2019年4月22日月曜日

2685 アダストリア - 今日の決算説明会さん (19.04.14)

決算説明会(@gantky1)さん、まとめページ

2685 アダストリア


アダストリアは、高級ブランドのアパレル小売です。四季報の同業他社にパルグループホールディングス[2726]ユナイテッドアローズ[7606]









決算動画では「福袋」を止めたことが功を奏したとしてました。ブランド維持を考えれば当然の対応かと思われます。閑散期生産によるコスト削減よりも即納体制を強めるのはいい傾向かと。

いつものB/Sの確認。GMOクリック証券の財務分析より。


ここ5~6年は成長した感じは受けませんね。その他資産はてっきりのれん代かと思ってたんですが大半は「敷金及び保証金」でした。

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せっかくなので各アパレル企業の在庫回転率をみてみましょう。銘柄はテキトーです。



スクリーニング方法については【会社四季報】 会社四季報で確認する在庫回転率を参照。ただし今回は単独決算の銘柄があったので、連結用と単独用の2つのスクリーニングを用意しています。このあたりが会社四季報CD-ROMの面倒くさいところよね。

一般的にアパレル業は、流行り廃れが早いので在庫が不良在庫になりやすい業種です。なので、極力在庫を持たない経営をし、在庫になったら速やかにディスカウントを行い処分します。しまむら、アダストリア、パルGHDはそれを意識した経営かと思われます。

ハニーズ、マックハウス、ユナイテッドアローズの在庫回転率の高さはよく分かりません。特にハローズの扱っている商品はヤング向けなのでもっと回転率が高くていいはず。在庫の持ち方に疑問が残ります。

タビオの在庫回転率の高さは製造を国内でやっている強みかと思われます。靴下がメインですので製造日数も短いことが予想できます。

青山商事やアオキは、アパレルとはいえ紳士服ですので流行り廃れがありません。長期で在庫として持っていても不良在庫にはならないのでしょう。なので他のアパレル業より収益性が高く、在庫処分が少ない業態と言えます。

ワークマンもアパレルとはいえ作業着。流行り廃れがないので在庫リスクは少ないのですが、在庫回転率は早いように感じます。経営が上手いのかもしれません。


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