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2015年3月5日木曜日

スチュワードシップ・ファンドが面白くないなう

スパークス・日本株式スチュワードシップ・ファンド - スパークスの投資信託

ようやく月次が公開されたのでざっくりみてみる。1/30時点での純資産9.3億円で銘柄数は16銘柄。あんま資金が集まらなかったのか、それとも結構健闘した方なのかはよく分からない。月次を見るためだけに1マソ突っ込んでみたんだが今の所、211円プラス =)。3月決算銘柄の祭りは近い。ガンガレ。

で、銘柄を見ていかないとね。

6339 新東工業


新東工業は金属の成型加工を行う機械と消耗品を製造している国内トップ企業です。同社の強さはノウハウの詰まった消耗品にあり、複写機メーカーのインク販売のように安定した収益源になっています。一方で、同社のROE(株主資本利益率)は長期的に低水準で推移しており、その一因として多額の現金性資産と持合株式を保有していることが挙げられます。優れたビジネスモデルを構築しているにも関わらず、資本効率の改善に手を打ってこなかった結果、同社の株式時価総額は株主資本簿価の半分以下となっています。当社では、現金性資産の有効活用に加え、資本コストに見合わない持合株式の見直し等の財務戦略がROE改善に必要と考えています。

割と順当な所を攻めてきましたね =)。低ROE、現金・有価証券の保有度高いという製造業で、配当性向は3割程度。

この企業、先日のIRフェスタに出店してまして色々弄ってました =)。



ブログには書いてなかったっけか。

現金については設備投資の兼ね合いもあって大目にもっておきたいという希望があるらしい。リーマンショック時の貸し渋りの影響が強く、銀行への不信感も未だに続いているっぽい。投資有価証券は、関連会社の株券で持合を疑われるんじゃないかと言ってみたんだが歯切れが悪かったですね。低ROEについては認識有。既に機関投資家さめからの会話が始まっているとのこと。そりゃそうだわな。


B/Sの流れは割と悪くないんだよね。「長期投資等」ってのは持合株で変動しているだけだし。まずは持合株の売却はしてほしいね。

中期計画も積極的な数値ではなかったし、製造業にしてはのんびりしている感はある。つか上場している意味もよく分からないし、話し合いとしてはMBOが一番手っ取り早いんじゃないかな =)。

現時点では低PRBのみを評価。


8130 サンゲツ


サンゲツは壁紙、カーテン、床材などを取り扱うインテリア商社です。自社で製品の企画・開発を行い協力工場へ生産を委託するファブレス型のメーカーに近い事業形態と、全国に自社配送センターを有していることなどが強みとなり、壁紙や床材(クッションフロア)などで国内トップシェアを誇っています。強い事業基盤を背景に着実に利益を上げる一方で、投資や株主還元には消極的だったことから内部留保が過剰に積み上がり資本効率が低水準に留まっています。2014年4月に経営トップが交代したことをきっかけに資本効率の改善に着手し始めています。株主還元の拡充に加えて、社内基盤の強化に向けて積極投資をし始めたことから、今後は業績拡大が期待できると判断しています。

ここも資産バリュー投資なら一度は見掛けることになる銘柄ですね。サカキ銘柄の鉄板じゃなかったっけか。鉄板の安定キャッシュカウ銘柄なんだけど、今の株価だと流石に配当利回りが弱いし、PBRは1倍を上回っているんでかつてほどの魅力は少ないかな。

経営トップが変わったというのはちょっと興味深い情報ですね。今度、再評価してみます。


6935 日本デジタル研究所


日本デジタル研究所は会計事務所向けのITシステム開発・販売を主力事業とした企業であり、子会社で航空事業も営んでいます。同社の特徴はコンピューター端末を自社製造していることであり、税理士・会計士に特化した端末を製造することで顧客の支持を得ています。同社は強い事業基盤を有していますが、資本効率が低いことや、株主との対話に消極的であることなどから、株式市場における評価が低く、株価は純資産の半分程度に留まっています。当社ではコーポレートガバナンス・コードの制定など、株主重視を求める声が高まる中で、同社の企業姿勢が変化する可能性がある点に期待しています。

ここも鉄板ですな =)。

ターゲットジャパンファンドやストラテジックキャピタルが絡んでます。彼らのPDFを読むと如何にこの銘柄がアレなのかが分かるはずです。まあ読んでみてw


JDL自体、中小企業向けの会計ソフトを開発販売しているので、マイナンバー関連として一度は祀り上げられるんじゃないかと睨んでます =)。

まあ何かと面白いですよね、ここ。


9729 トーカイ


トーカイは病院向けサービス、介護用品レンタル、および調剤薬局の3事業を主力とするヘルスケア関連企業です。事業によって成長性に違いはあるものの、今後は介護用品レンタルを中心に安定的な売上・利益成長を続けていくものと当社は予想しています。同社は過去、ヘルスケア以外の事業からの撤退に際して多額の損失を計上した経緯もあってか、ヘルスケア関連事業からの安定した利益とキャッシュフローを享受している近年においてもなお、非常に保守的な財務運営を行っています。その姿勢が強固なバランスシートをもたらしたと評価できる一方、現在の株主還元策は同社の実力に比して不十分であり、拡大余地があるのではないかと当社は考えています。

何、俺の銘柄にいちゃもんつけとんねんw。

この銘柄はかなり保守的なのですが同業他社と比べて利益率が高い特徴もあります。なので同業他社と比べると比較的ROEは高めなんですけどね。事業自体、保守的に考えてるらしく地盤の東海地方からナカナカ出店してくれないんですよ。ようやく関東へ足がかりを作った感じなんですけどね。

確かの保守的なのですが経営者の性格でもあるでしょうしその分、利益率は高いんですよ。ということで優待のカレーで許してくれまいか =)


7951 ヤマハ


ヤマハは楽器と音響機器の製造販売を主力事業とする企業です。楽器の総合メーカーとして世界シェア約3割を握るトッププレイヤーです。同社は過去、楽器製造技術を他事業に多角化していましたが、業績低迷が続く中で多角化した事業から撤退し、コア事業である楽器と音響機器に集中する体制へと構造改革を進めてきました。今後は更なる事業発展のため、企業ブランドを高めていく方針を掲げており、多角化によって希薄化してしまったブランドイメージが鮮明化していくことが期待されます。また資本効率の改善についても意識が高まっていることから、株式市場においても楽器の世界トップメーカーに相応しい、高い評価がなされることを当社では期待しております。


またカレーか(優待厨歓喜w。

ここは2ちゃんコピペの出番だろう。

10 名前: ノイズc(アラバマ州) [sage] 投稿日: 2009/09/25(金) 22:32:54.19 ID:6KGIU/m8
ヤマハの歴史
・最初は輸入ピアノの修理→楽器関係作る
・楽器やってた流れで電子楽器も作る→DSPも作る
・DSPを他に利用しようとして→ルータ作る
という流れで、楽器、電子機器、ネットワーク関係の製品を作るようになった。
じゃ、なんで発動機や家具とかも作ってるかというと、
・ピアノの修理で木工のノウハウが溜まる→家具を作る→住宅設備も作る
・戦時中に軍から「家具作ってるんだから木製のプロペラ作れるだろ」といわれて戦闘機のプロペラ作る→ついでにエンジンも作る
・エンジン作ったから→バイクも作る
・エンジン作ったから→船も作る→船体作るのにFRPを作る
・FRPを利用して→ウォータスライダー→ついでにプールも作る
・プールの水濁ったんで→浄水器作る
・失敗作の浄水器で藻が大繁殖→藻の養殖始める→バイオ事業化
--- ヤマハの歴史 « コピペインフォ

お前は何屋さんなんだと色々感じますわ。まあでもこいう社風だとモノは変わっても時代に合わせて生き残れそうな気はします。と言う事で、流石に規模が大きい企業ですのでアクティビストとしても余程のガチ勢が出てこないと動かないでしょうね。

個人投資家のファンも多そうですし =)。

---

纏めると、やはり低ROEを意識して選んでいるようですが、それと同時にどの銘柄も外国人投資家の比率が10%を越えてるんですね。

目の付け所がボキュと同じじゃないですかやだー。


と言う事で見知りな銘柄ばかりなので、こう、もっと見たことのない、魂を揺さぶるような銘柄カモン。少なくとも信託報酬(年間200円程度w)を満足させるような月次を頼むよ。

後、企業と対話したら、その内容も知りたいわ =)。

2014年12月28日日曜日

今日の雑談 (12/28)

「投資家からみた 日本企業と株主価値向上の課題」



調べ物をしていたら偶然、見つけたのでご紹介。

上記はストラテジックキャピタルという元村上ファンドの幹部だった人が立ち上げた投資会社が公開している資料です。丁度、一年前になるのでしょうか。時期的には日本版スチュワードシップコードが提唱される前後です。この後、伊藤レポート、GPIFの改革、ISS社の対応等、急速に企業の価値向上に対する圧力が強まっています。

アクティビストが見た日本市場のこれから、という感じの資料となってます。要はこれからアクティビストの活躍の場が広がりますよって話なんだが、期間投資家の問題点としてよく纏まっています。さわかみファンドの議決権行使状況とか興味深いですね。まあ彼らなりに満足しての事だとは思うのですが、さてさて。

ちなみにA社は6935 日本デジタル研究所、B社は6459 大和冷機工業の事でしょうね =)。

大和冷機はググるとアレな従業員な関係があって投資以前の問題なのですが、JDLの方は昔からあんな感じでして、バリュー投資家では定番の銘柄かと。いやはや懐かしい =)。

JDLで思い出すのはアムンディ・ターゲット・ジャパン・ファンド(旧SG ターゲット・ジャパン・ファンド)でしょう。あのファンドが扱う銘柄は、その手の資産バリューな銘柄が多くて、アクの強いファンドです。少なくとも正攻法ではないですね。

昔はああいう銘柄ばかり触っていたんでね。もうすぐ戻ろうと思ってる。

そろそろ頃合いだ =)

2014年11月19日水曜日

【会社四季報】 スチュワードシップ基準 (仮)

このブログ自体、不評で泣けるのに輪を掛ける程、PVが無い「会社四季報」シリーズ。すっかりやる気を落として更新していない状況だったのですが、ネタとしては面白いので取り上げてみます。

今回はスチュワードシップコードに注目します。

ざっくり説明を省きますが今後「過去5期の平均の自己資本利益率(ROE)が5%を下回る企業」の経営者は経営責任を追及される可能性が強くなっています。

今回は、スチュワードシップコードで何かしら問題視されそうな銘柄を抽出します。条件は以下の通り。

  • ROEが3年平均で5%以下
    本来なら5年平均で求めたかったのですが四季報では3年までしか遡れませんでした。
  • 外国人持株比率10%以上
    日本の機関投資家には期待していません。奴らは所詮サラリーマン。企業価値向上なんざちっとも興味が無いでしょうし、興味があったらこんな事にはなっていません。そもそも運用している側の企業の方が投資に適していない企業だし「野菜、ヘルシー、ダイエット」と唱えてりゃいいんだよ。
    私は、外国人の機関投資家がスチュワードシップコードに準じて経営者に積極的な対話を行ってくれることを期待しています。そのためにはある程度の保有数が必要でしょう。10%としたのは「会社解散請求権」が発生するからです。スチュワードシップコードを理由に束になって掛かれば相当な嫌がらせになるでしょう。
  • 自己資本比率40%以上
    自己資本比率が低い銘柄は、短期でROEを高める手段が少ないので除外しました。既にレバレッジ経営を行っているのかもしれないですし、経営主体が銀行にあるのなら口出ししても効果は少ないでしょう。配当を高めるなり、自社株買いをするにはそれなりの資本が必要な訳です。
  • PBR1倍割れ
    PBR1倍割れは、解散基準としてよく取り上げられる指標です。要は会社を清算した方が儲かる状態でして、それって上場している意味ないですよね、と言われても仕方がありません。割安のまま放置されていると言う事は経営責任を追及されても仕方がないでしょう。

スクリーニング条件は以下の通り。


配当性向は確認用。低いようなら配当を重視しろとの対話になるでしょう。

上記の条件で検出してみた所、対象は155社でした。その内、外国人持ち分比率で並び替えた上位20社は以下の通り。


9747 アサツーDK3606 レナウン6493 日鍛バルブは、主要株主が外国資本でして、機関投資家ではありませんので除外します。6816 アルパインは主要株主であるアルプス電気の子会社で保有額が大きいので影響は少ないでしょう。半導体関連が多いのですが、これはシクリカル面が強く、専門性が高いので経営者責任は問いにくいかもしれません。

株主還元への対応を宣言した6113 アマダ4901 富士フイルムHDが上位にいるのは偶然ではないと言う事でしょう。スチュワードシップコードの影響はあると思っていいんじゃないでしょうか。8140 リョーサンは、配当性向50%を目標として掲げていますね。

と、まあチョイチョイ間引いて面白そうなのを抽出するとですね。

明らかに現金持ち過ぎの割に配当がケチ臭い8184 島忠、業界全体が下降気味であるものの保有現金が余りある8219 青山商事、安定した財務の割に配当性向の低い6820 アイコム9076 セイノーHDあたりは対話がいつ始まってもおかしくない状況かと思われます。


結構、興味深い検出内容じゃないでしょうか =)。こんな訳あり銘柄が155社もあるんだから凄い話だわな。

2014年11月13日木曜日

「ひふみアカデミー (2014/10)」雑記 (簡易版)

ひふみ投信まとめページ

今回は、黒田砲で相場が大きく動いたこともあって是非とも参加したかったのですが、どうも最近、体調が悪くて泣く泣く参加を取りやめました。なので今回のまとめはUstreamの情報のみですので、直接動画を見た方が宜しいかと思われます =)。



今月のナビゲーター担当は蛭田さん。蛭田さんの担当月は相場が荒れるんだとか。

  • ひふみ投信 △1.16%、TOPIX 0.56%
    10月中旬までは世界経済の鈍化、エボラ出血熱の危機等の影響により低調な推移で展開していた。その段階ではひふみはTOPIXを上回る事が出来ていたが、日銀の金融緩和によりマーケットが急騰した。
  • ひふみ投信は急騰相場が苦手><
    ひふみはマーケットがフラットな場合が強い。ちょい上げやちょい下げの相場にもソコソコ強い。急落相場は同程度に下落するが苦手ではない。急騰相場は付いていくことが難しい。
    10/31の黒田バズーカで随分捲られてしまった。
  • 下落相場で資金流入が多く見られた
    お蔭で下落した銘柄を買い付ける事が出来た。投資家の皆さんに支えられている。
  • 新規組入れ:6098 リクルートHD
    10月中旬でマーケット的には最悪のタイミングで上場してきた。このタイミングでIPOしてきた銘柄は買いである事が多いので投資した。現状の株価はフェアバリューであろうと判断し、現在のポジションは減らしている。
  • 上位銘柄:3769 GMOペイメントゲートウェイ
    9~10月に下落していた頃に買い増した。
  • 黒田バズーカの影響について
    金融緩和で真っ先に上昇するのはTOPIXで大型株。買いやすい流動性の高い銘柄、金融株、輸出ハイテク株が買われる。その後に小型株が買われる傾向が強い。過去の経緯から、緩和直後は出遅れてしまうが半月~1ヶ月程度でTOPIXに追いつけるのではないか。いずれ業績を織り込むような株価推移になるのではないか。
    今回の黒田緩和による株価上昇は、健全な株価ではない。株価の全体の推移を上げる事は一般的なのだが、企業の実態に即していない株価上昇に思える。外需に比べ内需が良くない。内需では二極化が進んでいるが、直近だと高額消費も悪くなりつつある。一方で、低額消費であるしまむら、大型ショッピングセンターは業績が良くない。天候、台風の影響もあるが、社会全体として景気が腰折れし始めているのではないか。
  • 解散について
    高確率で解散はあるのではないか。消費増税の数値が悪い事が漏れているのではないか。消費税を上げられる状況では無いだろう。消費増税を延期するために解散する可能性は高い。株価が消費増税の延期を織り込もうとしている。
  • GPIF運用変更のインパクト
    単純に株式の比率を上げるのならインパクトは無い。が、伊藤レポート、ISSの議決権行使、GPIFの運用改善等、資本主義の改善に注視している。これは効いてくる。どの株を買うべきなのか、選択を強めていくのではないか。

TOPIXへのクリンチはあるの?



単純なクリンチは行わない

アベノミクス相場初期は、完全に乾いた草原に火を放ったような株価の上昇がみられた。こうなると大型株先行で株価が上昇していく傾向が強いので、引き離されない意味でTOPIXへのクリンチを行った。

今回の黒田砲では既に株価の水準は妥当なレベルまで上がっていて、水増しされている状態になっている。大きく下がる事があるとは思えないが、日経平均が2万円とかガンガン上がっていく相場ではないと見ている。何を買うべきかを考えている状況なのではないか。単純にTOPIXに追従する事は考えていない。

ただ大型株の比率はある程度上げたいと思っている。6902 デンソー等、自動車関連を組み入れている。

大型株として4901 富士フイルムHDも組入れた。特にひふみ好みの銘柄では無いが、ROEが低くROEを高めなければならないプレッシャーを経営者が受けるだろう、という思惑で組入れた。偶然だが今日(11/11)発表された中期計画ではROEを7%まで引き上げる施策が盛り込まれ、それが市場で好感され株価上昇につながった。

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拾ってもらいました =)。

政権交代直後に大型株への切り替えを行ったんですが、それを今回の黒田砲でやるのか?というのを聞いてみました。概ね予想通りの答えだったんですが、富士フイルムの件が聞けたのはGJだったんじゃないでしょうか。

大型株でROEがイケてない銘柄は狙ってみる価値はありそうです =)。


ROE革命


伊藤レポートが大きな影響を見せている。

議決権行使の助言サービスを行っているISS(Institutional Shareholder Services Inc.)社が、伊藤レポートに沿った形で「過去5期の平均の自己資本利益率(ROE)が5%を下回る企業」の経営者に対して反対するアドバイスをすると公表している。

ISSは、機関投資家への議決権行使助言サービスで圧倒的なシェアを持っている。この企業がROEを重視する政策に沿うというのは大きな意味を持つ。スチュワードシップ・コードにサインした多くの機関投資家はISSの判断を無視する事はできないだろう。

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他社の議決権行使助言サービスをチョロっと見たのですが、かなり細かく指摘しているようでした。社外取締役で不適格だとか、監査役がインナーで役に立たないとか。配当についても同業他社と比べて少ないとか。

ボキュとしては、経営者を信認して投資をしているので事細かく人事に口出しする気は無いのですが、買収防衛策には反対しますからね、これからも。


今回の資料



2014年7月10日木曜日

「ひふみアカデミー (2014/06)」雑記

久しぶりにひふみアカデミーに参加してきました。

参加者は100人規模の会場で満員、机無しという状況でした。机ェ、、、orz。

今回は3割程度が初めてひふみアカデミーに参加したようです。半年前は同業者風のサラリーマンが多かったように思えるのですが今回は、個人が主でNISAで投資デビュー感溢れる人たちが多かったように思えました。いい傾向だと思います =)。

Ustream30分後の状況もさっくり書いてみるテスト。



今月のナビゲーター担当は栗岡さん。

  • ひふみ投信 6.98%、TOPIX 5.27%
    TOPIXを上回った成績を残せた。上昇に寄与したのは2191 テラ等のテーマ性の強い銘柄、6961 エンプラス8876 リロHD
  • 6月強過ぎね?
    その前に下がり過ぎていたのが6月に取り戻してきているという状況では無いか。米国の株式市場が回復傾向にあるこも寄与しているのではないか。
  • アベノミクスの三本目の矢、やっぱりしょぼくね?
    想定通り。安倍さんは安全保障の方にご執心であって成長戦略にはあまり興味がない事が共有されていたので失望もなかった。三本目の矢と言うよりは「100本の針」というのが現実的ではないか。ミクロの積み上げがいずれ大きな流れになる。
  • マイルドヤンキーが支える地方経済
    地方で多角化している「ヤンキーの虎」が残存者利益を得る状況。縮小するマーケットの中で彼らが活躍する場が多くなるのではないか。日本瓦斯の他に7599 ガリバー7593 VTHD2782 セリア等、その手のストーリーがある。
  • 人手不足について
    始まったばかり。アベノミクスではなく構造的な問題。
  • 直近の大きなリスク要因について
    株式でインパクトがあるのは米国の金利上昇が大きい。長期金利が上昇する過程で大きく株価を下げることになるだろう。マーケット参加者はまだ懐疑的になので短期的には起こらないだろう。来年春~夏あたりに起こる可能性。
  • 非正規雇用→正規雇用へのインパクト
    丸井の社長の話。非正規雇用から正規雇用になる過程で、今まで貧困にあえいでいた層の需要が増えてきている。生活を向上させようとする意識が高くなっているのではないか。セリアの6月月次が端的に示している。経済にとっては良い傾向にある。
  • 海外株への投資について
    2000~3000億程度の規模になったら考える。2020年、オリンピックの年あたりが需要のピークを迎えることになると考えている。となると2019年あたりが日本株式のピークを迎え、2020年にピークアウトになるかもしれない。そのタイミングで海外株の組入れを検討したい。

    ひふみ投信は海外株への投資も出来ることにはなっていますが今の所、日本株のみです。
  • 今回の一時売却に売買ルールはあるのか?
    場合による。短期的に上がった場合、3割程売って様子を見ることはよくやる。逆に短期的に下がった場合でも3割程買い増すこともある。持ったままの方が良いケースもあるが、短期的な上昇に対しては売却を行った方が確率的にファンドのパフォーマンスを滑らかにする効果がある。

    複利効果を効かせるためにも運用を滑らかにする操作は重要だと思います。勝てる時にがっつり勝つ方針のファンドもありますけど、ひふみ投信は長期で資産を増やす方針ですのでこのような操作を行っているのでしょう。
  • 集団的自衛権どうよ?
    現段階では許容範囲なのだろう。この先、もう一歩踏み込むことになると状況が悪くなるかもしれない。消費増税10%の事もあるのでもう一回、経済対策に戻ってくるかもしれない。逆に10%が決まらなければ政権不安の要因になるかも。年内は強気。10%の達成感で再度安全保障に手を出すとなると調整が来るかもしれない。
  • 日銀の金融緩和どうよ?
    伝家の宝刀を使わなかったことは結果的に良かったかもね。
  • 売却の判断について
    個々の銘柄で判断。今の所、組み入れたい銘柄が尽きていないので天井感は出ていないのではないかと考えている。

    買いたい銘柄が出てくる

    資金を作るために売却する銘柄を探す

    評価された銘柄から売却

    結果的にこの方法が確率的に上手く行っている。
  • 法人税減税どうよ?
    黒字企業にメリット有。そこそこのインパクトじゃね。
  • 株主総会には出席してるの?
    出席できない。ひふみ投信に限らず他の投資信託も同様で出席する事はできない。一般的な投資信託では、株券は信託銀行に預託する形を取っている。なので議決権行使の権利は信託銀行が持っており、運用会社には行使する権利は無い。議決の判断は、運用会社が信託銀行に指示する形を取っている。
    議決権行使に当たって、最近金融庁が「スチュワードシップ・コード」を強めていて、面白い事になっている。別途記載。

片山シニアアナリストの挨拶



6月末で退職、今後は顧問としてレオスと関わっていくとのこと。上記のページの通り、今後はベンチャー支援のビジネスを展開したいとのこと。

話した感じだと今準備の真っ最中らしく「面倒臭い処理ばっかり」とのこと。まあそうだろうね =)。顧問としてはマーケット情報の支援、若手育成支援あたり。本人曰く「顧問の条件としてひふみアカデミーに毎月参加するってのがあるんだよね」と言ってたんで世間話がしたいならひふみアカデミーへの参加がオヌヌメ。

ソシャゲやらネトゲー等、どうでもいい世間話をしていたら、なんかこう、熱量の高い人たちが入れ代わり立ち代わりご挨拶に来ていて自分の居場所に困ってしまいました =)。でもまあ、この時間が一番重要なので是非頑張っていただきたく。

ボキュも頑張るよ!

後、ふっしーが「匿名掲示板で喧嘩別れ説が出てたけど、そゆことじゃないから」と否定してた。


組入れ銘柄


  • 8174 日本瓦斯の組入れについて
    日本瓦斯はLPGで圧倒的なシェアを持っている。営業が強い。2007年あがりからガスの自由化が始まっている。今後、自由化によって競争が起こるだろう。その流れで、他の商材(電力、ガス、水、携帯電話etc.)が一本化(バンドル化)されるようになるだろう。そうなると営業の強い日本瓦斯が飛び抜けるのではないかと考えている。

    KDDIに近いんだろか。ケータイ以外にもケーブルテレビやWiMAX等、イイ商材があるのに生殺しだよねw。勿体ない。
  • 4559 ゼリア新薬工業の組入れについて
    二日酔い防止の飲料水であるヘパリーゼの需要を見込んだ。同種のウコン系の飲料水は体に負担があるという不安がある。ディフェンシブ銘柄で景気の影響を受けにくい。が、ヘパリーゼは飲酒に関わるので景気に関係する。最近、景気が良くなってるようで飲酒の機会が増え、それとともヘパリーゼが消費されるのではないかと睨んでいる。

    飲酒体験が最近減っている統計もあるんで、さあそれはどうだろうという気はするね =)
  • 3092 スタートトゥデイの炎上発言の割に、組入れてるのは?
    以前の炎上発言については否定的だが、経営者としては依然として信頼している。
  • 1802 大林組の組入れについて
    出遅れ銘柄として。
  • 2206 江崎グリコの組入れについて
    中~大型株を組入れたかったのが一点。長期的なストーリーとしてはダメ企業が普通の企業になるシナリオを想定している。この手の銘柄の特徴として、利益の殆どをトップブランドに依存している。新製品を開発するも収益性は上がらない。最近、グリコはマーケティングを開学する為に外部から人を多く取り入れている様子。改革の効果に期待してる。

スチュワードシップコードとスマートアクティビスト


スチュワードシップコードは、機関投資家に対しての行動規範です。

要は、機関投資家として投資先の企業価値向上や持続的成長を促す責任を果たしますよ、という誓約書のようなものでしょうか。現在、多くの機関投資家が日本版スチュワードシップコードにサインをしており、無視する事が難しくなってきているとのこと。

持ち合い会社や財閥系の運用会社などでかなりの矛盾を来しているようで、色々困っているっぽい。


スマートアクティビストは、良識的な物言う投資家、とでも訳しましょうか。ググっても直接的な単語が引っかかりませんorz

以前、ソニー株を買い付けたアクティビストのサード・ポイントが話題に挙がりました。彼らは株主提案として音楽部門の切り離しを提案してきました。企業価値を向上させるための、良識的な提案とされましたが結局、否決されました。このような企業価値の向上を主としたアクティビストである、スマートアクティビストが今後増えてくるのではないかと期待されています。

今後、スチュワードシップコードを盾に多くの機関投資家がアクティビストに追従する可能性が出てきています。最近、6113 アマダが積極的な株主還元策を打ち出してきましたが、この流れに先手を打ったのかもしれません。


この流れの背景には、大手金融機関の「甘やかし」が大きいようです。企業価値向上に消極的な機関投資家が今の状況を作ってしまった、と。

今の日本にはおカネが無い

今あるおカネを有効利用しよう

資本主義の徹底

この流れで金融庁とGPIFが積極的になっているんだとか。

短期的にどうにかなる流れではないのですが、長期的には面白い流れになりそうですね。つか俺と一緒にウンコみたいな買収防衛策に反対しようず =)。


業務報告


  • 渡邊さん
    配当落ちの操作とスマートアクティビストについて。配当落ちについてはボキュのページが詳しいんで見てちょ。スマートアクティビストについては興味深いんで別途記載。
  • 蛭田さん
    動画配信ビジネスに注目。動画広告の規模は2013年では130億円程度だが5年後には600億円以上のポテンシャルを持っているとの調査がある。インフラの充実と共にスマホを通じた動画閲覧等、ライフスタイルの変化が著しい。海外へのアピールにも動画配信が使われるだろう。
  • 八尾さん
    企業のIRのスタンスに変化がみられるようになった。アマダ効果が大きいのかもしれない。
    ネットとリアルの融合したビジネスに注目している。例としてUberとアスクル。
    消費増税で6月に入って小売業各社で二極化し始めている。強い所はより強く、弱い所がより弱くなる状況になるのかもしれない。


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ということで今回、久しぶりに参加したのは勿論、俺の6409 キトーの組入れ理由が聞きたかったってのが理由。まあ質疑応答で、間が空いたら質問しようかな、と思ってたら質問が引っ切り無しに続いてそんな隙はなかったんだぜ、というオチに。

皆さん、すごい積極的でしたね。ひふみ投信に興味を持っていただけて何よりです =)。

来月もキトーが上位に組み入れていたならまた参加してみようかしらね。つかキトーまで組み入れられるとますますひふみ投信を買い付ける意義が無くなってくるんだが、まあいいや。

あともう一つ。「買収防衛策を提示している企業には賛成ですか?賛成しない場合、議決権行使するんですか?」ってのが聞きたかったんだが半分、答えは聞けた気はした。


そんなとこですかね。