製作委員会方式の功罪なんだと思うわけでして、、、
まあでもKADOKAWAを叩くなと言われましても直接、コンシューマーとの接点があるのはKADOKAWAだけでございまして、ファンと監督と権利者との間でどうにかこうにか落とし所を探るべきポジションではあると思うんですよ。今の公開情報では納得できないファンが多い以上、更なる情報公開を期待するのは仕方のないところでしょう。
当たればデカく、外れればとんでもない赤字を背負い込むのがコンテンツ事業でございまして近年、そのリスクを分散させるために製作委員会方式 - Wikipediaを採用するところが多くなってるんですな。権利を分散させる代わりに出資費用を抑えることで、数多くのコンテンツを世に出すことができたわけです。
その分、権利者が口をはさむことが多くなり、作品としてエッジが立たなくなり腐っていくという流れも多いのもこの方式。例えばおもちゃ屋が絡めば、必要以上に変身グッズが量産されてきます。監督が創りたかった作品とは違った、マイルドな風味になってしまい、結果としてヒットしなかったとかあるわけですよ。
直近で言うとシン・ゴジラが良い例かと。
今回の件は、そもそもの期待値が低かったせいで監督が自由に作品を作れたのが、儲かることが分かってから口を挟む権利者が多くなったってことでしょう。彼らからすれば自分の利益を最大化するために努力するのは当たり前、なんでしょう。
でもねえ。
作品のエッジをぶっ壊すことになりはしないか心配なわけです。しかもあの作品は監督のビミョーなバランスで成り立っていて、不自然なシナリオを入れただけで全体が壊れかねない脆い作品であるのは間違いないでしょう。だからこそ、思い入れがありあそこまで強いツイートに至ったんだと想像します。
12.1のようなファストコンテンツはこの先重要になってくると思うんですよ。派生物をさっと提供し、視聴者のハートを掴むやり方は「鷹の爪」のビジネス展開に似た有望な戦い方のように感じます。製作委員会方式だとそのやり方は気に食わないんでしょうな。万券当たったのに、横から権利をくすね取られる気分でしょうからね。
まあ視聴者の一人としましては、作品の未来を賭けたロシアンルーレットはホント止めてと思うわけですよ。
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何度でも同じことを言うことになるわけですが小役人チックな「一所懸命」も大概にしろと。誰にサービスをし、誰からおカネを頂いているか考えたら、お前らが守るべきものはそっちじゃないだろと。小さな利確より大きな利益を積極的に取っていこうとは考えられないものか。
小さく纏まるなよ、と言いつつディー・エル・イー[3686]の含み損と戦ってるなうよ、、、orz
「満足」は目標や願望と現実のギャップに依存する
世論調査の統計からすると、今の生活の満足度は一番高いということになるんだとか。
「満足」は目標や願望と現実のギャップに依存する。過去十数年の上昇は、現実が良くなったのではなく、目標を下げたからだとしたらどうだろうか。日本人はついに「諦めの哲学」を身につけたということかもしれない。
-- 満足していますか?(大機小機) :日本経済新聞
だってさ。目標が小さければ成長も低いわけで、今のGDPもそんな景況感を反映しているのかもしれないね。よく言えば「身の丈に合った生活」が身についたことだろう。
話がズレるかもしれんが、決して能力が低いから諦めているわけではないと思うんよ。むしろ社会が環境を与えない、成長の芽を摘んでいるんじゃまいかとね。
YouTuberをみてそう思った。
確かにクソなコンテンツも増えたのも事実だが、そんな状況でも面白いコンテンツを作る才能は芽生えていて、魅了しているのも分かる気がする。なんだかんだで収益が確保できたからできた芸当で、悪く言えばまたもやGoogleに踊らされてることになるわけだ。
経済が上手くまわるサイクルの設計なんだと思う。
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