2015年4月13日月曜日

9381 エーアイテイー、3093 トレジャー・ファクトリー、4668 明光ネット - 今日の決算説明会さん

決算説明会(@gantky1)さん、まとめページ

9381 エーアイテイー


AITは、非船舶運航業者(NVOCC)と呼ばれる物流サービスを提供する企業です。四季報の同業他社に9055 アルプス物流9087 タカセ9386 日本コンセプト

NVOCC大手の9384内外トランスラインを外すあたり、四季報は大丈夫なのか心配になります。空運だと9370 郵船ロジスティクスもシェアを持っているんだがこれも外してる。日本コンセプトは、他のNVOCCと異なり専用コンテナを保有するという珍しい経営をしているのでこれを比較対象に組み入れるのもどうか。





海運業は都合上、輸送にコンテナを使います。このコンテナ、相当大きく前もって予約する必要があって、こまめに輸送するのには向いていません。そこで同じコンテナに複数の荷主の荷を詰め込むことで割り勘で輸送するサービスを提供する企業が出てきました。

荷主同士を結び付け、コンテナをチャーターするサービスを提供するのがNVOCCになります。輸送のマネージメント業とでもいいましょうか。自ら船舶を持つことがない「持たざる経営」より、物流業の中では比較的、収益が安定している特徴があります。

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いつものB/Sの確認。GMOクリック証券の財務分析より。


現金の塊ですな =)。

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纏めると、製造業が軒並み海外に引っ越してしまった現状、海運業の重要性はますます増えてこようかと考えています。ビジネス環境的には悪くないでしょう。

既存の倉庫業や海運業や陸運業の人達の参入もあるにはあるのですが、見ている感じでは人材のミスマッチと言うか、業態が合っていない感じでして、上手く移行出来ていないように見受けます。利益構造も違いますからね。新しいビジネスと割り切って切り替えるには人材が動かないのでしょう。割と新規参入の方がうまく行っているようにみえます。

配当性向は5割程度と高めですし、優待もあります。これで低PERなら文句なしなのですが、結構評価されてしまいましたね。


3093 トレジャー・ファクトリー


トレファクは、リサイクル店を経営する企業です。四季報の同業他社に2674 ハードオフコーポ2780 コメ兵3181 買取王国





トレファクは3年位握っていたでしょうか。流石にPER20倍まで行くと握り続けるのが厳しくなって放流しましたがその後もグイグイ株価を上げてまして、眺めるだけでしたね。優待も取りに行ってません。去年、株主総会に参加するべきでしたね。

リサイクルは、ビジネス環境的に追い風でして、パイとしては広がっている傾向が強いようです。特に古着の分野が成長著しく、2年前に取り上げてました。あの時は結構持ってたんだよなあ(遠い目。


この時はゲオを挙げてました。今も古着セクターは成長を続けて増して悪くないサブビジネスを手に入れたようです。ゲオは割とお勧めです =)。

トレファクの特徴は以下の通り。

  • 閉店が異様に少ない
    リサイクル店は、他の小売業と異なっていて出店当初の段階ではあまり売上が上がらないんだそうな。出店後、しばらく経つとリピーターが増え、古着や中古機器を持ち込んでくれるようになって徐々に店が回る傾向にあるとのこと。
  • 出店が続くと利益率が落ち込む
    新規開店の場合、初期の在庫が無いので周囲の店舗からかき集める事になり、これにより既存店の在庫が減るので機会損失が増え、一時的に売上が伸びなくなることもあるとのこと。また在庫を多く持つために買取価格を引き上げることもするようで、これも利益率低減になります。
    月次を見ると確かにその傾向がみられるので確認してみるといいかもしれません。下がったタイミングで買い付けるだけで勝ちやすい銘柄だったんだけど、もうそいうフェーズではないですね。
  • 古着専門店「トレファクスタイル」
    古着セクターは結構キテるのはここからも分かるでしょう。古着と言ってもピンキリでして、トレファクスタイルはまだ行ったことは無いのですが、トレファクでの古着はどちらかと言うと安価なのが多かったですかね。
  • 関西侵攻中
    リサイクル店なのでドミナント戦略が効きます。数年前に神戸に足がかりを作ったあたり、全国出店への意図が見えます。

一時期、リサイクルはデフレ銘柄の代表として取り上げられることが多かったのですが、今の景況感でも十分、売上を上げています。ビジネス環境としても悪くないセクターかと思われます。

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いつものB/Sの確認。GMOクリック証券の財務分析より。


悪くない。やや棚卸資産の増加が気になる程度。出店の用意のための在庫なのかもしれません。

「その他資産」は「敷金及び保証金」が主のようです。土地を買うのではなく賃貸契約での出店が多いとのことなので、これは必要経費でしょう。「その他資産」は、銘柄の属性によってゴミだったりお宝だったりビジネス上仕方のないものだったり様々です。経営方針が垣間見れるので規模が大きいようなら必ず確認しましょう。

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纏めると、ビジネス環境的には悪くなく、堅実な出店速度を守っており、今後も安定成長が望める銘柄であろうかと思います。ただPER的には20~30倍とかなり高い位置にあるので、下落相場では下落幅が大きくなる可能性があるかもしれません。

ポジションの取り方に注意が必要なのかも。


4668 明光ネットワークジャパン


明光ネットワークは、学習塾を経営する企業です。四季報の同業他社に4745 東京個別指導学院6053 栄光HD9783 ベネッセHD




学習塾セクターは、万年バリュー銘柄なのが多くてバリュー投資家で保有している人は多いかと思われます。特に9795 ステップとか持っている人がいると親近感が湧きますね =)

抑える点は以下の通り。

  • コストの多くは変動費
    塾経営に必要なのは塾講師の頭数でして、塾講師は殆どが雇われ型です。つまり授業が開催されて初めて雇用される形式になるので、売上とコストは比例する傾向が強いのです。この利点は、不景気になった時には塾講師の雇用を止める事で費用を抑えることができ、逆に好景気の時は、塾の場所を賃貸し塾講師を雇うことで対応できます。
    景気に連動するけれども他の産業よりはずっと資金繰りが楽なのです。
  • 授業料は前払い
    前払い故に資金繰りに困る事が少ないです。資金繰りが楽ですと銀行もおカネを貸してくれますし、レバレッジ経営もしやすくなります。小中高校生の場合、1人当たりの単価が5000円/月程度と少ないので前受金は左程大きくありません。すぐ授業に使っちゃうんですね。大人向けの場合、50万円/年みたいな所が結構ありまして、前受金が溜まりやすい構造になってます。
    NOVAはこの前受金を流用してレバレッジ経営をして失敗したケースとしてよく扱われます、主に私が =)。
  • 少子化問題がジワリ
    今の所、カネを持っている層が教育費に回している関係上、経営環境は左程悪くは無いのですが、やはり地味に低年齢層のパイは減っているのが現状でしょう。危機感は持っている割に対策は大して打てていないという状況です。

上記のようにビジネス環境はよくはないものの、ビジネスモデルとしては中途半端に儲かる構造になっていまして、M&Aが起こりにくい傾向にあるようです。ぶっちゃけ集約した方が、広告や教材などで規模の経済性が出るので悪くない判断なはずなのですが、どうも経営者が意識の高い人が多く中途半端に利益率が高いこともあって茹でガエルの状況になっているようにみえます。

万年バリューにも意味がある訳です =)。

いつものB/Sの確認。GMOクリック証券の財務分析より。


悪くない。現金比率の高さはこの業種の特徴ですな =)。

脂肪分(その他資産)の多さと2010年の株主資産の減少が気になりますね。ちょい調べてみるとその他資産は投資有価証券の33億円が主のようです。株式と債券を半々持っている感じですね。資産運用目的でしょうね。2010年のはM&Aの影響のようです。余程、簿価の価値が低い事業だったんでしょうか。

ついでにP/Lもみてみましょう。


非の打ち所がないですな。

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纏めると、ビジネス環境的には成熟期を越したあたりで割と効率よく現金を稼げるフェーズにはいるようです。ただやはり少子化に伴うパイの減少については常にリスクとして付きまとうことになるでしょうし、それが故に意外と参入障壁が高くなっているというのもあるんでしょうね。今更広告を打って新規に参入したい経営者は少ないでしょう。

キャッシュカウ銘柄らしく、収益は安定しており、配当性向は4割近くあり、優待も用意されているという安定運用を目指すなら悪くない銘柄かと思われます。NISA向きですね。

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