2014年9月18日木曜日

今日の雑談 (9/18)

6758 ソニーの下方修正




会見の模様をネット中継でみてました。経営陣の覇気の無さと言うか、元気の無さと言うか、まるで資産管理会社の人が会見しているのかと思うほど。結構な残念だった。大企業病なのかもしれんね。

で、今回の下方修正自体は、営業権の減損なのでこれ自体については直接、経営に影響を及ぼすほどの事ではないでしょう。要は持っていた権利に価値が無くなったのでB/Sから取り除きますね、と言う話。直接、現金が減るというインパクトは全くない。

今回の件に限っては、赤字→倒産と直結する事ではないのです。大方、V字回復を演出するセレモニー的な何かと思えばいい。

が、問題は他にありました。


  • 無配
    営業権の減損で無配というのは理屈が通らないでしょう。
    上場企業である以上、配当は出し続けるべきです。無配にもなれば資金を撤収する投資家もいるでしょうし、そいう企業に投資をしないと宣言しているファンドは強制的に売却してくる可能性もあります。
  • モバイル事業の15%、1000人規模のレイオフ
    減損した理由から考えて海外事業のレイオフになろうかと思います。規模縮小のレイオフなので国内もただでは済まないでしょう。
    国内ですと大体1人あたり500万円程の手切れ金が必要になるようです。資料がある訳ではないのですが、レイオフを実行した企業の「事業改革推進」の会計項目から人数で割ると大体これくらいの金額になる、と言う事です。なのでソースは俺w。で、500万円と考えると大体50億円程の追加出費が新たに出てくる訳で、こうなると今期中にもう一回下方修正もありそうな気がしてます。
    レイオフは、時間と共に疑心暗鬼、不平不満が色んな所で溜まることになるので速やかにやり遂げる必要があります。今期中にやり遂げてしまわないとダメでしょうね。V字回復演出も出来なくなります。

製造業としてのSONYが好きで働いている人もいるでしょう。罪深い事です。危機感を演出するにしろ、もう少し工夫しないとマイナスでしか受け取られないですよ。


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