2018年7月7日土曜日

3294 イーグランド、4709 ID、4186 東京応化工業 - 証券アナリスト協会主催IRセミナー (18.07.06)

IRフェアまとめページ



今回参加したIRセミナーは、日本証券アナリスト協会が主催している個人投資家向けIRセミナーです。ちょっと時間ができたので参加しています。



3294 イーグランド


イーグランドは、中古住宅再生事業を行っている企業です。四季報の同業他社にスター・マイカ[3230]ムゲンエステート[3299]インテリックス[8940]

  • 競売物件に強み
    住宅再生事業を行っている企業は数多あるが、競売物件を扱っている企業は少ない。リスクはあるがメリットも大きく、独自のノウハウを持っている。競売と任売の比率は半々だが、直近は任売が多くなっている。
  • 物件は2000万円程度で景況感リスクに強い
    比較的安価な物件を扱っているので不況でもそこそこ売れる。新築は数年掛かるが再生物件は6ヶ月程度で回転させることが出来るので安全性は高い。リフォームには200~300万円程度を使い、オーバースペックにならないよう注意している。あくまで売りやすい価格を意識。
  • 民泊は現時点では収益性が低く様子見
  • 収益物件のローンは厳しくなっているかもしれない
    当社で扱っているのは居住物件で収益物件のローンとは違う。今の所、スルガ銀行の影響は感じていない。スルガ銀行のケースはレアケースであってはならないこと。

今期は新たに名古屋地区に営業所を設立する予定。まだフォローしている地域があるので成長余地は残っているように感じました。何度も不景気を乗り越えてきた過去から、不況への力を入れ具合は強いようです。




4709 インフォメーション・ディベロプメント(ID)


インフォメーション・ディベロプメントは、ソフトウェア下請けを行っている企業です。四季報の同業他社に4725 CAC HD3817 SRA HD

  • 今期、みずほFGのシステム移行の特需が剥がれる(5億円)
  • 自動化技術(AI、RPA等)のメリットとデメリット
    メリットは自動化技術に関する事業の上下を持ち合わせておりビジネスチャンスが広がること。デメリットは自動化により必要がなくなる人員が出てくること。人員の事業移行は速やかに行う必要が出てくる。
  • M&A費用の増加について
    M&A市場は高騰しているが今後もM&Aを続けていくのか聞いてみた。
    M&Aは、M&A先の顧客が得られるのと技術力が得られるメリットがある。今回のフェス(子会社)の買収も高額だったが買った。長期的にプラスであるなら現状、高価でも買いに行く方針。

今回、2回目のIR説明会だったが相変わらず経営者の積極性が伺えました。エネルギッシュで話し上手な社長でした。



4186 東京応化工業


東京応化工業は、半導体消耗品を製造する企業です。世界首位級。四季報の同業他社にJSR[4185]日立化成[4217]

  • 新規事業を立ち上げ中
    → 時間がかかりそう
  • 来年には7nmがやってくる
    世界では3社が対応(多分Intel、Samsung、TSMCとみた)。7nm対応は検査装置の費用が掛かる。既にテスト段階に入っており納入実績済み。技術的には他社より先行しているのではないか。
    7nmにはEUVフォトレジストというのが必要になるんだそうな。装置の入れ替えも必要らしく各社コスト増になるやも。
  • マイクロンの販売差し止めの影響は現時点で未知数
    マイクロンが駄目でも他で消費量が増える分には影響は少ないのではないか。

メモリに関してはスマホは高水準を維持しつつ、データサーバーで牽引していくのではないかとの見通し。微細化の流れが加速するようだとまだ半導体市場は潤いそうな気はするんだが、過剰な投資に悩みそうな感じもあるんだよね。特に中国。

EUVフォトレジストについてはこれから調べます。

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