3277 サンセイランディック
サンセイランディックは、一歩引いた不動産販売を行っている企業です。四季報の同業他社に3230 スター・マイカ、8934 サンフロンティア不動産、8923 トーセイ。ビジネスモデルは違うのですが、環境としてはスターマイカに似た感じです。
サンセイランディックの展示 pic.twitter.com/tOVowb09PD
— Mc.N@休職中 (@SyncHack) 2015, 3月 15
- 営業活動ってどんなん?徘徊して老朽化した建物に声を掛けていくの?
営業活動は、地域の税理士さんや不動産屋さんがメイン。直接地主に声を掛けることは滅多にない。彼らから土地関連で困っている人はいないか等の情報を得ることで顧客を獲得している。営業所を全国に展開する事で窓口を広げることがビジネス展開で重要だと考えている。
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完全に誤解をしてました。問題物件を自分らの足で見つけるとなると手間が掛かるし自ずと限界が見えてくるので面白くないのかな、と思ってました。勝手に案件が運ばれてくるんだから効率はイイよね。しかも税理士さんや不動産屋さんにもメリットがあるし、全員ハッピーやん =)。 - 相続税増税で引き合いは多くなった?
多くなっている。この手の話が急速に進むのは専ら相続税等の問題が出た時。例えば兄弟で土地を分割で保有していて、いざ相続になった時に土地の価値が下がった状態で売り出すことになってしまう場合等で声が掛かったりすることもある。底地を整地する事で土地の価値を引き上げることを期待する地主さんは多い。
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聞いた感じだと不動産のネゴシエーターのイメージが湧きました。関わる全ての人が納得いくビジネスと言うのは伸びて欲しいですよね =) - 空き家が社会問題になっているけど引き合いありそう?
現段階だと手間が掛かるので積極的な行動はしていない。今後、大きな社会問題になろうかと思われるが法的な問題もある。法改正で土地の整理がしやすくなるとビジネスチャンスが生まれやすくなるかもしれない。 - 営業マンの属人化が強くならない?
特にその印象は無い。 - 仕入から販売までのサイクルはどの程度?
半年ほど。
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棚卸資産回転率の事を聞いています。正直、早くて驚きました。不動産ともなると結構寝かせる場合もあろうかと思っていました。 - 不採算案件とか始末に負えないんじゃないんですか?
不採算案件は殆ど発生しない。厳選しているというのもあるが、そもそも話が舞い込んでくる時点で地主さんからすると早く解決してほしいらしく妥協点を探りやすい。 - 増資で増配ってそれおかしくね?
一部上場時に増資をする事はずっと前から決めていた。増配は株主還元の一環として別に考えている。
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いやいやいや、やっぱり意味分からんてw - 不動産業って波が激しくね?
底地ビジネスは住宅をメインに行っており、商業地よりは安定した地価になっていて、商業地よりは景気動向に左右されにくい。 - 同業他社は?
上場している企業ではいない。たまに大手と被る事もあるが滅多に発生しない。 - 中計公開はよ!
今の所、中計は出していないが予定はある。 - 今後の成長は売上?利益?
取り敢えず量を増やしていきたい。ただし人を増やすのではなく内容を濃くしていく方向にしたい。 - 社長さん、若いけどどんな経緯で抜擢されたん?
創業者が亡くなった時点で地位が高かった。どちらかと言うとエレベーター式に決まった感はある。今の社長さんは、以前はタクシーの運転手をやっていたが、創業者との縁がキッカケで入社したと聞いている。
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人生、分からんもんですな =) - 優待のパン、投資家の中では不人気なんだがなぜあれを選んだん?
社長がカンブリア宮殿でパン・アキモトの貧困対策に感銘を受け優待に決めた。
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貧困対策については殆どの投資家に話が伝わっていないのでホームページを通じてIRした方がいいのではないか、と言っといた。折角のボランティア活動なのですから、知ってもらう事もボランティアの一環でしょう。一方で、株主の資産を使ってボランティアとか違和感を感じる人もいるかも知れません。まあでも、そんなにカツカツにならなくてもいいんじゃないでしょうかね。
ビジネスモデルは正しく説明できるとは思えないんで株主・投資家情報|株式会社サンセイランディックから資料を探ってください =)。
社長さんを始め、IRブースには若い人たちが多く、勢いを感じました。IR活動自体、PRという側面もあるそうなので今後も活動を続けてもらえると嬉しいですね。
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纏めると、相続税増税など社会から必要とされる立ち位置の事業で、ビジネス環境は追い風のように感じました。
纏めると、相続税増税など社会から必要とされる立ち位置の事業で、ビジネス環境は追い風のように感じました。
この手のビジネスは、割とブルーオーシャンであることが多いです。不動産ならではのレバレッジの利いた強い利益率に支えられているのではないので大きく展開しようと思う経営者は少ないのでしょう。一方で、手間は掛かるものの大数の法則で一定数の売上が揃えば安定したキャッシュが計算できるビジネスでして、ノウハウの積み重ねが強い参入障壁を生む構造になっています。
やろうと思えばやれるけど、大きく展開する程の魅力が感じられず、実質ブルーオーシャンと言う訳。これってスター・マイカと同様の流れですよね。
こいうニッチなビジネス、嫌いじゃないですよ =)
やろうと思えばやれるけど、大きく展開する程の魅力が感じられず、実質ブルーオーシャンと言う訳。これってスター・マイカと同様の流れですよね。
こいうニッチなビジネス、嫌いじゃないですよ =)
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