生産性が低いのと怠けてるのは違うと思われw
生産性が高かった電子機器が軒並み全滅ってのが痛いよなあ。生産装置を海外に持っていけばそりゃ生産性は下がるに決まってる。本来はこの流れを弱める程度の政策は打つべきだったのにね。海外に資本を投下した企業が勝ち、結果として国内の生産性を落とすことに。
今のやり方では生産性を伸ばすことは出来ないことが分かっていても抜け出すことが出来ない。抜け出すためのエナジーは残っていない老兵だらけ。訓練が行き届いていない新兵は戦地に付く前にどっかへ行ってしまう。
明らかに俺より賃金の高い爺さんが食堂で日向ぼっこしてるのみて、そう思うわけでございますよ。ああ、僕らの戦地は食堂が多かったですよ、会議室が空かないのでw。
人手不足なのに賃金が上がらない、という話(その2)
今日の雑談 (4/23)でのネタなんだが、三菱UFJの5/1のレポート「日本では「人手不足」でも企業が賃金を抑制する理由」を読んでたら、当たらずとも遠からず、ボキュが主張していることと同じことを言ってた。違いはグラフや統計から説明していて納得度が高いくらい。
- そもそも大企業は人手不足にはなっていない
正社員の求人は左程、増えていない。 - 人手不足になっているのはパート・アルバイト
人手不足に伴って人件費高騰につながっている。原因の一つに「130万円の壁」があり、賃金が上がれば上がるほど1人あたりの労働時間が短くなってしまうので、必要な労働時間を確保するために人を雇わざるをえない、という話。先日、この130万円の壁が150万円の壁に拡張されましたが、それと同時にパート・アルバイトの社会保険加入が義務付けられました。壁よりも社会保険加入の方が事業者としては嫌でしょうね。 - 年功序列の制度疲労
生産性の高い20~30代の賃金を低く抑え、生産性が低くなる40~50代の賃金の上昇によって生産性に似合う賃金が支払えていない、という話。生産性に伴った賃金改革とかサラリーマン経営者に出来るわけもなく、制度を何とか維持しようと日々チャレンジしているわけですな =)。正直、年功序列の制度を維持するには移民に頼るしか無いとは思いますが、移民にも嫌がらせをするでしょうから今のままのほうが嫌な民族性を見なくて済みそうです。
労働分配率が低く抑えられてしまってるのも、年功序列で過剰に賃金をもらってる世代が重しになってる、という話は納得。生産性に対して割高なんですな。 - 増加し続ける社会保険料
個人もそうですし会社側も負担増に苦しんでます。今後、社会保障費が少なくなることは考えにくいので、負担も増えていくでしょう。美しい民主主義に支えられていますので、ここを改革することは難しいでしょうね。これも正社員の賃金上昇の抑制になります。パート・アルバイトの需要は増えていく一方で、今回の社会保険加入義務付けはえげつない。
結論としては、賃金抑制は続き消費下押しが続くかもねってことでした。
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