2015年1月20日火曜日

7725 インターアクション、2379 ディップ、7630 壱番屋 - 今日の決算説明会さん

決算説明会(@gantky1)さん、まとめページ

7725 インターアクション


インターアクションは、半導体装置を開発・製造を行っている企業です。四季報の同業他社に3156 UKC HD6656 インスペック6941 山一電機。UKCはCCDを扱っている商社ですので、装置産業と比べるのはどうでしょうか。山一もまたビミョーですし。仕事しろ>四季報。





初っ端からさじを投げますけど、半導体装置はよく分かりません><。会計面でもちょろまかすケースがまま見られます。比較的単価が高いので色々会計的に操作しやすい分野なのです。

インターアクションは、半導体装置、太陽光発電、環境設備の3つの事業の柱を持っています。2Q時点での受注高は、主力の半導体装置が弱く、太陽光発電と環境装置が強め。今後の予想は、半導体装置と環境装置が強めで太陽光発電は一服する予定を立てているようです。

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纏めると、装置産業は苦手です。

無理><。

昨年まで債務超過だった銘柄ですので特に注意が必要でしょう。


2379 ディップ


ディップは、求人情報「バイトルドットコム」を運用している企業です。四季報の同業他社に4849 エン・ジャパン6054 リブセンス6098 リクルートHD




ディップは上手く嵌った銘柄でしたね。以前、会計変更で見栄えの悪いP/Lになった時にかなり仕掛けてたのですが、仕事を辞める時に全部決済しちゃったんですよねえ。つくづく勿体ない事をしましたorz。

ネット関連ですと、エン・ジャパンやリブセンスも絡んでくるのですが、両社とも成功報酬型の運用でして、採用が決まった時点で報酬が支払われる方式を採用しています。が、直近ですと人材不足もあって採用に結びつかない状況が増えていて売上が伸び悩み気味なんだそうな。エン・ジャパンは嫌なタイミングでビジネスを変えてしまいましたね。惜しい。

リクルートは規模が大きいので大きな売上の変化を求めるのは厳しいでしょうね。

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纏めると、アルバイトという需要が大きく望める環境で大きく化けた銘柄ですね。流石に今後の需要までは予想できませんけど。

求人関連のビジネスは今後も伸びていくでしょう。若干見通しに弱気なのは、人材不足の影響ですかね。例えば地域広告に強いフリーペーパー関連企業の売上の伸びは、伸びてはいるものの期待以上と言う事は無い印象です。広告を打っても人材が集まらないと諦めてしまっているようです。

とは言ってもネットで地域広告はまだ早いですし、また全く新しいビジネスを持ち込んでくる企業が出てくるのかもしれませんね。

少なくとも東京五輪までは需要の方が上回ってるはずです。


7630 壱番屋


壱番屋は、カレー屋さん「CoCo壱番屋」を運営している企業です。四季報の同業他社に7581 サイゼリヤ8153 モスフードサービス9936 王将フードサービス。取り敢えず外食を並べてみました的なリストですな。




言わずと知れたカレー屋チェーン店ですね。月次では既存店も軒並み100%を超えています。外食にしてはかなりの善戦でしょう。

好調の要因は、テレビ朝日系列のバラエティ番組「アメトーーク!」の効果だ。昨年4月上旬に放送された「CoCo壱番屋芸人」という回で、人気芸人が壱番屋の商品を数多く紹介。放送があった2014年4月の既存店客数は、前年同月比で2割近い大幅な伸びになった。新年度に入ってからも勢いは持続し、2014年6~11月累計の既存店客数は同5.2%増という高い水準を維持した。
--- 絶好調のココイチ、起爆剤は"あの人気番組" | 外食 | 東洋経済オンライン

最近ではマスメディアの影響力減少が指摘されがちですが、やはり影響力は依然大きいでしょう。外食がマスメディアに取り上げられると急激に売上が伸びる傾向が強いですので注意してみておいた方がよいでしょう。

「カレーハウスCoCo壱番屋」(以下、ココイチ)のアルバイト店員とみられる人物が、来店したSKE48ファンの悪口をツイッターでつぶやいたとして、ネット上でちょっとした騒ぎになっている。
--- 日刊ゲンダイ|ココイチ店員か SKE48ファンを「頭おかしい」とつぶやき物議

SKE48とのコラボでやや問題になりましたね。企画力の勝利でしょう。まあアルバイトという立場上、売上が伸びても大してメリットが無いので仕方の無いことかと思われます。儲かったら賃金をはずんであげましょうよ。

ココイチが採った戦略は、日本では比較的リーズナブルなイメージを、なんと高級ブランドへと、転換することだった。日本式カレーをベースに、オシャレなブランドイメージを実現したのである。
--- カレーのココイチが、タイで人気沸騰のワケ | 決断筋を鍛える | 東洋経済オンライン

壱番屋の海外戦略なのですが、アジアで成功しているようです。成功の秘訣は、変に現地に即した商品を提供するのではなく、日本で受け入れられているカレーをそのまま提供したことにあるようです。

夏野さんの動画をお勧めしておきます =)。



今日本でこの粉モノの供給はたったの二社グループが寡占している。ハウス食品とS&Bだ
(中略)
このカレー粉の原料生産の寡占構造こそ、本文記事にある大規模カレーチェーンがココイチだけになっている大きな原因なのである。
(中略)
ここからがいやらしい話なのであるが人気が出てもっと店舗を増やそうとして自社工場にセントラルキッチンを整備しようとするとどうやらこの二社から「うちの傘下に入らないとスパイスの供給をやめる」旨の打診があるのだそうだ。
--- カレーは粉モノビジネスの優等生だ|堀江貴文オフィシャルブログ「六本木で働いていた元社長のアメブロ」

一応、こいう話もあるよ、ということで =)。

いつものB/Sの確認。GMOクリック証券の財務分析より。


ケチのつけようがないですな =)。

株主資本の伸びが安定的で素晴らしい。強いて言うなら現金が急に増えてるようなのでそろそろ自社株買いなり増配などで減らす必要がありそうなレベルにありそうなこと位。

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纏めると、カレー専門チェーン展開という、外食の割に過当競争が少ない分野で安定的に利益を伸ばした優良企業という見方でいいんじゃないでしょうか。海外戦略も面白い感じですし特に不満点が少ない投資先と言えましょう。

まあ株価も常にそれなりですけどね =)

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