2015年11月28日土曜日

今日の雑談 (11/28)

最低賃金の上昇、ねえ


そもそも賃金が上がらないのは、今の景気が一時的なものであって、日本に強い経済成長があると思っていないからでしょう。一度、正規雇用の賃金を引き上げると下げるのは難しいから、そりゃ慎重になるわ。

最低賃金の引き上げは、正規雇用よりは非正規雇用の底上げという面が強い話になるでしょう。今まで正規が非正規を搾取する構造を覆すという点では評価しましょう。とはいえ、非正規の賃金が高くなることで正規雇用が増えるかというと、そうでもないでしょうね。

先々不安があるなら、不景気で賃金を減らすことができない正規より、自由にレイオフできる非正規の方がずっと安心ですからね。私の想像ですと、製造業でおおよそ4割の人が非正規で働いていますが、この比率が更に高くなると思っています。そして非正規ほど正規の賃金は上がらない状況がずっと続くでしょう。

利益を上げるか、労働分配率を上げないかぎり、利益の奪い合いになります。最低賃金が上がるとなるとその分、正規の賃金は減らされる、もしくは上がらないというシナリオになるでしょうね。

中小金属・機械メーカー労働組合であるJAM(ものづくり産業労組)では、公正な賃金環境の観点からみても、最低賃金の引き上げに賛成の立場だが「正規社員への給与抑制に何らかの影響が出ないとはいえず、労組としてはその点は監視する必要はある」との見方を示している。
-- 再送-〔焦点〕所得分配の色彩強めるアベノミクス、行き過ぎなら副作用の懸念 | Reuters

労働者の味方を演じざるを得ない労組も、実のところ自分たちの正規雇用の賃金を気にしているわけです。今まで搾取してきた非正規がコスト高になったら俺達の賃金はどうなるんだ、ってね。バカだなあ、正規が責任をもって利益の伸ばせばいいだけじゃんね。

労働者の敵は労働者だ。

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逆に考えるといい。

タクシーの運ちゃんの賃金を上げるために初乗り運賃を上げろと、政府が指示をしたとする。運賃がそのまま利益に直結する事業だから実に労働者思いな提案なわけだが、一方で消費者はそれを受け入れるかはビミョーでして「糞高い運賃で誰が利用するもんか、バーカバーカ」というのは簡単な話でして、結果利用率が下がってやっぱり利益が減ることに。

最低賃金と立場は違えど同じことを提案していると思いませんかねえ。

まあタクシーというビジネスは経済学者の格好のネタでして、一筋縄では行かないんですわ。面白いですよ。


モンハン、届いたー


嬉しくて取り敢えず風呂に入ってきた。なぜかは自分でも分からんw


俺、12月になったらAmazonプライム会員になるんだ、、、



Kindle端末を持ってるユーザーでAmazonプライム会員になっていると、月1冊無料で読む権利が与えられるんですな。幸い、アチキはKindle Paperwhiteを持っているのでプライム会員になるだけで条件を達成できるはず。

無償本はすべてが対象ではないのがミソでして、売れ筋とかはあまり対象になっていないんですね。ということで、まずポチることがない、高い書籍を中心に買って行きたいと思ってる次第。

独自出版している書籍が結構、対象になってるんだよね。



「移動平均線」満足度99%の株売買術
東京イーブックス (2015-04-02)
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株・日経225先物 シンプル・トレード: 勝ち組の投資術
(2015-07-30)
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どうせなら胡散臭くて高い本をポチりたいよねw


今、パンローリング本が半額セールをやってるっぽい



未確認情報だが確かに安売りしている書籍が多い。

そんなことよりモンハンはまだか。


つか後、2週間ちょいで会社四季報発売じゃないですかやだー


会社四季報 2016年 01 月号 [雑誌]

東洋経済新報社 (2015-12-14)

四季報ネタ書いても君ら、ここから買わないでしょ。モチベーションが上がらないんだよね。

とはいえ最優先事項はモンハンだ。はよはよ。


立ち読みした本・立ち読みしたい本


暇だからまた書く。

サイバーセキュリティプログラミング ―Pythonで学ぶハッカーの思考
Justin Seitz
オライリージャパン
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PythonとあるがPythonに特化しているわけではナサゲ。

スクリプトキディ御用達の雑誌とは異なっていて、最近の攻撃方法についてツラツラ書いてあって参考になった。電子書籍化したらポチりたい。

変な話、守る側も攻撃する側の手法をある程度知ってなければ守るものも守れないんだが、これが結構諸刃の剣というか、なんというか。

聖☆おにいさん(12) (モーニングコミックス)
講談社 (2015-11-20)
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発売してるのは知ってるんだが今回はスルーした。流石にマンネリ化している感があろうかと。まあ多分、気が向いたらさっくり買うんだとは思うけどさ =)。

ワンパンマン 10 (ジャンプコミックス)
村田 雄介
集英社 (2015-12-04)
売り上げランキング: 35

来週発売。予約はしていないがまず買う。

中間管理録トネガワ(1) (ヤンマガKCスペシャル)
福本 伸行 橋本 智広 三好 智樹
講談社 (2015-12-04)
売り上げランキング: 288

これも来週発売。利根川さんファンなら買うべきだろw

まんしゅう家の憂鬱
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まんしゅう きつこ
集英社
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まんしゅうきつこのオリモノわんだーらんどの書籍化らしい。ちょっと興味あり。

江口寿史の「5分スケッチ」自分の線をつかむコツ! (集英社新書)
江口 寿史
集英社
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12/14発売。絵心がない俺にとって興味津津ではある。


モンハン、近くの事業所までは届いているらしい、、、


はよはよ


残存者利益の発動条件


いえね。残存者利益を享受するための発動条件があって、これを満たさないと参加者全員の我慢大会が始まってにっちもさっちも行かないことは理解したほうがいいと思うのですよ。

残存者利益とは、ビジネス環境が衰退する過程で競合が減り、残った数少ない企業が利益を独占するってのが教科書通りの解釈かと。

このケースで有名なのは携帯会社でしょうか。一時期は、数多くの企業が参入していて顧客の奪い合いが横行していて、ナカナカ利益に繋がらない状況だったのですが、ソフトバンクがゲームを作り始め、現在では3社に絞られる状況になっています。こうなると、互いに過度な競争を止め、寡占化が始まり、消費者としては嬉しくない展開なのが今の現状でしょうか。とはいえ価格競争力があるMVNO事業が急速に発展しているので、もう少し状況は良くなろうかとは思うのですが。

残存者利益を得るのに最も適しているのはM&Aです。

同業他社を吸収し、高いシェアを確保すれば価格を自分たちで決めれるようになります。価格設定力があると自分たちのゲームがしやすくなります。設備投資にしろ供給量にしろ自分たちでコントロールできれば安定して利益が得られるようになります。

とまあ、衰退産業にとってM&Aは実に美味しいのですが、これには発動条件があるんですよ。発動条件を満たさない学習塾を例に説明してみます。

  • 経営者(事業主)が成熟期→衰退期に向かっている認識があること
    この認識がないとM&Aは進みません。
    少子化の認識はあるのですが、どうも学習塾の経営者というのは意識高い系の人が多いらしく、努力でなんとかなると思ってる傾向が強いように感じます。
  • 規模の経済性が強いこと
    規模の経済性が弱いと、M&Aを行う必然性が少ないです。
    学習塾は基本、塾講師の派遣業の傾向が強く、規模が大きくなっても一定数の塾講師を雇わなければならないので規模が大きくなっても利益の伸びは僅かです。教材の共通化等では規模の経済性を確保することが出来るのですが、この前の4745 東京個別指導学院の例にもある通り、オリジナルの教材の方が好まれたりするのでナカナカ上手く行かないものです。
  • 危機意識が強いこと
    危機意識がないとなんとなく経営を続けることが多いようです。
    学習塾は、例えば生徒さんが減ったとしても塾講師の数を減らすことで一定の利益を確保できるので、割と環境変化に強い事業です。こうなると危機意識は持てなくなるっぽいですね。
  • 利益率が低いこと
    利益率が低いと危機意識を持ちやすくなりM&Aが進みます。
    大きな環境変化で事業継続が不可能になりそうな産業だと尚更です。学習塾の利益率はかなり高く、小規模な塾でも継続可能だったりします。財務を見てもらえれば分かるのですが、ほとんどの学習塾は現金を持て余しています。使い道がないんですね。

とはいえ流石に最近は学習塾でもM&Aがちらほろ聞こえるようになったので危機意識は持ち始めたのかもしれません。

上記の発動条件を満たしているビジネスですと調剤薬局ですかね。消費税増税で利益が削られること、ある程度の在庫を持つ必要性があるので規模の経済性が効くこと、利益率が低いこと、次の消費税増税で危機意識が強いこと等、条件が揃ってるんですよ。IRとか細かくみると中小企業の調剤薬局をM&Aするというのがチョイチョイ出ています。確認することをオススメしますよ。

もう一つ、クリーニング業にも白羽の矢を立てたことがあるんですがこれはビミョーだったかな。銘柄で言うと2300 きょくとうですかね。クリーニング店の装置は1000万円程度必要で、独自に起業するのは難しいんですよ。最近は、中央に大きなクリーニング工場を設けてクリーニング店は単なる窓口にするってのが一般的でしてそうなると規模の経済性が強くなります。昔ほどクリーニングが利用されなくなっていて衰退産業まっしぐらというのもあって割とM&Aは進みやすいようです。が、M&Aの速度よりも衰退速度のほうが早くて、具体的には老齢とかで店を畳む経営者が多くなってビミョーに売上が伸びないという状況が続いていたので撤退しました。でも割と悪くないんですよ、ここ。

ということで、まあそいう投資法もあるってことで一つ =)


公人はマットに包めてみんなでケリを入れていいコンセンサスは何とかなりませんかね?


タブロイド紙の現政権批判に偽装した単なる不満の掃き溜めというビジネスを、もっと哀れな目で見るべきだと思うわけですよ。公人と有名人の閾値の区別が、ネットの発達で曖昧になっている気がするんですよ。有名人が今度は実名になって、更にコテハンにスケールダウンしていくという。

情報の質にかかわらず、自分の都合のいい情報に相乗りしてみんなで蹴りまくる。

この空気が出来ると人は人に対して残酷な選択が出来る、というのは人の性だと思うわけですよ。ミルグラム実験(アイヒマン実験)ってやつですな。この実験はナチスから派生しています。

「アイヒマンはじめ多くの戦争犯罪を実行したナチス戦犯たちは、そもそも特殊な人物であったのか。それとも家族の誕生日に花束を贈るような平凡な愛情を持つ普通の市民であっても、一定の条件下では、誰でもあのような残虐行為を犯すものなのか」という疑問が提起された。
-- ミルグラム実験 - Wikipedia

残念ながら環境が揃うと人の残虐性を増す、というのは本当らしい。多分、ボキュにもある側面だろうし完全に否定も出来ないでしょう。否定するのではなく許容し抑制していく、というのが一般解じゃないかな。でも、この実験、かなり残酷でね。

この時の実験の模様を淡々とまとめた書籍があってたまに読むのですが、実験後の被験者の態度が様々でぶっちゃけ興味深いんですよ。まるでネットの縮図をみているようでね。まあ実験自体、人間の尊厳を踏みにじることに繋がるので、最近ではそのまま実験しにくいらしいんだけどね。

人間不信になりたい方にオススメですよ =)

服従の心理 (河出文庫)
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スタンレー ミルグラム
河出書房新社
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モンハン、まだ届かない(´・ω・`)


これ、予約しないで店頭に走るのが正解だった気がしてきた。

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