2017年8月27日日曜日

3969 エイトレッド - 日経IRフェア2017

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3969 エイトレッド


エイトレッドは、ソフトウェアパッケージの開発・販売がメイン。'16/12上場。四季報の同業他社にラクス[3923]オービックビジネスコンサルタント[4733]ピー・シー・エー[9629]

  • 今回、上場した理由は?
    知名度向上と人材確保。人材は親会社からの下請けでフォローしていたが、事業拡大にあたり専任の人材が必要であるとの認識から上場した。
  • 今回、1Q決算の低さは?
    扱っている製品の都合、3月/9月に売上が集中する傾向が強い。現状、計画通りの推移だが株価は下がってしまった。申し訳ない。

    実はこの質問はしていない。勝手にIR担当の人が語り始めたんで記載しておいた。多分、業績に関しての質問が多かったんだろう。そもそもこの手のパッケージソフトは、企業の予算の関係で12月/3月に集中するなんて常識だろうとは思うんだが、最近の株主は、進捗率で投資するのがトレンドらしい。馬鹿らしい。
  • 人材は営業中心?開発中心?
    どちらも必要との認識。代理店を通じての販売になる。

    この質問、サービス業でよく質問するんよ。営業と答えた場合、その商品の強みがどこにあるか聞き、同業他社より有利なら投資を検討。開発と答えた場合、商品が完成レベルにまで達していないので売上が伸びるのは当分先になると判断し、観察送りになります。
  • 今後の成長性の方向は?
    クラウドサービスが中心になる。X-Pointからの置き換えを期待。

    これは不味いやつ。気を付けたほうがいい。
    クラウド化は、今風で顧客側のメリットは大きいし、ソフトウェア業全般でクラウド化は進むと思う。開発する側も従量課金になるので売上が安定するし、切り替えコストが高くなる分、他のサービスへの移行がしにくくなる。
    が、パッケージは、売り切りであるが故に一度の売上が高い特徴があるんよ。数年に1回買ってくれる顧客がクラウドに切り替えるとその年の売上・利益が大きく減ることに。つまり切り替え中は減収減益に「見える」。
    過去、TKC[9746]でこれを喰らいましてね。この状況が分かってると2015年の上げは取りやすいんですよええ =)

取り敢えず、だ。親会社と共にじゃがりこ配布ばかりに精を出しすぎだ。

「エイトレッドの事業内容が聞きたかったのに担当が相手をしてくれないのよぅ」というお話を複数の人からもらってた。で、今回はブースの場所が良かったからか次から次へじゃがりこを求める列が出来てたのよ。社名を知ってもらうという点では役立つのかも知れんけれども、私が行った時ですら誰も相手をしてくれず途方に暮れる始末。仕方ないのでじゃがりこのダンボールを開封していたヤングに「お忙しいところすまんのじゃが、事業内容など説明してくれんかのぅ」と声をかけてようやく説明を聞けたという状況。

これホント、ダメよ。

気の弱い人だとあの殺風景な雰囲気で声を掛けることも出来ないだろう。説明員は必ず1人はブースに立っていて、説明パンフを手渡すこと。そのタイミングで色々聞いてくる人は多い。じゃがりこ配るな、説明パンフ配れ、と。

ソフトクリエイトHD[3371]と経営スタイルが似ているのが興味深かった。社内で育った子会社なのだろう。安定性はあるのだが成長性については強いメッセージが出せない状況にあると思ってる。IPOでこれは不味い。

代理店を通じた販売に特化しているようだけど、これだと売上は代理店の頑張り次第ということになって厳しい印象を持った。商材を多く製造するのが目下の課題だろうから、やはり人材確保が重要になってくるかと思われる。今年は想定通りの人数が確保できたとのこと。

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