2017年3月15日水曜日

6245 ヒラノテクシード - ジェイリバイブ (17.03.03週次)

ジェイリバイブ(SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ) まとめページ

6245 ヒラノテクシード


ヒラノテクシードは、電子部品を製造する機械を製造している企業です。四季報の同業他社に6246 テクノスマート


今週は、フィルムや紙などの基材に膜を塗布する工程で使われる装置を製造し、世界に向けて販売している「ヒラノテクシード」をご紹介します。同社の装置は、湿布などの医薬品からスマートフォンやパソコンなどのエレクトロニクス関連製品まで、 様々な製品の製造工程に欠かせない存在となっています。

同社の特徴は、1935年の創業時から培ってきた、“コーティング技術(高精度で薄く均一に塗布)”、“ラミネーティング技術 (貼り合わせ)”、“乾燥技術(基材、樹脂の特性に合わせた乾燥)”、“基材の走行制御技術(走行基材のコントロール)”の4つの 要素技術を組み合わせながら、顧客の要望に沿った装置をオーダーメイドで生産している点にあります。また、奈良県の本社 工場に併設している『テクニカム』と呼ばれる研究・実験施設も同社の大きな特徴の1つです。ここには世界最大規模のテスト 設備を備え、顧客との共同開発などを通じて技術力の向上につなげています。さらに2014年3月には、真空下で成膜させる 独自の“ドライコーティング技術”を持つ子会社の「ヒラノ光音」が、同社の本社隣接地に工場を移転させており、これによって グループとして総合的に顧客の要望に対応できる体制が強化されました。

同社の足元の業績は好調です。リチウムイオン電池用装置と真空機器関連を中心として受注は増加傾向にあり、2017年3月 期第3四半期累計の受注高は前年同期比46%増(165億円)と大幅に増加しました。リチウムイオン電池用装置は電極材の 塗布に使われており、リチウムイオン電池の用途拡大と性能向上に貢献しています。また、真空機器関連は「ヒラノ光音」が 中心となって手掛けており、スマートフォンなどのディスプレイ用部材向けに使われています。同社は今後も技術力を発展さ せ、様々な製品の製造工程に使われる装置を作り続けることで持続的な成長を目指しています。

16.11.18からの続きです。



  • http://apl.morningstar.co.jp/webasp/pdf/weekly/2006073104_W_20170303.pdf

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