ケアサービス pic.twitter.com/MuGL6Vjo2t— Mc.N@お手伝い的な何か (@SyncHack) 2018年3月18日
2425 ケアサービス
- 介護報酬の改定の影響どうよ?
大して影響は受けないと想定している。無いというわけではなく年々削られていくものであるので想定していたほど酷くはなかったという印象。エンゼルケア事業には影響はない。
- エンゼルケア事業とはなんぞ?
映画「おくりびと」で有名になった納棺師の仕事を行っている。納棺の際に遺体をキレイにする作業を行っている。葬儀会社と提携し、専用の施設や自動車にて作業を行う。
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介護事業→葬儀屋という流れからシナジーがありそうだと思ったが流石に聞けなかった。参入障壁は思ってるより高いと感じた。 - エンゼルケア事業の単価と売上はどの程度?
料金は5~10万円程度。売上は全体の2割程度だが利益率は高い。
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調べたら利益は全体の5割とかなりを占めている。 - エンゼルケア事業の同業他社はどこ?
大規模で行っているのはケアサービス以外では大阪に1社ある程度。 - エンゼルケア事業はFC?直営?
国内は直営のみ。FC展開は中国でのみ行っている。国内は事業の質の維持を考慮しFC展開は行わない。
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FC事業なら飛躍的に出店速度が伸びそうとみたが、質の低下をかなり気にしている様子。事業が事業だけにこれは仕方がないかも知れない。 - エンゼルケア事業を行う施設への設備投資ってどのくらい?
施設への設備投資は必要ない。既に葬儀場にある場合以外は、専用の自動車で機材を運んで処置を行う。この事業は遺族の前で行うセレモニーの一環で、遺族の前で行うことが重要。特別な施設での作業はない。
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昔、遺体を安置する場所が確保できなくて困るというニュースをみたことがあって、このエンゼルケアも同じ悩みを持っているのか気になったが杞憂のようだった。
専門の機材、遺族に向けたセレモニーという点で、案外参入障壁は高いと感じた。葬儀屋単体で行うには設備投資が高くなり人材を確保するのも難しいだろう。地域の複数の葬儀屋から請け負うことで初めて事業になる。葬儀屋からしてみてもサービス提供の一環として利益が出るし悪くない。 - エンゼルケア事業は都心と地方、どっちが有利?
地方。葬儀のコストは参加者の数で決まる。都心は葬儀で集まる人数が少なく、葬儀におカネを掛けない。地方は未だに参加者が多く、葬儀におカネを掛ける傾向が強く、エンゼルケアの需要は高い。
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これは意外だった。人数からすれば都心の方が人口が多く亡くなる方も多いが、そもそも葬儀にはおカネを掛けない、というのは盲点だった。 - エンゼルケア事業の中国展開どうよ?
好調。認知度や宗教観の違いもあるがサービスとしては好評を得ている。中国では葬儀場に専門の施設を配備している。この施設の利用は1社独占なので、今後、競合は入り込めない。 - エンゼルケア事業の成長性どうよ?
全国展開を目指している(Twitterの写真に事業所の位置のパネルがある)。大阪は競合がいるがそれ以外の地域では展開する余地がある。葬儀屋との連携が必要であり、展開速度は遅い。
中国にも展開中。
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この点でもFC展開の方が有利なんだが変える気はナサゲ。まあ仕方ないね。中国の場合、直営での展開はリスクが高いのでFCにならざるを得なかったのではないか。むしろ中国のほうが展開が早いかも知れない。
以下は2017年3月期の決算説明資料より。
エンゼルケアの説明。詳しく書いてあるのはこのページくらい。
エンゼルケアサービスの日本と中国の違い。一連の作業が分かる。
売上と利益の比較。エンゼルケアの利益率の高さが目立つ。国内、中国共に潜在需要は高いと感じた。
2020年度までの中計。介護事業というセクターでみるとかなり力強い。勿論、エンゼルケアの影響は強いと考えられる。
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エンゼルケア事業の食い付き半端ねえな、俺。とはいえこれはかなり面白い事業を持っていると直感しました。中期経営計画も持っていて、やはりエンゼルケアの進捗が高く、利益を押し上げていると感じました。
今回のIRフェアでは同行者がいたのですが、どうも私の食い付き方がしつこくて疑問に思ってたようだけど、こいうエッジのあるビジネスが会計の奥底に隠れてるとグッとくるんですよ。
多分、これは面白い。
- IR情報 | 株式会社ケアサービス
IR本拠地。決算説明資料、動画あり。
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