2016年2月8日月曜日

今日の雑談 (2/8)

今週の藤戸レポート (2/8)



日経新聞によれば、64.3%の企業の決算発表段階で、2016/3期の純利益は▲0.3%の減益だ。昨秋の二桁増益予想は消失してしまった。日経平均のEPS(一株当り利益・2/5時点)も1,137円に下落している。昨秋比約130円の下振れだ。したがって、セオリーのサポートラインである予想PER14倍が、15,918円にまで低下している。

2/5現在で日経平均のEPSは1137円とのこと。結構、剥落していますね。

ファンドマネージャー時代の経験論でも、「最も暗い時が買い」だった。したがって、下値メドを16,000円割れとし、16,500円前後から買い下がるスタンスを継続したい。徹底した逆張りで、先般のような急騰局面では、評価益を実現益に振り替える作業も忘れずに。

デスヨネー。3月のメジャーSQ後の株価形成に期待しましょう =)


GPIFの日本株の直接運用について審議が始まる


「運用機関に支払う手数料のコスト削減につながる」などとして賛成意見がある一方、「国の機関が市場に影響を与えることは不適切だ」などとして反対意見もあり、賛否が分かれています。
-- GPIFの直接運用 3案併記の提案取りまとめ NHKニュース

色々ズレてないか?

今日の雑談 (1/17)からの話になるんだが、コストの話だと多分、うまく回るまでは委託手数料を払いつつ少しずつ運用を自前に切り替えたい、という話だと思う。なので、初期はコスト高を覚悟しないといけないだろう。

本丸はGPIFが直接下すコーポレート・ガバナンスであるはずだろう。

市場に影響を及ぼす対象が株価であるならそれは大丈夫だろう。まず始めるのはパッシブ運用だからね。これは日銀砲と同じノリだ。その後、アクティブ運用にも手を出すことになる時に気にすることだろう。

コーポレート・ガバナンスで企業に影響を与えることを懸念しているのなら、それは大きな資金を運用している責務でもあるのでしっかり果たしてほしいという思いもある。そもそも野菜証券にガバナンスとか期待するほうがどうかしてる。

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自主運用の解禁は経団連や連合出身の委員を中心に反対意見が強かった。GPIFが直接株式を保有して、株主総会で議決権行使をするようになると、企業経営への影響力を強めることができるという懸念があるためだ。8日の審議会でも「企業支配や市場をゆがめる懸念を払拭できない」との声があった。
-- GPIFの株自主運用、認めず 政府・与党で最終判断  :日本経済新聞

そもそも野菜証券のパッシブ運用でのコーポレート・ガバナンスが糞だから問題なのであって、GPIFより実質野菜支配の方がいいってのも、業界の癒着じゃないんですかね。

つかパッシブ運用の運用比率が高いのはそろそろ問題にした方がいいと思うんだが。

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