4420 イーソル
イーソル [4420] 18.10マザーズ上場。今回、初のツイート。組み込み機器に特化したOSの開発販売が主力。日本ではほぼ唯一の組み込み用OS(web検索に基づくと外販されているものとしてはと限定した方が適切かと私は判断している)で、省電力、高速化に特徴があり、広く採用されていることからして、— 決算説明会 (@gantky1) 2019年9月1日
海外メーカー比でも遜色ないとの当社認識。また、そのOSは日本(語)でのサポートはされず、相対的優位性があると。なお、無償OSではLinuxがあるが、(ベンダーの提供でないと)動作保証はされない。売上高構成比は、組込ソフトウェア90%、指定伝票発行用車載プリンタ等のレガシー的事業であるセンシング— 決算説明会 (@gantky1) 2019年9月1日
ソリューション事業10%。後者は収支トントンで、実質、組込ソフト(OS)事業の会社と見なせよう。前者の内訳は、荒利60~70%の組込ソフトウェア製品(OSを指す)の売上高構成比率が20%、人月ベースの単価で荒利20~30%のエンジニアリングサービスのそれが80%。高付加価値のOSの売上高構成比を (続く)— 決算説明会 (@gantky1) 2019年9月1日
イーソル(承前)上げることが課題だが、その売上増に比例してサポートであるエンジニアサービスも増えるので難しいようだ。従って、高技術力を誇る割には、営業利益率は18/12期実績で8.0%と高くはない。同じ組込ソフトウエアの用語を使うので混乱するが、他の組込ソフトメーカーは、OSの上で動くアプリ— 決算説明会 (@gantky1) 2019年9月1日
ケーションソフトの開発であり、参入障壁の低い分野。当社は、顧客の要望でそれを手掛けることもあるが、技術的難易度から参入障壁の高い、ハードウエアを直接制御するディバイスドライバー、ネットワーク等の通信プログラムを含むRTOS(Real Time Operating System)やクリティカル・アプリケーション— 決算説明会 (@gantky1) 2019年9月1日
が主体。今後の展開の目玉は、資料P13にある車載ソフトウェアの標準化をおこなうAUTOSARのプレミアムパートナーで仕様制定に主体的に関与でき、これをカスタマイズしp23~24の如く、自動運転等のインテリジェント・システムのプラットフォームの提供を図っている点。資料は、https://t.co/ijHo3SeSp1— 決算説明会 (@gantky1) 2019年9月1日
組み込みOSでは老舗企業になりますかね。
「組み込みOS(RTOS)」は、機器を制御するための基本ソフトウェアです。機器は、例えば電子ジャーやデジカメのような家電やガラケーなどをイメージしていただければ分かりやすいでしょう。事例をみてたらNintendo Switchのコントローラー(Joy-Con)にイーソルのOSが搭載されてるのを見つけました。こんな使われ方をします。
組み込みOSは、同じくOSであるWindowsやMacOSとは異なりリアルタイム性を重視した設計になっています。フツーのPCで使われているOSは、スピード性を重視しており制御時間は保証しません。組み込みOSは、数ms単位でモーターやセンサーを制御する機器用に特化しており、PCで使われているOSとは異なる用途で活用されています。
家電が強かった頃は、組み込みOS業者が多くいたのですが、組み込みLinuxやスマホの台頭ですっかり影を潜めることになっています。ここでiTronの話をし始めると話が長くなるので止めときますか =)。
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今期は、AUTOSARやNEDOの自動運転プロジェクト等への研究開発を強めるため、利益は控えめ。
AUTOSARは、自動車向けソフトウェアの日の丸連合のようなものっぽいです。自動車メーカーが各々に自動運転などの制御ソフトウェアを開発するよりも、各社が知財を持ち寄ってパッケージとしてライセンス提供することを目的としているようです。仮に多くの企業から採用されるようになれば、組み込みOSとしてかなりのポテンシャルがある、かもしれません(まあでもオンリーワンってことでもないみたいやね)。
組み込みOSは、ライセンスフリーで公開されているのが多くなりました。そんな中、企業と開発を密着した展開を強められるかがキモになってくるのではないでしょうか。良くも悪くも日本企業の自動車産業や家電機器の販売動向に依存しそうです。
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実は、19/03に行われた「春のIR祭り2019」で長谷川社長と直接話す機会がありました。将来性が暗いのではないかという質問に対し、積極的に反論してくるあたり技術畑に近い経営者のカヲリがしました。なんでそいう話になったのか記憶にないのですが、創業者から長谷川社長に代替わりした時に社内を立ち直したと同時に上場を決めた話が印象に残っています。
成長意欲は高いのですが、いい意味での身の程をわきまえた成長速度を意識しているように感じました。
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