4290 プレステージ・インターナショナル (PI)
プレステージ(PI)は、コールセンターのアウトソーシングを請け負っている企業です。四季報の同業他社に4708 もしもしホットライン、9715 トランス・コスモス。
今週は、企業の業務の一部を代行するBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)事業を多角的に展開する「プレステージ・インターナショナル」をご紹介します。同社が強みを持つ領域の1つとして、損害保険会社や自動車ディーラーから業務委託を受けて、事故や故障等に遭ったドライバーからの連絡に緊急対応するロードアシスト業務が挙げられます。自社スタッフによる24時間受付の電話対応はもちろん、現場でのレッカー移動や修理は全国の提携会社を活用することに加え、自社の車両・スタッフによっても対応することで、顧客満足度の高いサービスを提供しています。その他の領域としては、不動産管理会社から委託を受けて、住宅の水漏れや鍵開けなどの緊急対応を手掛けたり、駐車場運営会社から委託を受けて、時間貸し駐車場でのトラブル対応を手掛けたりもしています。また、早くから多言語対応も進めており、海外旅行保険に付帯する現地での緊急対応サービスや、海外進出企業向けに駐在員の医療費・保険請求に関連する諸手続きを代行するサービスを提供するなど、専門性の高い業務を手掛けています。
専門性の高い同社の業務を支えているのは、豊富な経験を積んだ人材です。同社は人材の定着率が高い地域に着目し、2003年に秋田BPOキャンパスという大型拠点を開設しており、現在は1,500席で応答業務をこなしています。さらに同様の拠点として、2013年には山形BPOガーデン(500席)、2015年には富山BPOタウン(1,000席)を開設しており、旺盛な需要に応える体制を着々と整えています。加えて、電話対応に頼らない仕組みの構築にも余念がなく、ドライバーがスマートフォンの操作で緊急対応を要請すると、スマートフォンの位置情報から事故現場等を割り出し、スタッフの出動手配を行うサービスも展開しています。同社は「消費者の不便さ、困ったことに耳を傾け、解決に導く」という創業当初からの理念を実現すべく、さらなる業容の拡大を目指しています。
15.08.25に取り上げています。
世の中の流れからも今後もアウトソーシング化による効率化は進んでいくと思われます。特に主要顧客の損保系は規模縮小は免れられないでしょうしね。
上記の決算説明会さんの指摘にある通り、人手不足は地方まで波及しているようなのでこの点は注視しておく必要はあるでしょう。人件費抑制はこの業種のキモですしね。取り敢えず決算を見て判断するのがいいんじゃないかな。
- http://apl.morningstar.co.jp/webasp/pdf/weekly/2006073104_W_20160318.pdf
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