7618 PC DEPOT
今週ご紹介する「ピーシーデポコーポレーション」は、物販中心の大手家電量販店とは一線を画し、サービス主体の専門店を チェーン展開しています。1994年の設立当初は、同社もパソコン関連商品の物販を展開していましたが、大手量販店が価格 攻勢を仕掛けてくる中で次第に劣勢を強いられるようになりました。そこで同社は、大胆に戦略を転換して物販で売上高拡大 を追求することを止め、大手が手掛けていない“技術サービス”に特化するという独自路線を歩み始めました。全店にパソコン クリニックを設置し、他店で購入した保証切れのパソコンやスマートフォン・タブレットPCなども含めて、故障時の修理はもちろ ん、新しいパソコンへのデータ移行、バックアップ、ウィルス対策、周辺機器の増設、通信回線の設定など、総合的なサポート サービスを提供するようになりました。現在では500人以上の専門スタッフを配置して、年間50万件以上の診断・修理をこなす までに至っており、家電量販業界内でも異色の企業として存在感を高めています。近年では電子機器の複雑な操作方法や難 解な料金プランに頭を悩ませる利用者は多く、特に高齢者にとって深刻な問題になっています。その中で同社、こうした利用 者のいわば“駆け込み寺”になっています。
時代の追い風も受けながら、さらに同社はサービスを基軸とした展開を強化しています。今後は「IoT(インターネット・オブ・シ ングス)」、即ち、情報・通信機器以外にもあらゆるモノがインターネットに繋がる時代になると言われており、家庭内の通信網 はますます複雑化してくるでしょう。それを見据えた新たなサービス・新業態開発に力を入れているほか、都心への出店を強化することで、利用者の更なる裾野拡大も図っています。こうした取り組みを通じて、同社は今後も着実な成長持続を目指してい ます。
前回の内容と大して変化がないので詳細については上記のブログを確認してみてください。
順調に業態変更が進んでいるようで何よりです。今後も売上は減少していくかと思うのですが、サービス業に移行していることにより、安定した売上と高い利益率は期待できるでしょう。
PCデポの新店舗であるピーシーデポスマートライフが青山一号店に続き、麻布十番二号店を出店したようです。今までのPCデポはロードサイドの地方展開だったのですが、サービスに切り替えてからは都市部へのサービス展開を模索しているように感じています。上手く行って欲しいですね =)。
上記の説明文である「IoT」対応は過大に期待しないほうがいいでしょう。PCデポのIoT対応というのは、Apple TVやApple Watch、MVNOの販売がメインでして、それをIoT対応とするならほとんどの家電量販店はIoT対応してますよね。
多分、投資家へのリップサービスなんだと思います =)。
- http://apl.morningstar.co.jp/webasp/pdf/weekly/2006073104_W_20160401.pdf
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