2015年3月8日日曜日

4248 竹本容器、2928 健康コーポ、8945 日本社宅サービス - 今日の決算説明会さん

決算説明会(@gantky1)さん、まとめページ

4248 竹本容器


竹本容器は、プラスチック容器の設計・製造を行っている企業です。四季報の同業他社に7895 中央化学7947 エフピコ。売上の半分は化粧品容器で全国展開をしている最中のようです。




'14/11上場。


弱冠39歳の女社長で元証券レディー。これは萌えます =)。


ーー最近の原油安でプラスチック原料のナフサが値下がりしています。
これまで製品の値上げをしてこなかったので、ナフサ安は追い風です。ただ、いつまで現在の状況が続くかとなるとなんとも……。再び、上昇してくるでしょうね。
--- IPO会社社長に聞きたい | 竹本容器・竹本社長「金型投資で当社ほどのリスクを自ら負う容器メーカーはない」 | 会社四季報オンライン

直近の業績予想からするとあまり原油安の影響を織り込んでいないような気はしました。原油の貯蔵量からするとそろそろ実需に絡んできそうな気はするのですがどうでしょうね。

金型を自社で持っているというのは強みでしょうね。金型メーカーから金型を奪って中国で生産とかチンピラ家電メーカーとかが祭り上げられてましたね。自前の金型なら中国の安い製造業に活用されることは少ないでしょう。

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減価償却を定率法から定額法に変えたのはマイナスですね。

気が向いたら説明するけど、減価償却は短く早く償却した方が税金面で有利です。定率法は、初年度の償却額が大きく年を経るごとに償却額が減っていきます。逆に定額法は毎年同じ額を償却していくので額に差は出ません。

減価償却が大きいと利益を圧迫します。見た目のP/Lが悪くなりますが、税金の支払額は減ります。つまり定率法を選択すると税金の支払いを後回しに出来るのです。後回しにした現金を遊ばせておくのなら意味が無いのですが、その現金を更に設備投資に使って儲ける事が出来れば、資金効率が良いと言えましょう。投資家サイドとしても設備投資で更に儲かるのなら利益を減らしたとしても文句は無いでしょう。

製造業は、設備投資を止めてしまうと数年は凄まじい利益になりますがその後、売上がガタ落ちするはずです。製造業にとって設備投資とは生命線なのです。

シャープが堺工場を立ち上げた時に減価償却を定率法から定額法に変えたことがひっそりと話題になりました(今日の雑談 (2/28))。

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纏めると、若い女社長って萌えますね =)


2928 健康コーポ


健康コーポは、健康関連の通販を起点とし、健康に関わる様々な事業をM&Aしている企業です。最近ではCMでお馴染みのライザップ(RIZAP)が成長エンジンになっています。四季報の同業他社に3325 ケンコーコム3396 フェリシモ3660 アイスタイル






'14/12当時取り上げた時点では700円前後で'14/03現在では1400円チョイなんですから3ヶ月でほぼ倍の株価になったんですから凄い話です。まだ鞍替え上場していなかったんですね。要件は満たしているらしいので、はよ鞍替えしたらいいのに。

私からは以上です =)。


8945 日本社宅サービス


日本住宅サービスは、社宅の管理代行サービスを提供する企業です。四季報の同業他社に9616 共立メンテナンス





この銘柄は、共立メンテとは何かと比較対象になりやすいですね。

9616 共立メンテナンス、6666 リバーエレテック - 今日の決算説明会さん

共立メンテは、学生寮の管理代行を行っていましたが、学生寮の減少より生き残るためにホテル経営に乗り出しようやく成果が出始めた状況でして株価も悪くない推移です。

多分、いずれ社宅という福利厚生は減少するのではないかとは思うのですが今の所、問題なさそうです。社宅の数の減少よりは、アウトソーシングへの期待というか、ホワイトカラーの経費削減の一環としての伸びしろは残っているのでしょう。

マンション管理代行は社宅以外への模索かと思われますが、こちらの方は競合相手が多いのか利益への貢献度は少ないようです。

いつものB/Sの確認。GMOクリック証券の財務分析より。


うん、悪くない。

2005年の上場直後は良かったんですが、2009年あたりから売上、利益共に横ばいが続いている状況のようです。ROICツリーを見た感じでもやはり資本効率が下がっているあたりに課題があるのでしょう。


平成27年6月期 第2四半期決算説明会資料(PDF)より。

低迷期が長いのに随分高めの中期計画を開示しています。なかなかワクワク感があるのですが、2011年あたりの決算説明資料を見るとやはりあの頃も期待を持てる中期計画を開示していて、まあ、未達でしたよね。

やや絵空事な中期計画ですが成長性が確認できれば面白い銘柄になりそうです。

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纏めると、企業の福利厚生のアウトソーシングはしばらくは大丈夫でしょう。

ただ社宅全体の需要は成長期には程遠く、成熟期~衰退期に入っているのではないかと考えています。そうなるとパイの奪い合いか新規ビジネスの開拓かに迫られることになりそうなのですが、日本社宅サービスは既存ビジネスの拡張を狙っているようです。数値として目に見える段階にないのか、そもそも期待する程、進捗が思わしくないのかは今の段階では判断しにくいです。

中計は面白いんだけど、イマイチ歯車が合っていないというか。収益がある内に次の新天地を探すのが直近のテーマなんですかね。

繰り返しになりますけど中計の数字が出れば評価されるべきポジションかと思われます。

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