2015年3月5日木曜日

スチュワードシップ・ファンドが面白くないなう

スパークス・日本株式スチュワードシップ・ファンド - スパークスの投資信託

ようやく月次が公開されたのでざっくりみてみる。1/30時点での純資産9.3億円で銘柄数は16銘柄。あんま資金が集まらなかったのか、それとも結構健闘した方なのかはよく分からない。月次を見るためだけに1マソ突っ込んでみたんだが今の所、211円プラス =)。3月決算銘柄の祭りは近い。ガンガレ。

で、銘柄を見ていかないとね。

6339 新東工業


新東工業は金属の成型加工を行う機械と消耗品を製造している国内トップ企業です。同社の強さはノウハウの詰まった消耗品にあり、複写機メーカーのインク販売のように安定した収益源になっています。一方で、同社のROE(株主資本利益率)は長期的に低水準で推移しており、その一因として多額の現金性資産と持合株式を保有していることが挙げられます。優れたビジネスモデルを構築しているにも関わらず、資本効率の改善に手を打ってこなかった結果、同社の株式時価総額は株主資本簿価の半分以下となっています。当社では、現金性資産の有効活用に加え、資本コストに見合わない持合株式の見直し等の財務戦略がROE改善に必要と考えています。

割と順当な所を攻めてきましたね =)。低ROE、現金・有価証券の保有度高いという製造業で、配当性向は3割程度。

この企業、先日のIRフェスタに出店してまして色々弄ってました =)。



ブログには書いてなかったっけか。

現金については設備投資の兼ね合いもあって大目にもっておきたいという希望があるらしい。リーマンショック時の貸し渋りの影響が強く、銀行への不信感も未だに続いているっぽい。投資有価証券は、関連会社の株券で持合を疑われるんじゃないかと言ってみたんだが歯切れが悪かったですね。低ROEについては認識有。既に機関投資家さめからの会話が始まっているとのこと。そりゃそうだわな。


B/Sの流れは割と悪くないんだよね。「長期投資等」ってのは持合株で変動しているだけだし。まずは持合株の売却はしてほしいね。

中期計画も積極的な数値ではなかったし、製造業にしてはのんびりしている感はある。つか上場している意味もよく分からないし、話し合いとしてはMBOが一番手っ取り早いんじゃないかな =)。

現時点では低PRBのみを評価。


8130 サンゲツ


サンゲツは壁紙、カーテン、床材などを取り扱うインテリア商社です。自社で製品の企画・開発を行い協力工場へ生産を委託するファブレス型のメーカーに近い事業形態と、全国に自社配送センターを有していることなどが強みとなり、壁紙や床材(クッションフロア)などで国内トップシェアを誇っています。強い事業基盤を背景に着実に利益を上げる一方で、投資や株主還元には消極的だったことから内部留保が過剰に積み上がり資本効率が低水準に留まっています。2014年4月に経営トップが交代したことをきっかけに資本効率の改善に着手し始めています。株主還元の拡充に加えて、社内基盤の強化に向けて積極投資をし始めたことから、今後は業績拡大が期待できると判断しています。

ここも資産バリュー投資なら一度は見掛けることになる銘柄ですね。サカキ銘柄の鉄板じゃなかったっけか。鉄板の安定キャッシュカウ銘柄なんだけど、今の株価だと流石に配当利回りが弱いし、PBRは1倍を上回っているんでかつてほどの魅力は少ないかな。

経営トップが変わったというのはちょっと興味深い情報ですね。今度、再評価してみます。


6935 日本デジタル研究所


日本デジタル研究所は会計事務所向けのITシステム開発・販売を主力事業とした企業であり、子会社で航空事業も営んでいます。同社の特徴はコンピューター端末を自社製造していることであり、税理士・会計士に特化した端末を製造することで顧客の支持を得ています。同社は強い事業基盤を有していますが、資本効率が低いことや、株主との対話に消極的であることなどから、株式市場における評価が低く、株価は純資産の半分程度に留まっています。当社ではコーポレートガバナンス・コードの制定など、株主重視を求める声が高まる中で、同社の企業姿勢が変化する可能性がある点に期待しています。

ここも鉄板ですな =)。

ターゲットジャパンファンドやストラテジックキャピタルが絡んでます。彼らのPDFを読むと如何にこの銘柄がアレなのかが分かるはずです。まあ読んでみてw


JDL自体、中小企業向けの会計ソフトを開発販売しているので、マイナンバー関連として一度は祀り上げられるんじゃないかと睨んでます =)。

まあ何かと面白いですよね、ここ。


9729 トーカイ


トーカイは病院向けサービス、介護用品レンタル、および調剤薬局の3事業を主力とするヘルスケア関連企業です。事業によって成長性に違いはあるものの、今後は介護用品レンタルを中心に安定的な売上・利益成長を続けていくものと当社は予想しています。同社は過去、ヘルスケア以外の事業からの撤退に際して多額の損失を計上した経緯もあってか、ヘルスケア関連事業からの安定した利益とキャッシュフローを享受している近年においてもなお、非常に保守的な財務運営を行っています。その姿勢が強固なバランスシートをもたらしたと評価できる一方、現在の株主還元策は同社の実力に比して不十分であり、拡大余地があるのではないかと当社は考えています。

何、俺の銘柄にいちゃもんつけとんねんw。

この銘柄はかなり保守的なのですが同業他社と比べて利益率が高い特徴もあります。なので同業他社と比べると比較的ROEは高めなんですけどね。事業自体、保守的に考えてるらしく地盤の東海地方からナカナカ出店してくれないんですよ。ようやく関東へ足がかりを作った感じなんですけどね。

確かの保守的なのですが経営者の性格でもあるでしょうしその分、利益率は高いんですよ。ということで優待のカレーで許してくれまいか =)


7951 ヤマハ


ヤマハは楽器と音響機器の製造販売を主力事業とする企業です。楽器の総合メーカーとして世界シェア約3割を握るトッププレイヤーです。同社は過去、楽器製造技術を他事業に多角化していましたが、業績低迷が続く中で多角化した事業から撤退し、コア事業である楽器と音響機器に集中する体制へと構造改革を進めてきました。今後は更なる事業発展のため、企業ブランドを高めていく方針を掲げており、多角化によって希薄化してしまったブランドイメージが鮮明化していくことが期待されます。また資本効率の改善についても意識が高まっていることから、株式市場においても楽器の世界トップメーカーに相応しい、高い評価がなされることを当社では期待しております。


またカレーか(優待厨歓喜w。

ここは2ちゃんコピペの出番だろう。

10 名前: ノイズc(アラバマ州) [sage] 投稿日: 2009/09/25(金) 22:32:54.19 ID:6KGIU/m8
ヤマハの歴史
・最初は輸入ピアノの修理→楽器関係作る
・楽器やってた流れで電子楽器も作る→DSPも作る
・DSPを他に利用しようとして→ルータ作る
という流れで、楽器、電子機器、ネットワーク関係の製品を作るようになった。
じゃ、なんで発動機や家具とかも作ってるかというと、
・ピアノの修理で木工のノウハウが溜まる→家具を作る→住宅設備も作る
・戦時中に軍から「家具作ってるんだから木製のプロペラ作れるだろ」といわれて戦闘機のプロペラ作る→ついでにエンジンも作る
・エンジン作ったから→バイクも作る
・エンジン作ったから→船も作る→船体作るのにFRPを作る
・FRPを利用して→ウォータスライダー→ついでにプールも作る
・プールの水濁ったんで→浄水器作る
・失敗作の浄水器で藻が大繁殖→藻の養殖始める→バイオ事業化
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お前は何屋さんなんだと色々感じますわ。まあでもこいう社風だとモノは変わっても時代に合わせて生き残れそうな気はします。と言う事で、流石に規模が大きい企業ですのでアクティビストとしても余程のガチ勢が出てこないと動かないでしょうね。

個人投資家のファンも多そうですし =)。

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纏めると、やはり低ROEを意識して選んでいるようですが、それと同時にどの銘柄も外国人投資家の比率が10%を越えてるんですね。

目の付け所がボキュと同じじゃないですかやだー。


と言う事で見知りな銘柄ばかりなので、こう、もっと見たことのない、魂を揺さぶるような銘柄カモン。少なくとも信託報酬(年間200円程度w)を満足させるような月次を頼むよ。

後、企業と対話したら、その内容も知りたいわ =)。

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