5210 日本山村硝子
日本山村硝子[5210] 6/22終値187円でPER28、PBR0.39、配当利回り2.67%。国内のガラス瓶の17年の出荷量は110万トンと1990年のピークの半分以下だが、今後、残存者利益を得られる状況になっていくかに(PBRの水準訂正の要因になるか)関心があり出席した。シェアは、トップの当社が4割弱、東洋ガラス— 決算説明会 (@gantky1) 2018年6月23日
(東洋製罐グループ(5901)子会社)3割、石塚硝子(5204)と非上場の日本耐酸壜工業が各々1.5割(15%)と寡占状態。装置産業であり、固定費比率が高く、値下げしてでも、売上高の確保を優先しがちになるが、燃料費の高騰もあり、最近は、各社値上げに注力の傾向。(中小企業が多くて、それが淘汰される— 決算説明会 (@gantky1) 2018年6月23日
産業構造と違い、上記他社の撤退が無い限りは、今後も)残存者利益が得られる状況では無い。買収した中国子会社に関する、18/3期、15億円の暖簾償却(本体単独では48億円の評価損)について訊いた。日本の基準より2倍厳しい中国のNOx規制は有名無実だったが、昨夏、中央政府より工場に査察が(続く)— 決算説明会 (@gantky1) 2018年6月23日
日本山村硝子(承前)入るなど、文字通り適用されるようになり、地方政府は3倍の独自基準も課すようになった。公害防止設備投資や、効率(操業度)を落とす事でなんとか対処しているが、買収時の採算見込ははずれ、評価損計上を余儀なくされた。今後も、厳しい状況が続く見込。中国政府の公害対策の— 決算説明会 (@gantky1) 2018年6月23日
本気度がうかがわれ、前掲の東亜ディーケーケーの中国での計測器の想定超の持続的売上増の背景として興味深い。当社は、今期、光通信用非球面レンズ、半導体向け材料のニューガラス事業部門での新事業の着手を図るなど、従前より、非ガラス瓶事業に注力している。— 決算説明会 (@gantky1) 2018年6月23日
ガラス瓶事業は18/3期売上高構成比率の61%を占めるが、営業利益のそれは23%に過ぎない。私の期待のトレンドにはなかったが、経営努力の方向性は評価されよう。— 決算説明会 (@gantky1) 2018年6月23日
売上の7割を占めるガラス瓶事業の利益率は1%程度と低く、それ以外の事業で稼いでいる様子。寡占化しているようだが値上げ交渉出来るほどの強みは持っていないといったところか。これは辛い。
いつものB/Sの確認。GMOクリック証券の財務分析より。
総資産で大きく占めるのは水色の部分「その他資産」でその大半は「関連会社株式」でした。この関連会社株式の中身を有報で調べてみたのですが、非上場企業のようで時価総額が計れないとのこと。資産価値があるのかやや疑問があります。
株主資本の増え方はビミョー。配当性向を意識した配当というよりは安定配当を目指しているようです。現状の利益からするとやや配当しすぎている感じを受けました。
続いてFCF。
多大な設備投資を必要としている事業のようです。安定したFCFとは言えないでしょうね。
シェアが高いゆえに同業他社のM&Aはなさそうです。低PBR故の買収があるかというと、事業自体はしんどそうですのでこれもなさそう。資産価値も思ってるほどには無さそう。
ビミョー。
ビミョー。
- 株主・投資家情報|日本山村硝子株式会社
IR本拠地。決算説明資料、中計あり。
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