6871 日本マイクロニクス
日本マイクロニクスは、半導体消耗品を製造する企業です。四季報の同業他社に日本電子材料 (6855)、テラプローブ (6627)。
今週は、半導体の製造工程に不可欠な計測器具の領域で、高い技術力を誇る「日本マイクロニクス」をご紹介します。電気・ 電子機器に搭載されているLSI(半導体集積回路)は、ウェーハと呼ばれるシリコン製の円盤の上に、微細な回路を描くことで 形成されます。同社の主力製品であるプローブカードはLSIテスト装置に取り付けて使用される器具で、ウェーハ上の回路に 探針(プローブ)を接触させて、通電性など電気的検査を行います。ウェーハ上には微細かつ多数のLSIがあるため、プローブ カードもそれに対応した針の微細化、針と針の隙間を極限まで狭くする狭ピッチ化、基板(カード)に形成される配線の高密度・ 複雑化が求められることになります。同社は要となる生産設備を自社内で開発・製造して自動化・省人化を推し進めると同時に、人手が欠かせない工程における熟練技術者の育成に力を注ぐことで、競争力の高いプローブカードを市場に送り出してい ます。またプローブカードにとどまらず、テスト装置そのものの開発・製造にも積極的に取り組んでおり、プローブカードと組み 合わせて使うウェーハのテスト装置や、LSIチップを樹脂パッケージ等に封止した完成品をテストする装置も揃えています。
優れた技術に裏付けられた製品に加えて、顧客の安定生産を支援するサポート体制も同社の強みです。半導体生産の中心 地となっている台湾や韓国はもちろん、半導体産業の育成に注力する中国、さらには北米と欧州に現地法人を設置しており、 各地の技術者が製品の導入支援や出張修理といった幅広い業務に携わっています。加えて、顧客の身近に接することで改善 要求などをいち早くつかみ、次の製品開発に活用することも各拠点の重要な仕事となっています。競争力の高い製品とそれを 支えるグローバルなサポート体制によって、同社はさらなる成長を目指しています。
日本マイクロは、半導体産業が活況になると売上が急増する銘柄ですので、株価も比較的ボラティリティの高い動きをするのですがそれ以外にちょっとした問題があります。そろそろ忘れてしまっている方もいるかもしれませんがこの銘柄は一時期、量子電池とやらで一世風靡して凄まじい株価を付けた過去があります。
以下は月足。
3年前にはNISA特需もありました(今日の雑談 (1/16))。
2000円台、3000円台に大きなしこりを感じます。少しでも高値を取ろうとすると過去の亡霊が集って損切りしてくる未来しか見えませぬ。
- IR情報|株式会社日本マイクロニクス
IR本拠地。決算説明会資料、中計あり。
- http://apl.morningstar.co.jp/webasp/pdf/weekly/2006073104_W_20170317.pdf
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