6555 MS&Consulting
MS&Consulting [6555] 17/10上場。今回初の説明会開催につき紹介。18/3の売上収益構成比率は、主力のMSR(ミステリー ショッピングリサーチ:顧客満足度覆面調査)88%、コンサルティング、研修のHERB事業10%。MSRは参入が容易だが、全国チェーンに対応出来るのは3~4社。当社がトップで— 決算説明会 (@gantky1) 2018年6月10日
年23万調査数、2位のメディアフラッグ(6067)が9万調査。調査結果に基づくコンサルティング、研修をおこなうのが他のリサーチ会社に対する差別化要因となっている。金額ベースでの既存客の継続率は93%、社数ではこれ以下。業界別売上収益比率では、外食47%、小売21%、カーディーラー、SSを意味する— 決算説明会 (@gantky1) 2018年6月10日
自動車15%。昨年度よりマネタイズを開始したサービスチーム力診断(従業員満足度調査。以下ST)に注力、MSRの顧客に対するクロスセルで増やしていく。また、モニター費用やそのレポートのチェックが不要なことから粗利益率の高い、来店客からweb上でタイムリーなアンケートを取るカスタマーリサーチを— 決算説明会 (@gantky1) 2018年6月10日
増やす方針。STでの競合は多いが、サービス業に特化した設問で、価格も対象人数が増えても一定、1店舗、1万円を基本と安いのが特徴。知名度はまだ低い。なお、コンサルは、来年度の方針を立てる2~3月に需要が集中するので、平準化が課題。SEは従業員123名中10名。収益は、比較的、堅調な伸びを示す。— 決算説明会 (@gantky1) 2018年6月10日
今の時代に即していると感じたのは従業員満足度調査でしょうか。人手不足の中、従業員の満足度を上げることで離職率を下げることを期待しているのでしょう。莫大な広告費を掛けて使い捨ての中途を雇い、莫大な人件費をかけて転職しにくい新卒を囲う時代は終わりました。
当たり前の話ですが、釣った魚にも丁寧に餌を与えるべきです。おカネでしか満足度を上げることが出来ない無能な人事なら尚更です。
当たり前の話ですが、釣った魚にも丁寧に餌を与えるべきです。おカネでしか満足度を上げることが出来ない無能な人事なら尚更です。
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ひとつ気になったのは4Q偏重の売上・利益でしょうか。MSRやSTは平均的に売上を上げているところからコンサルの収益に偏重していると思われます。コンサルは労働集約型でしょうから、売上・利益を上げるにはコンサル向けの人材が必要でしょう。
人材の確保はどこの企業も難題です。
個人向け決算説明会によると、コンサルは初期のサポートは手厚くするにしろ徐々に手離れし、安定した売上を確保しやすいMSRやSTに移行してもらうようお願いしているらしい。確かにこれはアリだが、利益面からすると大きな上昇は見込みにくいとみたがどうだろう。
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いつものB/Sの確認。GMOクリック証券の財務分析より。
ひとつ気になったのは4Q偏重の売上・利益でしょうか。MSRやSTは平均的に売上を上げているところからコンサルの収益に偏重していると思われます。コンサルは労働集約型でしょうから、売上・利益を上げるにはコンサル向けの人材が必要でしょう。
人材の確保はどこの企業も難題です。
個人向け決算説明会によると、コンサルは初期のサポートは手厚くするにしろ徐々に手離れし、安定した売上を確保しやすいMSRやSTに移行してもらうようお願いしているらしい。確かにこれはアリだが、利益面からすると大きな上昇は見込みにくいとみたがどうだろう。
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いつものB/Sの確認。GMOクリック証券の財務分析より。
何故か2018年度は更新されていません。報告済み。
こいうのは一番大きいところをみるのがコツです。一目で薄緑の部分が大きいことに気がつくでしょう。「その他資産等」でありその中身は「のれん」です。
多くのファンドを経て上場にこぎつけたらしく、その間に溜めたのれんが肥大化した状況です。会計基準をIFRSに切り替えており、この時点で見栄えの良い財務での上場を意識していたのでしょう。IFRSなのでのれんを償却する必要がありませんが、減損チェックが厳しければ毎年、減損するハメになるでしょう。
ちょっとした時限爆弾を持っていることは意識したほうがいいかもしれません。まああるとしても決算期の終盤ですええ =)。
- 2018年3月期オンライン決算説明会動画
18.06.20の個人向けオンライン説明会。後半の質疑応答が参考になった。オヌヌメ。 - IR情報 | 株式会社MS&Consulting
IR本拠地。決算説明資料あり。
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