2015年11月3日火曜日

4348 インフォコム、2484 夢の街創造委員会 - 今日の決算説明会さん

決算説明会(@gantky1)さん、まとめページ

4348 インフォコム


インフォコムは、ソフトウェア開発と電子書籍販売を行っている企業です。四季報の同業他社に3658 イーブックイニシアティブジャパン4812 電通国際情報サービス4684 オービック




10/30、2Q決算発表後の株価は、+7.13%と評価はヨサゲ。9/29に特損を発表し、見た目の悪いP/Lになっているのですが、見た目ほど悪くない状況ではないかと。

ざっくり纏めると以下のとおり。

  • 好調な電子書籍
    めちゃコミック」を運営。売上の4割を占める。前期120億円の売上で、2Q決算で10%の売上増と好調。広告効果が出た様子。同セグメントであるソーシャルゲーム事業は終息の方向へ。
  • 利益率が高いソフトウェア開発
    医療分野に強み。強化分野としてERPパッケージがあり、うまく軌道に乗るとこれも利益率の高い事業に育つかと思われます。親会社の帝人から請け負うことができているのも強いでしょう。
  • プライベートクラウドからの撤退による特損
    特損2.7億円を計上。2Q決算の利益減の主原因。今後は、他社のクラウド環境へ移行することになります。多分、AWS等のクラウドサービスへの移行になろうかと思われます。クラウドのコストパフォーマンスで勝てる見込みが無いと踏んだのでしょう。
    この判断は多分、正しい。
    多分、10年間で40億円の費用削減というのは、プライベートクラウドを維持した時のコストが削減できるというタラレバですねこれは。

やはり特筆するべきは電子書籍事業の成長性でしょう。

去年の電子書籍の売上高は120億円程度。この規模は同業他社の3678 メディアドゥの80億('15/02)、3641 パピレスの84億円('15/03)、3658 イーブックイニシアティブジャパンの51億円('15/01)と、売上ベースで同業他社を上回っています。しかも同業他社より利益率が高めというもの素晴らしい。

正直、「めちゃコミック」を利用したことがなく、今回初めて知った程度の認知度であり、にわかに信じられませんでした。以下はインターネットユーザーを対象に調査した結果なのですが、やっぱり「めちゃコミック」の認知度は低いようです。


どうも、電子書籍ストアとしてはガラケー時代から運用していたようですので、もしかしてガラケー時代のユーザーが今でも利用を続けているのかもしれません。

旧来のガラケーの流れを組む電子書籍サービスは
  • キャリア決済でクレジットカード不要で会員登録もキャリアのパスワードだけ
  • 月々の携帯電話利用料と一緒に支払える
  • 1話30円から手軽に読める
といった、購入障壁の低さを武器に伸びていくと思います。

-- アムタス『電子書籍売上100億円突破のプレスリリース』の裏側を読む - 電子書籍ガイドさんの電子書籍の外側

ネットユーザーの認知度が上がれば更に利用率が上がるかもしれません。

悪くないね =)


2484 夢の街創造委員会


夢の街は、ネット経由の出前を仲介する「出前館」を運営する企業です。四季報の同業他社に2440 ぐるなび4755 楽天






14.11.27の続きです。

詳しくないので紹介だけ。

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