2014年8月31日日曜日

3294 イーグランド - 日経IRフェア2014

3294 イーグランドは、競売物件をリフォームして販売する不動産会社です。'13/12に上場しています。


以下は説明会の箇条書き。

  • 同業他社は?
    8940 インテリックス3230 スター・マイカあたりを同業他社と考えている。

    スターマイカはちょっと違うんじゃまいか、とは思ったが経営者が言ってるんだからそうなんだろう、お前ん(ry
  • 競売物件の特徴は「安価」
    概ね市場の半額程度で物件が買える。競売物件故に前もって中を見れないことや瑕疵物件である場合もあるが、それでも価格は魅力がある。
  • 物件の平均価格帯は1900万円
    今日の住宅ローンの低金利で中古物件の魅力が増している。この価格帯が最も購入層が厚い故に競争も激化している。駅から少し距離があるなどのワケ有物件でそこそこ良い価格で購入していきたいと考えている。
  • 半年で売り切りが基本
    不良在庫を持たない経営を目指している。適正な在庫回転率の維持に努めている。
  • 自己資本比率36%の理由
    資産の多くは仕掛在庫、つまり販売用不動産になる。これらの資産の価値が1割毀損することは滅多にない。故に資金の多くを物件に回せるのでこの程度の自己資本比率で十分だと考えている。

    リーマンショックを思い出すとその発想はどうかとは思ったが、リーマンショックを抜けて上場してきたんだからある程度の自信はあるのでしょう。
  • 競売物件のパイは十分にある
    競売物件は年間4万件あると言われているが、当社ではそのうちの300~400件扱ってるだけ。まだまだ入り込む余地はある。同業他社のインテリックスはマンションのみ。当社は戸建て物件も手掛けている。
  • 中古住宅の環境は良くなる
    日本人は新築嗜好が強い。他国と比べて中古物件の流通が少ない。'11/03に改定された「住生活基本計画」で中古物件の取り扱いがしやすくなった。現状14%の流通比率を25%まで引き上げるという政府の方針があるので後押しが期待できる。米国の流通比率は77.6%

    外国とは住環境が違うからねえ。自然環境が厳しい故に劣化も厳しいってのもあるのでしょう。米国とか住宅全体が資産形成として活用されているから比較するのはどうかと。
  • 配当性向10%の理由
    増収増益を積み上げるために資金が必要。いくらでもやる事が山積している状況なので出来るだけ資金を厚めに持っておきたい。成長性が落ちてきたと考えた時点で配当性向を上げていきたい。
  • 当面の株主還元
    株主優待を開始した。年2回のQUOカード1000円分。14.10.01に株式4分割も行う。

  • 消費増税の影響は?
    影響有。やはり大きな買い物なので慎重になっているのではないか。概ね想定通り。7月あたりからやや売上が持ち直している。
  • 大工不足の影響は?
    工賃が概ね1割増になって経費増になっている。不足と言う点ではそれ程影響を感じていない。

    スター・マイカが大工不足で売上を下方修正しているんだよね。この辺の話は多くの不動産事業に影響があるのではないかと考えているので聞くことにしてるのよ。
  • 金利上昇の影響は?
    影響有。東京五輪までは大きく変動はしないのではないか。

    政府の方針であるインフレが上手く行けば当然、金利上昇に繋がる訳で、金利が上がれば購入層がグッと減ると考えてまする。この辺の対策をどう考えてるのかって答えはあるんだろうか =)

今回、日経IRフェアに参加すると言う事で話を聞きに行きました。珍しい事に企業説明会のみの参加で企業ブースがありませんでした。仕方がないので説明会後に色々聞こうと思っていたんですが時間が無いとのことで早々に引き揚げてしまいました。今度はブース位作ってくださいな。

久しぶりに古い感じのイケイケ社長をみました。何かと株価が低い事を明言していて、珍しいパターンだなと。リーマンショック前にはああいうタイプは多かったよね、と色々思い出しました =)。

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