2019年5月20日月曜日

6284 日精ASB機械の会社説明会の質問の意図について (19.05.20)

銘柄ミニメモまとめ

いえね。最近、会社説明会に参加していた人に感想を聞く機会があったんだけど「何の意図があってその質問をしたのか分かりませんでしたよー」とか悲しいことを言うのでちょっと説明でもしてやろうか、というのがこの企画。

3/27に開催された個人向け会社説明会での話になります。

6284 日精ASB機械


日精ASB機械は、ペットボトルを作る機械を製造する企業です。四季報の同業他社に6293 日精樹脂工業6272 レオン自動機6210 東洋機械金属


過去の記事は以下の通り。



日精ASB機械は、ストレッチブロー成形機と呼ばれるブラスチックを加工する機械を製造しています。ペットボトルや日用品、化粧品などのプラスチックの入れ物はこれらの機械で製造されています。


強み:生産性・付加価値の高い製品の製造



会社説明会の資料を写真です。ホムペで配布してくれればいいのに。

ペットボトル用の成形機を製造する企業は数多あるそうです。欧州の製造装置メーカーと競合するとのこと。競合が多い故に価格も安価になってしまうレッドオーシャンという認識でした。

日精ASB機械は、ゼロ・クーリングシステムという技術により付加価値を付けています。この独自のシステムにより製造時間を2ステップから1ステップに短縮し、製造時間を短縮します。1ステップ機を提供できるのは日本で2社(日精ASB機械と青木固研究所、競合は親族会社らしい)で6〜7割、残り3割は欧州のメーカー。技術は特許で守っているとのこと。

またペットボトルよりも複雑な成形が必要な食品・日用品・化粧品などの付加価値の高い成形機を強みとしています。

インドへの進出も生産性向上に寄与しています。


質問:最近、受注が落ちているようじゃが?


回答:受注が落ちている認識はある。景況感が影響しているのかもしれないが一時的という認識。

大型の装置を製造する企業で真っ先に気にするのは受注状況でしょう。実は前期の決算期の時点でも受注減少の影響があったんよ。


で、2/8の1Q決算時点でまあ厳しいのは見て取れたわけ。


製造業は受注状況で在庫調整を行ってくるので、この時点で在庫が減少し、見た目の利益が減るのはみえてたんよね。会社説明会と銘打っておいて現状の受注状況の説明をしないのは不味かろうということで聞いたんです。

製造しているモノにもよるけど受注が前年比95%を割り込むと増収増益が危うくなり、80%台だと赤字もあるかもしれないと覚悟せんといかんことは多いね。

で、この流れで聞いたのが次。


質問:受注から売上までの期間ってどの程度なん?


回答:平均で2〜3ヶ月程度、大型でも4〜5ヶ月

かなり早い。思わずすごいですねと言ってしましました。作り置きとかもある程度しているんでしょうね。

何故聞いたかといえば当然、受注が戻ってきてから売上に影響されるまでの期間が知りたかったんね。工作機械とかだと大体、受注から売上まで半年〜数年ということもあって、受注が戻ったからといって食い付くと大怪我しちゃうんですねー。

受注が戻ったのを確認した直後でも四半期決算には間に合いそうな感じはします。まあ受注は取れても納期が年度末に設定されてるケースも多々あるのでそのあたりも調整が必要とは思うがね。


ということで


5/10の2Q決算の開示と共に下方修正を出しました。想定どおりよね。2Q決算の時点でも受注は厳しいそうな感じではある。長期化するかもしれんね。


取り敢えず受注が戻るまで静観でいいんじゃまいか、とはオモタ。


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