3681 ブイキューブ
ブイキューブは、B2B向けの電子会議システムを製造・販売をしている企業です。'13/12上場。四季報の同業他社に4776 サイボウズ。IR資料ではシスコ、NTTデータ、富士通が挙がっていました。国内シェアは3割チョイでトップシェア。
- SkypeやUstreamと競合したら負けるんじゃね?
米国の無料サービスは無料で幅広い客層をターゲットとしているが、Vキューブは企業に特化している。企業用途ではセキュリティの問題があって無償サービスを活用する事を躊躇うことが多い。さりとて自社開発で電子会議システムを構築するとコストが掛かってしまう。そのような顧客に対して安価でセキュリティを加味したハードとソフトを提供する、比較的ニッチなビジネスを展開している。 - Ustreamの企業向けサービスが本格化したら勝てる気がしないけど?
Ustreamは営業力が皆無。Vキューブは開発は勿論、営業も力を入れており全国各所に販売拠点を設けている。特に教育関連はこの手の営業力がモノを言う。システムはあるけどそれを活用する提案が出来ないし、そのような人材を雇うことは無いのではないか。米国企業のやり方では日本市場を開拓するのは困難だろう。 - Ustreamのインフラは世界一ィィィ
そうでもないよ。UstreamもVキューブも多くは他のクラウドインフラを活用していて、サーバー自体は自社で多く持たない状況。なのでインフラならUstreamと同等の機能のインフラを持つことが出来ると考えていいのではないか。 - 売上規模にしては従業員多過ぎじゃね?
開発は100人程度、他200人は営業等。システムを開発するのは勿論、全て自社で賄う方針なので人数は多くなる。売上規模が大きくなるにつれ今後も人を雇う事になるだろう。 - 数多の米国企業に勝てる気がしない
米国は無理。既にレッドオーシャンで電子会議システムのテレビ広告があるくらい規模が大きくなってしまっていて入る余地が無い。アジア圏は、多言語対応や地域に根付いた販売が必要で米国企業が苦手としている。なのでアジア圏を拡大する事で成長していきたいと考えている。中国市場は上手く開拓できている。 - 3Q決算、悪くね?
想定通り。公官庁も相手にしていて、長期契約の場合、売上計上のタイミングがずれることがある。長期契約なので長いスパンで見れば安定しているのだが、この手の売上の波を是正するのは難しい。今後の課題。 - パイオニアのM&Aの影響どうよ?
非常に美味しい買い物をした。2000億円のマーケットの足掛かりを作る事が出来て満足している。従業員は60人程度。多くは無い。 - マネックスでVキューブのシステムを利用しているがデザインが古臭く使いにくい
顧客からの要望には善処しているのだが、顧客の利用者の声を拾う事は難しい。今後の課題。
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色々使いにくいUIやボタン配置や表示方法についての文句を一通り言っといた、社長にw
結構ニッチな分野でありながらもまだまだ需要はありそうで、そこに差し込む営業網と協力会社のインフラが整いつつある印象を受けました。色々不明な市場規模であり、どこまで需要を掘り起こせるかは営業マンの腕に掛かっているようでした。
思ってたよりニッチでしたが、それ以上に成長性も感じました。面白いかもしれません。
因みに今回のdis芸は、若い36歳の社長、恰幅のいいCFO、生真面目なIR担当の3名を相手にガツガツ攻めました。無職の癖にとんでもない事をしていますな。いつか罰が当たるw
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