2017年8月23日水曜日

今日の雑談 (8/23)

ソフトウェア業界の財務の闇は深いなうよ



米国の税についてはよく知らないのでコメントのしようがなかったんですが、日本の税ルールについては色々違和感があって感想でも書いてみようかと思ったら、おごちゃんの方が書いてたので紹介。


コッチの方が現場に即していると思う。

投資家として知っておくべきは、ソフトウェア業はいくらでも会計を誤魔化すことが可能でして、これを見抜くのは相当難しいということ。ただし、景気が良い時は需要が逼迫していてキャッシュも回るので問題が表面化しないことが多く、不景気になりだすとインチキ臭い財務が誤魔化しきれなくなり特損という形で表面化しやすい、ということは記憶していただきたい。

はてブのコメントにもあったのだが、ソフトウェア下請けならこのやり方が即していたのだが、自社開発ともなると陳腐する速度が半端ない業界ですので色々厳しいというのは確かかと。

そもそも突き詰めるとですね、ソフトウェア業の売上ってどのタイミングで計上するのかってのが、各社バラバラだったりするんです。例えばゲームソフトとか販売当日から数週間で大半の売上が決定するような業界なのに、何故か安定した売上になっているとか考えるだけでも眠くなる事案があるわけです。深入りしたい方は、ソフトウェア業界における工事進行基準とかソフトウェア仕掛品あたりから調べてみると闇が深くてオススメです。

ぶっちゃけ経営者が売上と言えば売上なんですよええ。

こんな状況なのが分かっていて進捗率投資をやってるのか私には疑問が多いんですよ。粉飾もですね、税金を払ってくれる分には何一つ指摘しようともしないとか投資家にとって敵は多いわけです。

技術の陳腐化による特損に税効果が認められれば、とは思うが説明するのも難しそうだし税金が減る分は地獄の詰問が待っている。あなおそろしや。

余分なことをつけ加えておくと、減価償却するべき資産になるとは言っても、中小企業の場合は
中小企業者等の少額減価償却資産の取得価額の損金算入の特例
というのがあって、ごく少額であるなら、これで一括償却(=損金算入)することが可能である。まぁ1件30万未満、年額300万までなんで、本当にごく少額なんだけど。
-- 「 ソフトウェアの資産計上」は業界の求めたこと | おごちゃんの雑文

メチャクチャお世話になりました。ありがたいことです =)。

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