株主総会なう pic.twitter.com/QeUL9I1gQ3— Mc.N@お手伝い的な何か (@SyncHack) 2017年10月26日
はてな[3930]の株主総会に参加してきました。今回が初めてです。実は昨年の株主総会に参加する予定だったんですが体調不良で行けずじまいした。
目的は、今後のはてなブックマークとはてなブログの進展と今後の成長性をどこに持っていくかを知りたかったというのと、単純に近藤さんの顔が見たかったというミーハーな理由だったりします。なんだかんだ、はてなのサービスはずっと使っていましたからね。ちょっとしたファンでもあるわけです。
場所は、アイビーホール。元々結婚式場なのですが最近、シブヤ系企業の株主総会会場として使われることが多くなりました。株主総会の時間帯は午前中が殆ですから、会場としては結構暇してるからちょうどいいのかもしれません。ここ、新婦さん専用エレベーターとかあるんですよ。ちょっと乗ってみたいw
参加者は、100名規模の会場で15人。女性皆無。個人投資家と思わしき人達が10人程度と多く占めてました。背広組は少なかったのですが、参加者より係の人の方が多いというのもアレだなと。初心者向けの株主総会ではないですね。
質疑応答についてはスズキオンラインさんの方が詳しいのでそちらからどうぞ。
10時開会 → 10:30質疑応答 → 11:00閉会、オミヤ、会社説明会なし。
ざっくり感想を。
- 近藤さんの保有株式、どうなんの?
- はてなの創業者で上場時に株式の6割を保有している人なんだけど、今回を機に経営から更に距離を置くIRが出ました。今までは会長職で新規事業を担当していたんだけど、今後は自分が立ち上げた事業に専念する方向で、非常勤取締役扱いになるそうな。
- 質問は近藤さんが保有している5割ちょいの株式をどうするのかって問題に集中したのですが、会社としても近藤さん自体としてもしっかりした回答は得られず。
- このところ、毎月のように保有株を売却してまして、明らかに上場に興味が薄れた感が否めないところでしょうか。
- 既存事業だけでホントに20%売上成長が可能と?
いやいやいや。IT事業の廃れ方って半端ない速度できますからね。既存事業の成長性に頼ってると不味いと私は思ってるんですよ。特にGoogleに嫌われると一気に収益が落ちるビジネスですからね。
BtoCで新規事業が立ち上げられないものなのか?そもそも今まで成長してきたのはBtoCで成功したサービスが軸なのに今更、法人向けとか違う気がするんですよね。 - ビジネススタイルが労働集約型に変わろうとしてないか?
法人向けサービスに注力し始めてるあたりで気になっていたんよ。BtoCならサービスを立ち上げてからは大して人件費・開発費が少なくて済む。逆にBtoBの法人向けサービスの場合、ぶっちゃけソフトウェア下請けになる。顧客に対して個別対応が必要になり、ここに費やす人件費が結構高くなる。BtoBだと1つの契約が大きくなるので、不採算事業が生まれやすくなるというのもある。
私はBtoCで頑張っていただきたいのよ、はてなには。
ということで、ここ数年は売上を飛躍的に伸ばす新規事業はなく、任天堂の下請け企業として頑張る方向で、利益はサーバー強化のためにコストが嵩むので期待はできない感じでしょうか。従業員1人あたりの売上が減るようであればちょっと考えたほうがいい。つかね、サーバー強化を終えてから上場してくださいよ、予見できたカネを生まないコストじゃないですか、、、
社長の栗栖さんは、いい人感が出てるのですが、経営者向きかどうかは疑問を持ちました。技術畑出身だからでしょうね。
やはりはてなは上場するべき企業じゃなかったんですよ。
0 件のコメント:
コメントを投稿