2015年11月22日日曜日

【投資アイディア】 年率5%の投資アイディア 2015年版

 年率5%の投資アイディアまとめページ

次のNISA枠に備えて年率5%の投資アイディアを更新してみます。来年(2016年)から100万円→120万円というビミョーな枠増しもあったのでその分、組入銘柄が増えそうです =)。

組入れ条件は年率5%の投資アイディアまとめページを参考にしてください。




と言う事でピックアップしました。配当利回りは15.11.20現在。

  • 8898 センチュリー21・ジャパン
    配当利回り3.48%。
    不動産仲介業の仲介。センチュリー21という看板でサービスフィーを稼ぐモデル。不動産不況の時期でも安定した利益を稼ぎ出している。今後も大きく業績を崩すことは無いのではなかろうか。配当性向は50%程度を維持。流動性は少ない。
    ---
    相変わらず業績は安定しているが成長性は少ないので配当重視にはピッタリかと =)。分割しており12万円ほどで購入できるというのも利点。これで優待があればねえ。
  • 1723 日本電技
    配当利回り 3.82%。
    空調工事の下請け。アズビルや大手空調設備企業の依存度高し。受注が入札ではなく特命受注という強いビジネスをしていましてこのセクターには珍しく前受金ビジネスをしてます。東京五輪と絡むので業績が落ちることはそうそう無いのではないかなと。この銘柄、昔から語ってましてお気に入り銘柄なのです =)。
    ---
    今期は、受注高が弱く売上面でやや心配しています。期中に上方修正がありましたし、自社株買いもやっていますので安定性は鉄板でしょう。仕掛けるなら3Q決算の受注状況を確認してから仕掛けたほうがいいかもしれません。
  • 3834 朝日ネット
    配当利回り3.36%。
    ネット接続業。概ね安定的な業績で高配当を維持。プロバイダーという業種では成長面では厳しいかも知れないが、残存者利益を享受できる可能性は高いとみている。広告費用も必要無くなるしね。
    ---
    今期、事故的な引当金と、新たなビジネスに向けての投資が加わり下方修正を発表しています。とはいえ、株価は相当安定していますし、配当中心なら未だに鉄板銘柄であるのは確かでしょう。
  • 2417 ツヴァイ
    配当利回り3.47%。優待イラネ。
    結婚仲介業。イオン子会社。従業員が少なく利益が高いビジネス。業績は安定しているものの参入障壁は低め。大人向けの前受金ビジネスで単価は高い。流動性は少ない。
    ---
    2Q決算の見栄えは悪い。設備投資が嵩んでるとのこと。株価は無風。配当中心なら理想な展開でしょう。
  • 5187 クリエートメディック
    配当利回り3.68%。
    医療機器メーカーで消耗品。一定の売り上げは確保できるんだけど成長性でイマイチ感があって万年高配当銘柄になっている様子。高齢化社会になればもっと利用機会が増えるはずなのでもう少し評価されてもいいんじゃまいか、とは思ってる。
    --
    3Q決算では研究費、販促費が嵩んで利益を削っている状況。薬価改定が近いのでやや不安な要素はあります。薬価改定を織り込む時期、1~3月は様子見の方がいいのではないか。
  • 9986 蔵王産業
    配当利回り3.92%。
    清掃用具商社。機材は輸入品なので為替の影響を受けやすい。コンビニの清掃用具の多くを納品していて一昔、コンビニブームの陰で一度相場があったようです。アベノミクスでビルが建つ → ビルが建てば清掃用具が売れる → ウマーという単純聴牌系を描いてます =)
    ---
    輸入商社なので円安は不利なのですが今のところ、安定した業績を上げているようです。

  • 2408 KG情報
    配当利回り3.81%。新規組入。
    山陰・山陽地方でフリーペーパーを配布。財務良好というか殆ど現金。今期から投資期から収益期に切り替えたあたりを評価。フリーペーパー自体は、労働人口減少により広告効果が見込めないからか、人材不足の割に売上が伸びない状況の様子。無理をせずゆっくり配当を出す限り、キャッシュカウ銘柄としては優秀。
    --
    10/8に下方修正が入るも株価に変動なし。新規事業が上手く行っていないらしい。
  • 6889 オーデリック
    配当利回り3.48%。新規組入。
    照明機器の開発・販売を行っている企業。積極的な中期経営計画を評価。高配当も評価に値する。東京五輪を加味するともう一歩成長できるのではないかと踏んでいる。同業他社の6932 遠藤照明と比べると安定さを持っているのもお気に入り。
    --
    2Q決算は悪くないものの評価はされず。やや意外だった。
  • 4750 ダイサン
    配当利回り3.40%。新規組入。
    建築資材メーカー。財務に有価証券が多く含まれており、持ち合いと思われる同業の2445 SRGタカミヤの株や証券会社の営業に負けたのかどうしようもない投資信託が多く含まれており胸糞の悪い好財務を評価。シャープの社債とかマトモな経営者が組み入れる資産ではないだろう。コーラブル預金って単語、今回初めて知ったよ。アフォか。悪いおじさんたちに取り囲まれる可能性も考慮。
  • 3828 ニフティ
    配当利回り3.56%。新規組入。
    大手プロバイダー。プロバイダー自体は成熟期に入っており成長の余地よりは中小を吸収する形での売上増しか見込めないのではないか。上記のASAHIネットに近いのだが、どうもプロバイダー事業が見捨てられないらしく、広告費を多く突っ込んでその度、利益を削っているように見える。一方で、サブビジネスのニフティクラウドの成長性は素晴らしく、今後、高い収益が期待できるのは評価したい。親会社の富士通の株式売却の可能性を懸念。古川系の血筋はすぐ親子関係を解消する歴史を持ってるからね。経営者次第でこの銘柄は化けるとみている。

以下、次点。

  • 7847 グラファイトデザイン
    配当利回り3.95%。新規組入。
    ゴルフクラブの竿(シャフト)の部分を製造している企業。製造業故に大きく株価が動くのだが、それでも財務を見ると捨てるには惜しいと判断し、次点とした。配当は出せるだけの財務はあるのでこの点は心配していない。国内のゴルフ需要に左右されるのだが、2016年のオリンピックからゴルフが採用されており再度、人気を集める可能性があると見ている。勿論、東京五輪の特需も見据えている。
    --
    10/1に下方修正、大きく株価を落としている。
  • 8945 日本社宅サービス
    配当利回り3.16%。新規組入。
    社宅のアウトソーシングを行っている企業。財務良好。社宅の需要減少から他への事業展開を目指す必要が出てきており、やや成長面があるのが不安要素。配当を出す能力に不安はないので次点とした。
    --
    1Q決算の見栄えは悪く無い。
  • 3143 オーウイル
    配当利回り3.77%。新規組入。
    食品商社。安定した収益を評価。上場してからずっと配当利回りが高いのだが、裏を返せば評価されない状態が続いている。上場時には高成長を期待していたんだが、どうも伸び悩みが続いている様子。業種的には大きく崩れることは考えていないので次点とした。今後の業績の伸びが確認したい。
  • 2814 佐藤食品工業
    配当利回り3.10%。新規組入。
    調味料製造。好財務と収益性を評価。態度の悪いファンドに絡まれ、すったもんだで創業者が舞い戻ってきて現在に至る。創業者も高齢ですのでもしかして上場に嫌気をさしてMBOするかもしれないことを評価。どんなに儲かっても増配はする気がないようですが、減配もないと見ています。
    2011年のファンドとのアレは明らかに見えましたし、実に美味しかったですよ =)。「サトウのごはん」で有名な2923 サトウ食品と間違われる事多し。
  • 2341 アルバイトタイムス
    配当利回り3.44%。新規組入。
    東海地方でフリーペーパーを配布。財務良好というか殆ど現金。KG情報との差はPBRが1倍以上であること、投資期に入っていることを懸念。減配は考えていないが収益性を落とすと株価が上がる見込みが殆ど無いのを懸念。この銘柄は、財務より収益を期待されているのではないか。
    --
    株主総会に行ってきましたけど、経営者は人当たりのいい方でした。M&Aを中心とした成長を目指しているっぽい。
  • 9856 ケーユーHD
    配当利回り3.00%。優待。新規組入。
    中古車販売と輸入車販売。財務良好。正直、今期は、円安と消費増税後の反動で成長分野の輸入車販売が落ちるとみていたんですが絶好調。どんだけベンツ欲しがるカネ持ちが多いかって話でしょうか。ノミネートするか悩んだんですがやはりQUOカードには勝てませんでした。
  • 9885 シャルレ
    配当利回り3.13%。優待。新規組入。
    女性下着の代理店ビジネス。過去に色々ゴタゴタを起こしており代理店ビジネスというのもコンプライアンス的に一抹の不安があるのですが、直近の業績の良さと相変わらずの好財務を評価。再度非上場もありうるんじゃないかな。
  • 1909 日本ドライケミカル
    配当利回り3.07%。優待。新規組入。
    防災設備。積極的なM&Aによる業務拡大を評価。大規模なM&Aが絡むと増資に向かう可能性は否定出来ない。最後は優待が救ってくれる、はず。

2674 ハードオフコーポレーション2681 ゲオHD2391 プラネット2305 スタジオアリス7466 SPK6379 新興プランテック7442 中山福は配当利回りを考慮して卒業させました。銘柄自体の収益に問題が出ている訳ではないです。

--

3143 オーウイル1909 日本ドライケミカルは収益バリューを評価しているので、他と比べるとリスクが高いです。また7847 グラファイトデザインは製造業でかつOEM中心なので市況によって業績が大きく影響することは考慮してください。これもリスクが高いです。それ以外は、資産バリュー銘柄を選択しています。成長性が低め、もしくは成長する意思が少ない銘柄です。

私は成長性すらリスクとして考えています。成長性は過剰な設備投資を産み、収益の安定性を脅かします。

成長性を失うと、徐々に事業は衰退し、いずれ収益性を失うことになります。ただし財務の良さ、立ち位置の良さから生き残る場合があり、あわよくば残存者利益によって細く長く生きながらえることもあろうと思っています。

リスクが低い、ということはそいうことです =)。

0 件のコメント:

コメントを投稿