幸せのブルーオーシャンはコア事業でしたって話
ブルーオーシャンとは「今の事業領域」の延長線上にあるものであり「今の事業と関係ない濡れ手に粟の楽勝市場」ではない。「自分の会社の知らない事業」は、「その事業に特化した会社にとってのレッドオーシャン」なのだから当然といえば当然。
-- ブルーオーシャン症候群 | On Off and Beyond
デスヨネー。
「ヒットの延長がホームラン」的な話ですかね。需要がないのに供給の無駄撃ちをしても資本をドブに捨てるようなものですよね。需要を喚起するとしても、聞き込みは重要でして、このあたりがスッポリ抜けていたりして困りますなあ。
「儲かる会社」の財務諸表 48の実例で身につく経営力・会計力 - 今日の本
山根 節
光文社 (2015-09-16)
売り上げランキング: 500
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目次
第一章 エレクトロニクス・IT業界編
第二章 自動車業界編
第三章 小売業界編
第四章 製薬業界編
第五章 住宅・インフラ業界編
-- 「儲かる会社」の財務諸表 山根節 | 光文社新書 | 光文社
やっぱり面白い =)。
本書は、業種ごとに同業他社を並べてB/S、P/Lを比較し、何が優れて、何が劣っていて、各業界の問題点や成長性を探っていくという、割と投資にも役立つ財務分析を行っているのが特徴です。一般的に財務分析というと、会計士さん向けの管理会計だったり、M&A向けの実務会計だったりして、企業の成長性や今後を占うような活用のされ方が少ないと思うのですよ。アナリストの意見も取り入れたりしてるのでやっぱり投資家向けに近いのかなと。
で、今は1、2、4章をざっくり読んだとこです。
1章はシャープの低迷、東芝の不正会計、ソフトバンクの博打、Apple、Google等の法人税等の話が出てました。タイムリーな話題ですよね。この辺りは、投資家なら会計の知識がなくてもニュース等でよく理解している話題かと思われます。EMSの雄、鴻海のB/SやP/Lが紹介されていたんですが完全に優良企業ですよね。
2章は、VWの躍進についてページが割かれてました。流石に排ガス不正の時事ネタには間に合っていないようでした。
4章は、製薬会社の現状とこれからについてが記載されています。各社とも特許切れにより、貯めこんだキャッシュの多くをM&Aに費やしている状況をB/Sを用いて解説しています。興味深かったのは、何故、今日になって新薬が上市できなくなったのかという考察です。著者は「情報の透明化が進むIT革命ゆえのこと」と結論付けています。説明すると長くなるので是非、書籍から読んでみて。膝ポンですよ、奥さん。
後、今となっては老朽化激しい制度になってしまった「薬価制度」の歴史にも触れています。これも一読の価値ありですよ。
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情報格差が埋まる事で利益の構造が変わる社会
全体を通じて言えることは、情報化社会の進歩によって衰退する産業、成長する産業が大きく分かれており、今後更にその傾向が強くなるのではないか、という話になりそうです。本書をネタに今後、日本の産業の向かう先についてアレコレ考えることが出来るようになれば、それは貴重な投資アイディアに繋がるんじゃないでしょうかね。
まあでも投資家は気楽なものです。間違っていることに気がつけば、その日の内にポジションを変えることが出来ます。産業ともなるとナカナカそれが難しい。規模が大きくなればなるほど、その歪に悲鳴を上げる人たちが多くなり、結果的に茹で蛙の状態になっているところが多くなっている感じを受けます。
まあそんなとこ。
やっぱ6079 エナリスを天井で放流したあたりで調子が悪くなった気がする
買い戻すか。
なんかこう、歯車が合わないんだよね
(T/O)
売買回数を減らすことがボキュの強みであるはずなんだが、それが活かせていないというか、、、
(T/O)
大きく損しているわけではないんだが最近、相場観が外れ始めてきており、やや危機感を覚えるわけなのです
(T/O)
まあ今、書いているのは10/16の午前1時なんだが
(T/O)
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