2013年12月25日水曜日

今年1年間の本欄を振り返る - '13/11の「担当ファンドマネージャーの見方」

大和住銀日本小型株ファンドの月次。11月は今年の運用成績について。

<今年1年間の本欄を振り返る>
2013年の新興市場は成長イメージの強い銘柄が集中的に買い上げられる展開となり、年間を通じてインターネット関連銘柄が好調に推移しました。また、年前半に限ればバイオ・創薬関連銘柄や資産関連銘柄の急上昇も目立ちました。割安・出遅れ株投資を身上とする当ファンドにとっては難しい年で、JASDAQ INDEX など時価総額ベースの指数や成長株投資を謳う他社ファンドに対してはついていくのが困難な状況でしたが、なんとか大幅に劣後することなく1年間を終えることができそうです。そのパフォーマンスの一端を担った本欄の注目銘柄について、発表後の株価を絶対値・指数相対値の両面を意識しつつ主観的に評価してみます。 
1月 <今年いちばん買いたい業種は?> 注目銘柄なし
2月 <数少ない商品高メリット銘柄> ノダ(7879)...○
3月 <ドラッグストア投資が一番おいしい時> サッポロドラッグストアー(2786)...×
4月 <投資ファンドとの向き合い方> 注目銘柄なし
5月 <世襲経営だからできること> 柿安本店(2294)...△
6月 <紳士服量販店各社の再活性化> オンリー(3376)...△
7月 <特化戦略に支えられた匠の技> 日進工具(6157)...×
8月 <専門分野特化の強み> ウィン・パートナーズ(3183)...△
9月 <物流業界のニッチ分野> 日本コンセプト(9386)...△
10月 <アップルに採用されるということ> ナトコ(4627)...△
11月 <チェーン展開の徹底は難しい> ハローズ(2742)...○ 
※ 月表示は作成日によります
市場の注目が成長イメージの強い銘柄に集中する中、残念ながら当欄の紹介銘柄では華々しいパフォーマンスを示したものはありませんでした。しかし、今後市場の注目銘柄が多様化していけば、これらの中から大幅に上昇するものが出てくると期待しています。

今年は、確かに他の銘柄と比べると低PBR銘柄は厳しかったかなとは思います。

7879 ノダが○なのはどうなんだろう。3月あたりでアベノミクス相場真っ最中であの程度の上昇しかできなかったのは評価出来ない気はしているんだが。

2786 サッポロドラッグストアーは、最近のイチオシです =)。当時と状況が異なり、東証二部に鞍替えしているのが大きいです。札証ですと割安な状況を奪回する事は不可能でしょう。推奨理由はまんま苦瓜さんのレポート通り。強いて言うなら月次も悪くない。既存店の強さが光ってる。明日(12/25)に立会外分売があるのでそのタイミングでゲット出来れば御の字かなと。まあチャートがあの様ですので、深追いする必要は無いとは思います。12/25ギリギリなのは創業者の節税売りなんでしょう =)。もっと計画的に売りませう。

2294 柿安本店は、あんま評価されませんでしたね。あそこの大福、かなり好きなんですが =)。とはいえ月次もそんなには良くないですし、何かしら消費者としての人気も高いようですのでしばらくは放置しても問題ないでしょう。

3376 オンリーは儲かりましたとしか =)。前からこのファンドが持っていることは知っていましたし、紳士服ではそこそこ面白いポジションにあったので同業他社の月次から買い入れました。


6157 日進工具は、あんま評価されませんでしたね。悪くは無いと思うのですが、なんというか製造業の設備投資関連全体が低迷している感じでしょうか。

3183 ウイン・パートナーズは、いつも通りという感じでしょうかね。2年に一度の診療報酬改定の影響が気になるところでしょうか。概ね2月くらいには分かるらしいのですが、ボキュにはどう判断したらよいものかサッパリ。四季報予想では減益っぽいですね。M&Aの効果が出てくるのは来年以降になりそうな気がします。

9386 日本コンセプトは、ちょっと為替要素が強くなりすぎてPERでは判断しにくい銘柄になってしまいました。

4627 ナトコは、10月決算発表後、下がっちゃいましたね。iPhone 5c特需が終了した流れっぽいです。にしても、高い銘柄ではないのでもう少し落ち着いてからでも検討してみましょうか。消費財増税後の住宅需要がキーポイントになるんでしょうか。

2742 ハローズは状況がヨサゲで何より =)。


こんな所でしょうか。

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