2018年4月19日木曜日

今日の雑談 (4/19)

IRのポイント15ヶ条に私なりのコメントを付け加えてみる


  1. ギャップに気をつけて!(Mind the gap!)
    IRの仕事とは所謂「買い煽り」ではありません。企業価値の向上の一環として企業の状態を正しく伝えることが仕事です。市場が過剰なリスクを取っているのであるならば裏に隠れているリスクを正しく把握させる必要があるでしょう。
    企業価値を正しく理解してもらうことを念頭に入れて情報共有しましょう。
  2. 等身大の姿を伝えましょう
    「過小評価」も「過大評価」も正しくありません。特に過大評価を受けるような表現は、長い目で見ると企業価値を毀損しかねません。誠実な態度が重要です。
  3. 見えない資産を見せましょう
    決算短信に乗らない価値を引き出しましょう。競合他社との優位性や市場規模、特許の取得状況等。
  4. 五感に響くように
    現場の空気を意識し、共感を呼び起こすような意識を持ちましょう。新製品、工場の改善等。
  5. 一貫性が信頼を生みます
  6. 持続性が必要です(三日坊主はNG)
    IR活動は継続が必要です。即効性があるとは思わないほうが良いでしょう。継続が信頼を生みます。
  7. バックミラーよりもフロントガラス
    過去よりも現在の状況や未来図を投資家は好みます。ビジネス環境(競合や市場のパイ)や業界の構造(売上偏重や季節性)など。
    中計は積極的に開示しましょう。
  8. 名刺の裏に書けるシンプルなメッセージを!
    シンプルなセールスポイントを重視しましょう。
  9. まず鳥の眼、次に虫の眼
    全体像(鳥の目)→将来情報(虫の目)の順番で。情報がバラバラだと読みにくい。
  10. タバコの箱を横に置いて下さい(横比較)
  11. 変化はBefore/Afterで
  12. 対話、対話、対話、対話...
  13. 「Cash is KING !」です
    キャッシュフロー重要。投資家はP/Lよりキャッシュフローをみます(ほんとか?)。設備投資、減価償却、運転資本を説明していますか?
  14. 日本人には日本語で(素晴らしい話も他国語では...)
    投資家には資本市場の言葉で説明する必要があります。
  15. 枠を超えましょう
    同業他社のIR資料も参考にしましょう。


「IRグッドビジュアル賞」ってのがあるんだねえ


本賞は、「一枚であっても企業価値を効果的に伝えるIR資料のスライド」を表彰し、その好事例を共有することで、IR担当者の皆様に具体的なヒントを提供することを目的としています。
-- 「IRグッドビジュアル賞」|ナレッジ|株式会社プロネクサス

なるほどねえ。ということで過去の受賞作品のリンクを作ったなうよ。


IRにおける良い表現のベストプラクティス(PDF)の「IRのポイント15ヶ条」は良い指摘だと思う。IR担当の方はぜひとも参考にされたい。

  1. ギャップに気をつけて!(Mind the gap!)
  2. 等身大の姿を伝えましょう
  3. 見えない資産を見せましょう
  4. 五感に響くように
  5. 一貫性が信頼を生みます
  6. 持続性が必要です(三日坊主はNG)
  7. バックミラーよりもフロントガラス
  8. 名刺の裏に書けるシンプルなメッセージを!
  9. まず鳥の眼、次に虫の眼
  10. タバコの箱を横に置いて下さい(横比較)
  11. 変化はBefore/Afterで
  12. 対話、対話、対話、対話...
  13. 「Cash is KING !」です
  14. 日本人には日本語で(素晴らしい話も他国語では...)
  15. 枠を超えましょう

「微笑ましい開示資料集」もどうぞ =)



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