したい。 - 現場監督不足
従業員50人の内、30人が現場監督。今、現場監督をできる人が少ない。地道に現場監督を増やしていく。 - 東証一部はいつ?
なるはや
- りんご☆スター(特許取得の破壊ロボット)、製造においくら万円?
2000万円 - 受注から売上になるまでの期間ってどれ位?
モノによるが一般的なのは平均3ヶ月くらい。最近は受注が大型化している。 - 3Qの受注高、ビミョーじゃね?
売上が経ってから受注を受けるので今の感じがフツー。
→
売り上げてから受注できるとか強い立場ですよね。 - 破壊後の鉄を売ることで利益になる
くず鉄として売却。いい利益になる。
需要はあるけど、そのための現場監督が不足していて要求をこなせていない感じでしょうか。現場監督を増やす方法での成長は時間がかかりそうです。
兎に角、社長が破天荒でしたね。レオスの藤野さんが気に入るわけだ。彼の仕事への取り組み方、アイディアマンとしての能力の高さ、なにより事業環境の良さが際立っています。強いて言うなら75歳という年齢かなあ。
べステラの社長が群を抜いて面白かったな。— Mc.N@お手伝いなう (@SyncHack) 2017年2月24日
マザーズはな、社長で買うんだよ
とか言うんだよ。
50歳から株を始めた設定になってるらしいが15歳で既にやってたらしい。生粋の株ジャンキーだなあれはw
持株会でなあ、こいつら皆大金持ちなんだけど、生活なんも変わんないんだよ。BMW、新品で買えよぅ— Mc.N@お手伝いなう (@SyncHack) 2017年2月24日
うん、フツー変わりませんて。他にも色々話してるんだが活字に出来そうなのが少ないわw
6364 北越工業
エンジンコンプレッサー国内首位、世界3位。
— Mc.N@お手伝いなう (@SyncHack) 2017年2月24日
- コンプレッサーは工事現場で使われる機器
石油で動くエンジンコンプレッサーと電気で動くモーターコンプレッサーがあるが、工事現場では安定した電源が期待できないのでエンジンコンプレッサーが好まれる。モーターは工場用途。 - 高所作業車のシェア4割
シェアトップは6345 アイチコーポで5割。高所作業車は、電気工事等で使用される。
→
今回これが一番驚いた。もっとも色んな統計があるらしいのですが、私が知ってたのは2割程度の統計でした。概ね電気工事屋さんに需要があるんだが、原発事故もあってこの手のコストを電気会社が削っていた背景があるんだよね。で最近、ようやく落ち着いたのか徐々に受注が戻りだした、と。1959 九電工とか一時期見直されましたよね。 - 米国の大手建設機器販売の子会社とOEM契約を結んだ
以前は代理店販売のみだった。シェールガス掘削向けに特化したものの、資源価格低下により販売縮小。代理店経由だとコントロールが難しかったが、今回のOEM契約で販売先が大きく広がることを期待している。
→
このニュース、PR情報止まりやん。道理で気が付かなったわけだわw - 3Q決算の利益増は為替要因
- 為替の影響は?
昨年のデータでドル円で1円あたり1500万円、ユーロ円で500万円。
IR活動を始めてから1年くらいになろうか、資料が前より断然良くなってる。機関投資家が必要としている情報がしっかり纏まってる。やはり東証一部に上がってから鍛えられたとみた =)
4189 KHネオケム
機能化学企業。'16/10上場。
KHネオケム pic.twitter.com/Iw1SQlPOeE— Mc.N@お手伝いなう (@SyncHack) 2017年2月24日
- シェアの高い機能化学製品多い
- 化粧品原料は製造できるのが世界に3社しかない
グレードが一番高い原料を作れる企業が少ないのは、初期の設備投資が掛かるから。競合は米国に1社と4202 ダイセル。 - 円安有利
原料が高くなるが輸出で有利になるのでトータルすると円安有利。 - 中計どうよ?
既に達成済み。ロールオーバーを検討している。 - なんで上場を選んだん?
主要株主(VC)の意向。 - 台湾企業との合弁企業
プラスチックを柔らかくする原料を製造しているんだが、この原料の原料が特殊で台湾から輸入していたんだが、今後の需要を考えて台湾に合弁会社を作って工場を建てる予定とのこと。建設で需要が見込まれてて、上手く行けば大きなビジネスになりそう。2020年立ち上げ予定。
私の相手をしてくれた担当は若かったんだけど、よく事業を理解していたように感じた。IR担当ではなくPR担当だって言っていた。情報源はドコかと聞かれたので四季報と言っといた。
4971 メック
半導体消耗品。
— Mc.N@お手伝いなう (@SyncHack) 2017年2月24日
- 使用用途は微細化が必要なCPUやスマホの基板
薄利多売向けではなく難易度の高い製品に使われている。 - キモは研究開発で工場自体は単純
溶剤の組み合わせで性能が決まる。工場では溶剤を掛け合わせる程度の単純な装置で十分。各所に製造工場を設けているが、肝心要の原材は国内で製造し、工場に輸出することで技術流出を防いでいる。
→
コーラ原液みたいだなw - 為替の影響は?
売上ベースでドル円1円で3000万円。利益は数百万程度に調整している。日本から輸出する原液の利益率を高く設定しているため、利益の影響は受けにくい。 - 5Gの設備投資は何時から始まるん?
政府の計画では2020年あたりからサンプルが出回るんじゃまいか、と言っている。
→
中国とかのほうが早く5G対応しそうな予感がするわw。 - 工場移転費用で減益、株価下落を狙ってたのになんで株価上げてんだよ(ぷんぷん)
分かりません><
- AMALPHAの可能性
金属と樹脂を接着剤を使わずに接続する技術を研究している。今までの半導体の客層ではなく自動車産業などの引き合いが多くなっており、半導体より基準が厳しい。
→
これ相当面白い技術ですよ。接着剤の老朽化を気にしなくても良くなる技術なんてそうはない。仮に実用化したら化けるんじゃないですかね。
- CZシリーズのCZって何の略?
「カッパーじぐざぐ」説と「カッパーざらざら」説の2通り有。主力のCZシリーズは銅の表面をざらざらにする溶剤。
「4971(よくない)メックと覚えないでください ><」がIR担当の方の決め台詞。知らんがな。今回、初めてIRフェアに出展してきたらしい。昔から見知りの投資先だっただけにちょっと嬉しいので今後もIRフェアに出展してけれ、とお願いしといた。
3965 キャピタル・アセット・プランニング
金融系のソフトウェア下請け。
- 金融系は景気で設備投資を抑える傾向があるんじゃが?
ウチは、金融系の情報のフロントエンド(見栄え)の部分を提供しているので、この部分の投資を削減すると顧客からの印象が悪くなるので、大きく予算を削減することは無いのではないか。 - 受注開発が多いようだが、これではレバレッジが効かないのでは?
共有できる部分はライブラリ化している。
→
皆、そういいますよね =) - オフショアはどの位?
10~20%程度が目標値。 - 従業員の開発者の割合は?
8割程度。
→
デスヨネー。この点もやはり下請け度が高いと判断してまする。営業が少なくても良いのはパイが増える見込みがないからで、金融機関からお仕事を貰うために張り付くのがメインじゃまいか、と。
知り合いに「需要が一巡した後の展開が気になりますね」って話をしたら「ユーはソフトウェア業に厳しすぎる」と言われました。うーむ。
8285 三谷産業
専門商社。
- 3Qの利益の見栄えがいいんじゃが?
2Qと4Qに売上が集中しているんだが、これを平準化しようとしている。今回3Qの見栄えが良くなったのは4Qの売上の一部が3Qに前倒しした影響からではないか。
何度か扱ってるので説明は省きますが、商社がメーカーとして立ち回るケースが今後も増えてくると思ってます。後継者不足もその裏にはありましょう。リスクを負ってもリターンを追い求める商社ってのはワークすると思うんですよ。
9678 カナモト
建機レンタル大手。
- 東日本大震災の復興工事はまだ終わってないですからね
東京五輪を逆算すると'18/03までに終わらないと、この前のブラジル五輪みたいになっちゃうかも。 - 今期は予定より設備投資が増えた
九州の建機レンタルっ業者を買収したのだが建機が古すぎて更新する必要があった。また北海道に3回も台風が来た影響もあり。 - 人不足ではあるが仕事は大量にある
品川新駅、電線地中化、リニア新幹線、南海トラフト地震対策などいくらでもある。
2週間後に決算発表があるが期待して欲しい、とのこと。インフラ赤字は根深いものがありそうですな。
3277 サンセイランディック
底地売買専業。
- 民泊どうよ?
2件テストケースで運営を行っている。新法が決まってから運用を決めたい。 - 8914 エリアリンクが底地ビジネスを始めるとか言ってるんだが?
今までの経験があるから大丈夫じゃないかと、、、
2796 ファーマライズHD
調剤薬局中堅。調剤薬局ではファーマライズHDの他にもシップヘルスケアHD、トーカイが東証IRフェスタに参加。各社、薬価改定の影響をモロに受けている状況でして、今後の調剤薬局事業がどうなるのか聞いてました。やはりどこも新規出店は消極的でしたね。
- 後発薬に積極的ってあるんだけど儲かるん?
新発のほうが単価が高いので儲かるのだが、後発薬にもある程度のポイントが付くので新発を同じくらいの利益は出る。後発薬の方が医薬品卸から安く購入できるので薄利多売で何とかやりくり。政府の方針には従う必要がある。 - 薬局のヒグチを買収
薬局と門前薬局とのシナジーを検討中。 - お薬手帳って結局どうなったん?
結局、お薬手帳にポイントが付くようになった。電子版お薬手帳にも適用。ある程度、政府の方針に沿ったデータを保存することで適用されるようになった。
3360 シップヘルスケアHD
調剤薬局含む医療全般のサービスやコンサルを行う企業。説明会では調剤薬局については殆ど触れず。中小企業のM&Aに強い。
- 医療刑務所運営って今後どうなの?
今回初めて政府が医療刑務所のサポートを民間に委託することになった。期間は10年間。シップHDは医療機器の納入や給食を担当。今後、民間委託が増えるかどうかは今回の事業の如何にかかってくるのでなんとも言えない。セコムと最後まで競り合ったが、事業面で評価されたと考えている。
政府はかなり力を入れているようだ。 - 株価が騰がらない理由は増資の影響
増資で得た資金は成長に繋がる投資に活用していると自負。
9729 トーカイ
東海地方で調剤薬局を運営。やはり薬価改定の影響をモロに受けた模様。「かかりつけ薬局」に注力。
- 入院セットが30%~40%の高成長
入院日常品の日額レンタルサービスを提供。6099 エランと同様のサービスと思われる。入院期間の短縮の影響が原因。
— Mc.N@お手伝いなう (@SyncHack) 2017年2月24日
スバラ!!!!
返信削除どもども
削除