2019年5月8日水曜日

3778 さくらインターネット - 今日の決算説明会さん (19.05.02)

決算説明会(@gantky1)さん、まとめページ

3778 さくらインターネット


さくらインターネットは、VPS、レンタルサーバーを運営する企業です。四季報の同業他社にGMOクラウド[3788]ブロードバンドタワー[3776]ソフィアホールディングス[6942]。なんだろこのビミョーな同業他社、センスねえな。大手のレンタルサーバーであるロリポップを率いるGMOペパボとか、多くのVPSサービスを要するGMOインターネットあたりが筆頭じゃないのかな。









いつの間にか装置産業に近い経営になり儲かりにくい体質になったと感じています。決算説明資料から粗利をみてみましょう。


売上原価の多くは政府案件の設備投資と物理的なサーバーへの設備投資がメインになっています。

さくらインターネットは、石狩にデータセンターを独自に持っています。このデータセンター(パブリッククラウドサービス)は、かなりのレッドオーシャンでしてAmazon(AWS)、Google(GAE)、Microsoft(Azure)などの米国の大企業が先行投資として全世界に設備投資を行っています。規模の経済性が活きるのでぶっ込んだ資本に応じて利益が出る仕組みになります。さくらインターネット程度の資本でこの分野の勝者になれるとは思えないんですよね。今はクラウドサービス全体が成長しているから大丈夫だとしてもいずれコスト戦争で負けるでしょう。

自社でサーバーを持つメリットを活かすのなら、独自のサービスとして高火力コンピューティングや政府案件の受注にならざるを得ない、ようにみえます。

--

高火力コンピューティングは、NVIDIA社のGPUの計算力を時間貸しするサービスです。仮想通貨のマイニングでみたことがあるかもしれません。GPUは単純な計算を行うのに特化した仕組みを持っており、AIや機械学習に活かすことができます。

エッジのあるサービスである一方で、GPUの性能向上も著しく、今ある環境がすぐに劣化してしまう可能性が高いです。設備投資に似合った収益になるかどうかは不透明です。競合もそれなりにあります。GPUクラウドコンピューティングでググってください。


--

Tellusは、衛星データを活用したクラウドサービスです。'19/02にサービス開始。

非常に可能性を感じるサービスである一方で収益性が後回しになっているのが気になるところでありましょう。どこで儲けで、どの程度儲かるのかさっぱり分からないのがネックでしょうね。他社がこの未踏の分野に人材を割ける程、人材がいるとは思えないんよ。となるとベンチャーに期待なんだけどはてさて。


--

自社のサーバーを持つか否かで経営に大きく差が出るとみています。インフォコムは自社のプライベートクラウドを諦め撤退しています。日鉄ソリューションズは自社の技術力を活かし自社のプライベートクラウドを法人向けに提供しています。

さくらインターネットは、どうするのがベストだったんでしょうね。


0 件のコメント:

コメントを投稿