2016年2月22日月曜日

3244 サムティ、6064 アクトコール - 今日の決算説明会さん

決算説明会(@gantky1)さん、まとめページ

3244 サムティ


サムティは、マンションデベロッパー(マンデベ)です。四季報の同業他社に8923 トーセイ3245 ディア・ライフ3254 プレサンスコーポ





15.07.23からの続きです。

マンデベはボキュには荷が重すぎですorz


6064 アクトコール


アクトコールは、住宅サービスのアウトソーシングと不動産事業を行っている企業です。四季報の同業他社に2453 JBR4290 PI6173 アクアライン




上場時、主力だったアウトソーシング事業が早々にペースダウンし、不動産投資や家賃収納代行のビジネスに事業が変わりつつあるのが気にかかるところでしょうか。

不動産会社が管理する賃貸物件が成熟期に入っており、パイの増加が見込めないようで、個人が管理している賃貸物件や持ち家に手を広げようとしているようです。個人ですと競合が多そうですし、そもそも長期契約したがるか?というと疑問が残ります。

家賃収納代行事業はアウトソーシングとのシナジーはあるかもしれませんが、不動産事業の方は左程関係しているとも思えず、既存の経営環境を活かせる感じには受けませんでした。

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いつものB/Sの確認。GMOクリック証券の財務分析より。

B/Sをざっくり見るコツは増減が大きい場所に注目することです。上記の場合、流動資産の「その他資産」と負債の「短期借入金」の増加が気になりました。

流動資産の多くは、未収入金と立替金のようです。未収入金は投資不動産の売却に依るものでしょうか。立替金は家賃収納代行事業に関わるものかもしれません。立替えた分を短期借入金で補ってバランスを取っている状況でしょうか。一時的な要因なら短期借入金で賄うのもアリだとは思うのですが、家賃収納代行事業で必要な資金であるなら長期借入金に切り替えた方がいいかもしれません。

いずれにしろ、回収可能かどうかが問題になります。

続いてFCF。


上場後、ずっとFCFがプラスになっていません。

借入金で規模を大きくしているのでしょう。ここからもアウトソーシングよりも不動産事業が引っ張ってるのが分かります。

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纏めると、ここはサービス業ではなく不動産業でしょうね。

サービス業にしては自己資本比率の低さと短期借入金の多さが気になります。まずは長期借入金に借り換えをし、ある程度資金回収を確認した辺りで投資を検討したいところです。

ビミョー。

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