2017年10月1日日曜日

【株主総会メモ】 2428 ウェルネット (17.09.27 午後2時開催)

株主総会メモまとめ





ウェルネット[2428]の株主総会に参加してきました。今回で多分6回目の参加になるはずなんだけど記憶が薄いんだよね。記録では2014年、2015年、2016年はあって、2014年以前の土日開催で2回か1回は参加していたはず。一高たかはし時代の親子上場時からずっとヲチしています =)。


去年の模様は結局書いてなかったか。実は今年も特に書く予定がなかったんだがリクエストがあったので優先的に書いてる。

目的は、まずは今期業績予想が白紙状態なのは如何なものか、という確認でした。そもそも本業であるネット収納事業は安定事業でして、この事業があるのにもかかわらず売上の業績予想ができないということは本業も陰りを見せているのではないか、と。実際、前期実績では減収で着地しています。成長性云々より本業が陰りだすとなると見方を変える必要があり気にしています。

場所は、東京国際フォーラム。交通の便はいいです。近場にビックカメラもあり総会後の株主優待消費社会見学にも最適です。

参加者は200名規模の会場で150人程度でした。随分、参加者が増えましたね。実は午後1時から会社説明会が用意されてまして、1時時点では80名程度と去年と比べてやや少ないなというイメージだったのですが、途中からワンサカ入ってきて午後2時の開会時には隣の席も埋まるくらい盛況でした。

やっぱりですね、招集通知にだけ会社説明会の話を記載するのではなく別紙にて会社説明会を開催することを通知した方がいいと思うんですよ。正直、招集通知をくまなく読んでいる個人投資家は少ないと思いますよ。

質疑応答、会社説明会は以下のとおり。

  • 収納ビジネスに陰りが見えてるのでは?
    マーケット自体は5%強の成長を見せているので環境が悪くなっているわけではない。減収分はヤフオクなどに依る増加で補う形になっている。
    減収は、主要顧客であるコンビニの収斂が原因。初期に立ち上げたローソンと他のコンビニとで契約条件が異なっていたのだが、契約変更等によりロッピーが活用されることが多くなりその分が影響している。電子マネーは、サークルKとファミマの合併による影響があった。
    売上総利益は変わっていない。

    コンビニの寡占化から起因しているようだ。前期中に契約変更があり、その影響があったってのが今の現状っぽい。今後のイメージとして1Q~4Qの間でガクッと減った期間があってその前後で契約が変わったと見て欲しい、とのこと。コンビニの出店数にも影響があるのだろう。
    印象としては企業努力で何とかなりそうな感じではないが、マーケット自体は成長を続けているのが救いだろう。

  • 今の「バスもり!」の規模どれくらい?
    バス産業の7200億円の中で1%もない。スマホチケットで300~400件程度。バス路線を増やしている段階で上昇基調にある。今後、必ず受け入れられるとみている。
  • 「バスもり!」使いにくい、使ったことあんの?
    改善中。常時変更している段階。実際に使っているが確かに使いにくい面がある。
  • 「バスもり!」「支払秘書」とかネーミングセンス悪くね?
    社内で決めた。

  • 「支払秘書」のユーザーメリットどうよ?クレカ払いの方がメリットなくね?
    今回、公共料金の支払い方法として関西電力と協業している。公共料金の支払方法は「銀行支払」「クレカ」「紙」の3つあるが、支払秘書は「紙」で支払っている人をターゲットにしている。「銀行支払」「クレカ」で支払っている人のデメリットは支払日が固定されていることで、その日に合わせておカネを用意するのが面倒であるという不満があって「紙」で支払っているユーザーが一定数いる。「支払秘書」は、「紙」の代わりとしていつ支払っても大丈夫な仕組み。
    TODO機能も搭載しており支払い忘れを防止。未来の支払をコントロールできるメリットがある。
  • 「支払秘書」の規模どれくらい?
    ダウンロード2000件。その内、1割が収納で使っているようだ。8月に始まったプロジェクトで公開してから間がない。これからプロモを打っていく。
  • 「支払秘書」の必要性を感じないんじゃが?
    現在は関西電力のみ。今後、「支払秘書」の利用が広がればメリットが増えてくる。プロモを頑張るが、やってみないとわからない。
  • 「支払秘書」の月次開示はよう
    機関投資家によく言われる。売上が安定したあたりで開示を検討している。
  • 仮想通貨への対応どうよ?
    ビットコインで絞るとbitFlyer社と収納契約は結んでいる。ゆくゆくのビジネスとしては興味深い分野だとは考えている。

    支払秘書との相性が良さそうだったので探ってみたが、特に計画があるわけではナサゲ。だが全く考えていないわけでもなく所々、含みがある感じは見受けられた。まずは支払秘書の成功からだよね。

  • 今回の経営陣の大変更でどうなるの?
    委員会設置会社に移行する予定。今までの役員は執行役員になり、取締役会に残るのは宮澤さんのみ。
    リスクを多く取ることより経営の透明性を強め、執行を強めるために委員会設置会社に切り替えたい。経営コスト(役員報酬)も減少している。
  • 監査役まで社外なのか?
    社外取締役だった方に社外監査役になってもらう予定。社外であることでコーポレート・ガバナンスが強まると考えている。
  • 勤続年数が短いんじゃが?
    新入社員を多く取った影響で短くなっている。若い人が多い。福利厚生には力を入れている。働き方改革という話もあるが、ウチは残業には目を光らせており長く残業していないか必ず確認をしている。
  • 社外取締役候補の安藤さんの繋がりは?お友達?
    安藤さんの務めていた日本開発銀行は、一時期、筆頭株主で監査をしてもらっていた関係があって推薦した。日本開発銀行は、電気・ガス業に繋がりが強く、今後の展開に役立つとみている。キャリアは申し分ない。我々の事業に興味を持ってもらっている。
  • 8号議案である「譲渡制限付株式」どうよ?
    実は反応が悪かった。機関投資家を含め説明が足りなかったと反省している。
    「譲渡制限付株式」は新しい取り組みで株主メリットは高いとみている。報酬を決め、その中の一部を株券(市場価格)で支払う仕組み。以前、1円ストックオプションを採用し退職金代わりに使っていたが、価格設定で結構なコストが掛かっていた。今回の「譲渡制限付株式」では価格は市場価格なので、このコストが掛からず安価で配布できる仕組み。

    ストックオプションにもコストが掛かっていたというのはちょっとした驚きだったが言われてみればその通り。証券会社の稼ぎに繋がっていたのかもしれないが株主からしたら面白くない。この取り組みは面白いので他にもSOをやってる企業に推薦してみたい。
    機関投資家に嫌われたってことは結構議案に反対されたんだね。
  • 今期は非開示として来期の業績はどうよ?
    来期は未定。今期はマーケットを混乱させないため業績予想を非開示にした。新規事業はどうなるか分からない。
  • プロモの仕方どうよ?
    広告代理店と検討中。学生マーケットに注力し、学食トレー広告とか文化祭とかダンス部を使った演出など色々検討している。関西電力では紙の支払表にQRコードを添付し「支払秘書」のダウンロードを促している。ラジオ広告はバス事業者にウケがいい。

会社説明会の話を私の見解付きで説明してみる。あくまで会社ではなく私の意見であることを加味されたい。

  • 成熟期に入った収納ビジネス
    現状ではまだまだ伸びしろがあるビジネスではあろうと思ってる。ただ以前ほどの急成長ではなく、キャズム理論からするとレイトマジョリティのフェーズに入ったんだろう。ウェルネットはセブン以外のコンビニ収納に強く、他社への置き換えは起こらないとは思ってるがコンビニ自体の成長が成熟期に入っている以上、それに付き合わざるをえない状況かもしれない。
    株主総会で収納ビジネスに関わる質問が私しかいなかったのは意外だった。この企業の根幹であり、ここが悪くなると先々厳しいのが予想されるのにね。状況は良くはないが、取り敢えず急速に悪化することもなさそうというのが私の見解。
  • システム増強によるコスト増
    以前、大規模なシステム障害を起こしているがどことも契約は切れなかったことは自負してた。瞬発的なトラフィック増に耐えられるだけのシステム増強が必要との認識。パブリッククラウドを使うわけにはいかんだろうからクローズドなクラウドで構築することになるのだろう。以前から札幌本社の地下だけでは障害に弱いんじゃまいかって株主質問してたのにようやくかいって感じでございますよ。
  • 「バスもり!」の成長性
    スタートラインには立ったって状況かな。
    「定期券」になる仕組みが搭載されたのはいいかもしれない。ようやく実用性が出てきた。「電子もぎり」「オンライン学割」など実用性に近いサービスが加わっていく過程で利用者が増えてくれればいいんだが、どうも評判は今ひとつ。もっとガンガレ。
  • 「支払秘書」の成長性
    未知数ながら可能性は地味に感じる。キーワードは「協業」。
    • 加入事業者のメリット
      最初に関西電力と組んだのが象徴的。「紙」による支払は手間がかかり、「銀行支払」は支払回収で手間が掛かり、「クレカ」だとコストが高い。「支払秘書」なら銀行支払のコストよりは高いがクラカよりは安く、支払遅延が起こりにくくするための機能(TODO)が備わっている。秘書たる所以だろう。
      もう一点「支払秘書」のリベートが興味深い。「支払秘書」を使う度に加盟事業者に一定のキックバックが入る仕組みらしい。つまり関西電力経由でインストールされた「支払秘書」では、決済が行われる度に関西電力が儲かることになる。初期にユーザー数を確保したところが儲かる仕組みなわけで、これは早い者勝ちになる。この仕組みに気がついたところから採用が始まるわけ。これAdSenseに近いな、と思った次第。
    • 利用者のメリット
      支払忘れが防止できるメリットは大きい。定期的に支払う料金をコントロールしてくれるソフトというのはメリットがあるだろう。悪気のない「うっかり」で信用を落とすこともなくなるはずだ。
      今後、マネーフォワードのようなソフトと連携するともっと利用頻度が増えるかもしれない。聞くの忘れたw
    • ウェルネットのメリット
      公共料金は月に1回支払う必要がある、利用頻度の多い支払いになる。
      ウェルネットのビジネスは多くの人が彼らの仕組みを使って支払い回数を増やすことで儲かる仕組みである以上、公共料金は真っ先に攻めたいところなのだろう。電力自由化もあって、電気・ガス業の人達もサブビジネスが欲しいはず。だからこそ関西電力と協業が可能になったのだろう、と思ってる。
      今後の成長性としては、「支払秘書」での支払先を増やすことだろう。これは営業のチカラが必要となるのだが、どうもウェルネットは営業が弱い気がするのがアレだ。

13:00会社説明会 → 14:00開会 → 14:40質疑応答 → 15:30閉会、オミヤなし。

総じて大丈夫なのか気になる点は多かったですし、株主総会への参加者の多さもそいうことなんだろうなと思った次第。

今の株主の利点としては、配当利回りの高さでしょうか。9/29現在、予想配当利回りは4.19%と他社と比べてかなり高めです。しかも今回の5カ年中計(現在2年目)が終わるまでは1株あたり年間50円配当を続けるとコミットしてますので、業績によって無配・減配の心配はない、ことになっています。

GMOペパボ[3633]のように無配にするとかないだけマシとも。アレは腹が立ちましたからね実際。キャッシュカウの状態でインカムゲインを目的として保有してた銘柄がいきなり成長性を謳いだして無配にしまーすとかあり得ないでしょ。相変わらず親会社が6割以上握ってる状況だし、熊谷さん(GMO総帥)の方針に従わざるをえないとかそれどうよ。配当原資は借金で補いなさいってこった。プンプン。

当面は「支払秘書」の動向次第ですかね。参加企業が増え、月次が公開されたあたりが一つのポイントになるんじゃないかな。それまでは見所が少ないというか、決算の度にお腹が痛くなる展開がみえます =)。

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