2016年4月9日土曜日

6914 オプテックス - ジェイリバイブ (16.03.04週次)

ジェイリバイブ(SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ) まとめページ

6914 オプテックス


オプテックスは、電子部品を製造している企業です。四季報の同業他社に3076 あいHD6718 アイホン6809 TOA

今週は、センサ技術を核として事業領域を拡大させながら成長を続けている「オプテックス」をご紹介します。同社の原点は1980年に世界で初めて製品化した遠赤外線自動ドアセンサです。それまでゴムマットの足踏み式が主流であった自動ドア業界に初めてセンサ技術を持ち込み、3年後には早くもトップシェアに登り詰めるなど業界を席巻しました。以来、現在の主力製品である防犯用の屋外センサをはじめ、産業機器用センサ、照明コントロールなどに事業領域を広げ、顧客のニーズに合わせた付加価値の高い製品を生み出し続けています。典型的な研究開発型メーカーといえる同社ですが、その競争力の源泉は何といってもセンサに関する多様な技術・ノウハウです。センサは光・温度・圧力など自然界の微小な物理的変化を知覚する必要があるため、ノイズ対策、緻密な光学設計、安全制御といった複数の要素技術に加え、意図した事象のみを検出・精査・解析する“アルゴリズム(問題を解決するための方法や手順)”が欠かせません。同社は30年以上にわたるセンサ技術の蓄積によって、他の追随を許さない技術力を確立してきました。さらに、世界各国のセンサ設置現場からフィードバックされた情報も活用することで、センサの精度も継続的に向上させています。こうした不断の努力によって、同社は家庭・公共施設・オフィス・工場など広範な分野における自動化・高速化、遠隔化、無人化、効率化に多大な貢献をしているといえるでしょう。

近年は同社の技術が活用できる場が更に広がってきています。例えば、移民の増加による不安心理の拡大から、先進国では屋外防犯センサへの注目が高まっています。また、新興国の社会インフラ整備の加速や、テロによる破壊行為の増加によって、各国の重要施設警備需要も高まっており、これも同社の持つ高付加価値技術が活かせる分野といえるでしょう。様々な分野で“安心・安全・快適”を作り出せる存在として、今後も同社の積極展開が続きます。

オプテックスは、電子部品の中でもセンサーを得意としています。

センサーは、温度、湿度、明るさ、気圧、色、臭い等を数値化する部品です。例えばスマホには、明るさを判別して自動的に光度を変化させたり、パネルに触れる部分を察知したり、何に使うんだかさっぱり見当が付かない気圧計等、様々なセンサーで埋め尽くされています。最近流行りの自動運転でも、自動車との間隔を測定するためのセンサーや視点の動きを観測するセンサーなど、ありとあらゆる所で使用されています。

センサーの特徴は、単価が異様に高く、参入障壁が高いことです。

同業他社が少なく、真似されることが難しい部品だからです。勿論、セカンダリーとして広く使われるセンサーもあるのですが、センサーは精度を追求されることが多く、精度を一定に保つには生産能力が高いことが必要とされます。

ブラックボックス化しやすい部品ですので、技術やノウハウを詰め込みやすいという点では日本産業に向いているのかもしれません =)。

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いつものB/Sの確認。GMOクリック証券の財務分析より。


素晴らしいですね。

現金が多く、借入が少ないのは製造業ならではの経営なのでしょう。不況になると需要が大きく落ちるので、その期間をなんとか食いつないでおく現金が必要なのです。不況だからといって安売りすると、景気が戻った時に値上げがしにくい状況になります。特に利益率の高い製品は、例え赤字になっても安売りをするべきではないのです。この辺の息遣いが分かるようになると、赤字でも買える銘柄が見えてきますよ =)。

続いてFCF。


殆どの期間でプラスに推移しています。FCF経営を意識しているのでしょう。

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実はこの記事を読んでいる最中に直近高値をブレイクアウトするタイミングが有り、このタイミングで少し握ってみました。結構、ボラティリティが高い銘柄でして持ち続けるのが難しく、新高値更新が途切れたあたりで放流してしまいました。

16.04.05に産業用LED装置を製造している6669 CCSにTOBし、連結子会社にするニュースがでています。TOB発表の翌日の株価は+5.92%となり市場からは好感されたようです。


5/26の伊勢志摩サミットへの対応もあって、セキュリティ関連銘柄として注目されるのではないか、とみていますがどうなることやら。

  • http://apl.morningstar.co.jp/webasp/pdf/weekly/2006073104_W_20160304.pdf

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