8914 エリアリンク
エリアリンク [8914] 成長性に比べ割安に放置されていることに疑問を呈したが https://t.co/ClRvxnQZPg、前回8/4の1,483円→2/21終値2,551円と一応の水準訂正はなされた。しかし、まだ、PEGレシオは0.84であり、かつ、効率経営に基づく売上高・利益の成長を目指す林社長の優れた経営手腕を評価し、— 決算説明会 (@gantky1) 2018年2月21日
引き続き、当社へのポジティブな見解は維持したい。決算説明会動画は当社webサイトに掲載されるので、以下、Q&A中心に。当社はコンテナ型から土地付ストレージに急速にシフトしているが、まだ、1300室、それを含む屋内型は18千室と、土地は賃借が大宗。屋内型の最大手キュラーズ(非上場)は、34千室、— 決算説明会 (@gantky1) 2018年2月21日
屋内型でのシェア25%と称しているが、同社との違いについて訊いた。キュラーズは従来は中古ビルを取得していたが、最近は新築でも開始。(比較的)都心型、(海外で一般的な)有人(管理人駐在)なので、コストが掛かる。また、広告宣伝にも経費を掛けており、物件規模が大きくないと採算に乗らない。(続く)— 決算説明会 (@gantky1) 2018年2月21日
エリアリンク(承前) 利益率は低いのではないか。当社はコンビニタイプの(多拠点)展開を狙い、料金単価も2割は安い。小回りがきき、(展開の)スピード感、住宅型が特徴。最終的には都心型も手掛けたい。18/12期上期予想は前年同期比7%の減益だが、土地付はコンテナ型に比べて土地取得費用の分の利益率が— 決算説明会 (@gantky1) 2018年2月21日
落ちる事を考慮。また、今迄の上期に稼ぐスタイルから、土地の仕入れから売却までの時間が掛かり下期の利益ウエイトが高くなるので、保守的に設定。説明会資料は詳細だが、ビジネスモデル等の解説が必要な方は、絵空事さんの直近記事が参考になろう。https://t.co/AQA5TnlEc8— 決算説明会 (@gantky1) 2018年2月21日
2Q決算と本決算は動画の公開があるのですが、今のところ(2/21現在)、まだ公開されていない模様。はよう。
--
キュラーズは私も気になって数店舗見て回ったのですが、上記の通り、有人であることをメリットとしてあげており比較的大規模なビルを一棟丸ごと運用に使っている特徴があるようでした。一方、ハローストレージは、神出鬼没で雑居ビルの一角をストレージに改築して流用している形が多く見られました。中にはエレベーターが用意されていないストレージもあり、お値段も相当割り引いて運用されているようです。下の写真は秋葉原の近くで運用していたのですが、一階は萌え系のお店で二階から上がハローストレージという、随分カオスなシステムで秋葉原らしさを感じました =)。
--
8914 エリアリンクをみてみよう - おまえらのための株式投資では触れなかったのですが、前期の財務で特徴的だったひとつに営業CFがあります。
教科書的な財務本なら、営業CFがマイナスでかつ投資CFもマイナスで財務CFがプラスという企業は経営が危ないのではないか、という書かれ方をしているかと思います。営業で現金が稼げないばかりか、投資に現金を突っ込み、挙句に銀行から借金をしている状況ですからね、分からないでもないです。
営業CFの中身を見てみましょう。
営業CFがマイナスなのは棚卸資産の増加によるものです。
この状況はマンデベ(マンションデベロッパー)ではよくあることです。最近だと日本エスコン[8892]がそれにあたるでしょうか。株価がぶち上がってて羨ましい限りです。
不動産事業で棚卸資産が増加するというのは、販売を目的としている不動産が増加していることを意味します。マンデベなら顧客にマンションを売り払うと、売掛金として計上され、現金回収(ローン契約が成立する)出来た時点で売掛金が現金となります。
リーマン・ショック時でマンデベ業者が軒並み潰れたのはこの棚卸資産が一向に売れず、一方でマンションを建築するための費用は借金で、人件費やら運用費が削られる状況になり首が回らなくなったからです。取り敢えず倒産しておいて手形支払を先延ばしして延命するしかなかったんですね。
今回のエリアリンクはどいう状況でしょうか。前期から「土地付きストレージ」の引き合いが強くなったとあります。となると棚卸資産の多くは、建物と土地を保有する「土地付きストレージ」が在庫として計上されたと考えられます。問題はこの棚卸資産が捌けるか、です。仮に捌けるのなら営業CFがマイナスなのは積極的な経営の証ですし、捌けないとしたら過剰な在庫を持ったことを意味します。
とはいえエリアリンクの株主資本比率は54.7%と不動産セクターにしてはかなり厚めであり、首が回らなくなる水準まではまだまだ先です。過度に気にする必要は、私はないと思っています。
不動産系は事業レバレッジを高めにする傾向が強いのですが、適正な株主資本比率を考えていない経営者が多くゲンナリします。ちなみにスター・マイカの目処は25%だそうです。ここを下回ると増資を検討することになるのでしょう。銘柄によっては10%程度なところもあって怖い話ですええ。話が脱線しすぎたかな。
以下は今期の業績予想。
いつもコンサバな業績予想をするのに今回はどいうことなのか。
私が想像するに、上期は前期に仕込んだ「土地付きストレージ」を売却することに注力し、一定数の売上を確保する。何もしなければ在庫が減るわけで粗利率が下落し減益になるのが上期。下期は来期に向けた在庫を仕込むので粗利率が戻るという計画に読めました。上期に在庫を仕込むことを拒絶しているのならまだしも、引き合いが強いのであるならば上期にもそれなりに在庫が増加するわけで、この在庫をコンサバにみてんじゃねえのか、と思ってたりします。
もしこの想像が正しければ、上期に頑張って下期は来期に向けた仕込みをするという従来の経営となんら変わりないのではないか、と考えています。
取り敢えず、利益はまだしも売上は確実に確保し在庫を持たないようにしていただければ。ゆくゆくの私募ファンド、REIT化へに向けた用意もあるでしょうからね =)。
長くなりましたが後は8914 エリアリンクをみてみよう - おまえらのための株式投資をみてくんさい。
- エリアリンク株式会社 IR情報
IR本拠地。決算説明資料、動画、月次あり。
- 8914 エリアリンク - 今日の決算説明会さん
17.08.04、17.02.15の記事。 - 【株主総会メモ】 8914 エリアリンク (17.03.30開催)
去年、株主総会に参加したときの模様。
— Mc.N@お手伝い的な何か (@SyncHack) 2018年2月18日
ハローストレージ pic.twitter.com/rwImbyCg5n— Mc.N@お手伝い的な何か (@SyncHack) 2018年2月17日
0 件のコメント:
コメントを投稿