- 産業天気図10~12月、3業種で悪化 :日本経済新聞 (18.10.02)
産業天気図の使い方については以下のページを参考にされたい。
変化があったセクターは以下の通り。
- 自動車:薄日 → 曇 (1レベルダウン)
北米は在庫一巡、SUV期待。中国で新車販売ダウン、米中貿易戦争の影響が懸念。 - 9月米自動車販売:目立つ減少、フォードがフィアットを下回る - Bloomberg
- 米自動車販売、9月は大幅減 大型ハリケーンが影響 | ロイター
- 中国の8月新車販売 米中貿易摩擦の余波 大半の日系各社に減速感 :日本経済新聞
- 産業・工作機械:晴れ → 薄日(1レベルダウン)
受注は過去最高を継続も、外需が前年度割れ。中国向けが8月まで6ヶ月連続で前年度割れ。米中貿易戦争の長期化で一段の受注悪化も懸念。
気になった点は以下の通り。
- 消費増税の織り込み?
消費増税についてコメントが殆ど無いのが気になった。戸建てくらいしか特需のコメントがない。特に軽減税制の対応は間に合うのだろうか。 - 米中貿易戦争の影響ジワリ
貿易戦争の長期化で景気悪化を懸念しているセクターがみられた。鉄鋼・非鉄、化学、自動車、産業・工作機械あたり。中国への輸出が大きい企業は注意が必要だろう。一方で中国の輸入関税が引き下げられており、需要が増えるセクターもありそうだ。 - 災害の影響によるインバウンド需要減少懸念
ドラッグストア、百貨店で苦戦中。都市部より地方の方が影響が大きいようだ。 - 4K放送元年
12月から4K放送が開始される。が、今まで販売している4Kテレビでは4K放送を受信することは出来ないので新たな需要が生まれるかもしれない。4K放送対応テレビの買い替えよりは対応チューナーで対応する人が多いだろう。
ただし4K放送の魅力を出すにはコンテンツが必要で、大型のスポーツイベントあたりがキーポイントになるのではないか。
売上はいいとして、受注が前年度の好調さを踏まえても低調のようです。国内は好調を持続しているようですので、中国への輸出が多い企業は注意が必要かもしれません。
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