投資のチカラ、来週で終わっちゃうんですね。ちょっと悲しい、ということで岡崎さんの回をまとめてみた。
- イギリスで消費者物価指数が上がってきている
EU離脱移行のポンド下落と原油堅調で食料品関連のデフレから脱却。利上げに対して積極的に。 - 米国のFOMCの利上げキャンペーンはなんだったんだ?
真意がよく分からない。何か金融危機の火種があるんだろうか。過保護過ぎるんじゃね?過保護のなかで米国株を含めて弱々しくなっている。 - トランプ政権は企画倒れ政権
オバマケアは本来ならすんなり通るはずなのに。
- 米国中古住宅販売に注目
販売量は落ちている、在庫は減っている、価格はえらい上がっている。答えは住宅の供給不足。リーマン・ショック後は住宅を建てていないので絶対量が足りない状態になっている。人手不足と住宅不足はインフレのボトルネックになりうる。
ボトルネック型インフレーションは教科書の最後の方で取り上げられるが、どうあっても物価が上がる状況になっている。3%の物価上昇は許容するといってるがそんなのはボトルネックが確認されればすぐ突破する。人々の暮らしは悪くなるだろう。
そもそも供給量が少ないのにトランプ政権は需要を喚起しようとしている。人雇えと言ってるが皆、仕事に就いているから今より給料が高くならないと動かないだろう。となると賃金上昇に繋がりインフレが止まらなくなる。
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このネタは私も気になってました。インフレ方向に加速しているが加速しすぎる可能性があり、結局過保護な金融政策を止められないのではないか、と。
30:30あたりから、リスクをみるための重要な3つのポイントについて。
1. ボラティリティ(日経VI)
市場がビックリすると上がる指数で最近ではトランプ大統領当選の時に大きく上げている。
日経VIは大体、20~25あたりが平均になる。直近の15は異常に低い状態でリスクに鈍感であることがわかる。
2. ハイイールド債スプレッド (信用リスク)
格付けの良い債券(国債)と悪い債券(ハイイールド債)との差が信用リスクになる。青線がハイイールド債スプレッド、赤線はVIX。
下がると信用リスクを取り過ぎていると判断。最近では2014年の7月にリスクを取りすぎている時期があった。原因は原油の急落。リスクを取りすぎている時期は何かしら問題が生じることが多い。
- BofA Merrill Lynch US High Yield Option-Adjusted Spread© | FRED | St. Louis Fed
ハイイールド債7年と国債7年を引き算したもの、らしい。OAS(Option Adjusted Spread)の略で紹介されることも。
3. 長短金利差
長短金利差は、リスクを加速させる、もしくは減速させるものとして注目。
直近のリスク(原油安、中国リスク)は、長期金利が下がったことで消し止められた。リーマンショックやITバブルの時は、長期金利が上がったためリスクが燃え広がった。
長期金利が上がっていく局面は注意してみる必要がある。
現状を整理すると、、、
上記の3つのポイントをみてホンモノの危機かどうかを判断しましょう。
- ボラティリティは下がりすぎです
- 信用リスクは取りすぎです
- しかし長期金利は止まっています
株価が1割、2割下げる局面はまだ早いでしょう。しかし長期金利も一緒に上がっていく、もしくは下がらない局面になると、今回は意外と根が深い問題になるかもしれない。2017年は一度大きなリスクがくるんだろう、とみている。
どういうシナリオでも米国の長期金利は上がっていく。上記の3つのポイントから一度、米国株の上昇はポキっと折れるのではないかとみている。
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