2018年4月23日月曜日

「知財情報活用セミナー」(18.04.21)に参加してきました

「知財情報活用セミナー」(18.04.21)に参加してきました





有料セミナーのメモ書きは残さない方針なのですが、主催者の山本さんから「レポート書いてよー」と帰りの電車で酔っ払いながら命令お願いされたので、なるべく内容には直接触れないよう感想を書いていきたいと思います。

今回は、特許情報を株式投資に活かすためのセミナーとして開催されました。かなり稀有でしょう。山本さんは「特許とは何かを知り、調査をすることで投資に活かす方法を共有したい」と考えてまして、今回は山本さんのツテで特許の現場で活躍している2名をお呼びしました。しかも2名とも株式投資にも詳しいときてる。他の株式セミナーとは異なった価値あるセミナーだったのではないでしょうか。

少なくとも私は大満足でした =)。


特許情報を生かした企業価値評価 (山本さん)


今回のセミナーをコーディネートした方です。最近、みんなの運用会議にて特許情報を活かした投資法の説明をしています。


Pythonにご執着のようでして、Pythonを活用した特許分析も行っています。

懇親会で知り合いから「ExcelのVBAじゃ駄目なんですか?」と聞かれたんですが、少量のデータならVBAでも十分なのですが、データ収集、解析、グラフ出力を一気通貫で行うのならPythonの方が有利じゃね?と答えときました。




研究開発成果である出願特許権利化の知られざる現実 (村上さん


特許出願の最先端の方が特許の権利化までの流れを解説しています。特許とはなんぞや、特許の使われ方、武器になるものとは何か、あたりの解説がありました。

特許事情に詳しくない人には新鮮な情報かと思われます。


J-PlatPatの活用と情報活用方法、分析事例の解説 (楠浦さん)


J-PlatPatを実際に検索し、活用する方法について解説がありました。J-PlatPatの解説本は持っているのですが、実際に検索してみるとまた印象が違います。今回の実習で使ってみようという気になりました =)。

手を動かすのって重要ですよね。

後半は、「朝日インテック」と「日本ライフライン」の特許の使い方の違いから彼らがどのような戦略に基づいているかを分析・解説がありました。特許の裏から見える戦略と考え方の違いというのは実に興味深いものがありました。


その他、様々な企業の実例が挙げられてまして、ここまで分析できると色々戦略の幅が広がりそうな感触を受けました。

特許戦略の現場について語った書籍を紹介していました。私も知っている有名な書籍です。興味があれば是非。

キヤノン特許部隊 (光文社新書)
光文社 (2016-05-27)
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この後、懇親会で「A社の特許、エグくないっすか?」「B社の特許、そろそろ収益時期に達してるんじゃないですか?」「C社の特許、特許出す必要ないはずなのに何故特許出したんでしょうね?」とか裏方の癖して散々聞きまくってしまい申し訳ない気持ちでいっぱいです。今後、私も少しでも特許分析ができるようになって恩返ししたいという気持ちにはなりましたので許してください。



ということで


山本さんが何気なく言ってたんですが

「人生の時間で1割は自分の理解できないことに費やそう」

のが割と刺さりました。いつも分かってることばかりやってたんじゃ面白くないし、脳も活性化しない。成長するには知らない分野を知ろうとする意欲が重要なんだそうな。ご尤もだ。

特許が投資の武器になれば何よりだし、そいうビジネスがあるんだなと認識出来ただけでも今回のセミナーは価値のあるものだったんじゃまいか、と言ったら言いすぎかな。

5/13の財務情報読み解きセミナーは瞬殺だったそうで何よりです =)。ボキュも入れてくださいw


2 件のコメント:

  1. 酔っ払って命令はしてないよーーーー!! 酔っ払って、お願いしたんだよーーー。書いてくれてありがとうごじぇます! 大リーグの二刀流が株式市場にもいた、それはBコミさんだ、とはいっておいてほしいです。。。。

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    1. 冗談ですよ、気にしないでください =)。
      Bコミさんには伝えておきます。

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