3242 アーバネットコーポ
アーバネットコーポレーション [3242]業界全体の俯瞰Ⅱ。1/21にも記述。建築費は高止まりしているが、都下、郊外のファミリーマンションの建設が減り、昨夏以降、マンション専門のゼネコンでは現場監督、職人が余り気味。都心では競合増え事業地取得難。投資用ワンルームマンション(続く)
— 決算説明会 (@gantky1) 2015, 2月 11
アーバネット(承前)は、特に東京23区で海外投資家の参入もあり、販売価格上昇で利回り下がるも販売好調。当社は売上を大きく上回る用地仕入により、典型的な拡大基調期のキャッシュフローの状態。16/6期分は683戸の用地取得契約済み。17/3期分は392戸分が用地契約済みと順調な業況。
— 決算説明会 (@gantky1) 2015, 2月 11
B/Sを見る時は資産の流れを見ましょう。資産の中で大きく占める部分に注目するのがコツです。
この銘柄、というかマンデベ全体で言えるのですが、棚卸資産が資産の大半を占めます。これは何を意味するかと言うと、今仕掛かっているマンションや既に出来上がっていてこれから販売するマンションの保有額を示しています。
棚卸資産の価値はその時々で大きく変化します。2010年に大きくB/Sを減らしていますが、これは、'08/09に発生したリーマンショックの影響でしょう。この年を境にマンション投資が控えられるようになり、棚卸資産の価値が大きく下がりました。また銀行も倒産を懸念して資金の回収に走った事もあって、棚卸資産を現金にしなければなりませんでした。
その結果が2010年の総資産になる訳です。
銀行からお金を借りて自転車操業に近い経営をしている、というのがマンデベの特徴になります。上手く行っている時は素晴らしい利益率をたたき出すので最近、投資家の人気が戻ってきたように感じます。
「典型的な拡大基調期のキャッシュフロー」というのを確認しましょう。
営業CFがプラスな分、まだ慎重なのかもしれませんね。この手の銘柄は営業CFが常にマイナスになる場合も結構あるんです。つまり、販売できた物件の現金を手にする間もなく、次の物件に現金をブッコんでいる状況でして、こうなるとかなりイケイケです。
ただしイケイケの状態がずっと続けられるかどうかは企業が持っている体力次第です。成長の痛みは借金や増資で補いますが、体力以上の成長は必ずB/Sを痛めます。
景況感相応の成長が望ましいのですが、人の欲と言うのは限りないものですな =)
この銘柄、というかマンデベ全体で言えるのですが、棚卸資産が資産の大半を占めます。これは何を意味するかと言うと、今仕掛かっているマンションや既に出来上がっていてこれから販売するマンションの保有額を示しています。
棚卸資産の価値はその時々で大きく変化します。2010年に大きくB/Sを減らしていますが、これは、'08/09に発生したリーマンショックの影響でしょう。この年を境にマンション投資が控えられるようになり、棚卸資産の価値が大きく下がりました。また銀行も倒産を懸念して資金の回収に走った事もあって、棚卸資産を現金にしなければなりませんでした。
その結果が2010年の総資産になる訳です。
銀行からお金を借りて自転車操業に近い経営をしている、というのがマンデベの特徴になります。上手く行っている時は素晴らしい利益率をたたき出すので最近、投資家の人気が戻ってきたように感じます。
「典型的な拡大基調期のキャッシュフロー」というのを確認しましょう。
営業CFがプラスな分、まだ慎重なのかもしれませんね。この手の銘柄は営業CFが常にマイナスになる場合も結構あるんです。つまり、販売できた物件の現金を手にする間もなく、次の物件に現金をブッコんでいる状況でして、こうなるとかなりイケイケです。
ただしイケイケの状態がずっと続けられるかどうかは企業が持っている体力次第です。成長の痛みは借金や増資で補いますが、体力以上の成長は必ずB/Sを痛めます。
景況感相応の成長が望ましいのですが、人の欲と言うのは限りないものですな =)
6029 アトラ
アトラは、接骨院を経営する企業です。'14/12上場。四季報の同業他社に2425 ケアサービス、2144 やまねメディカル。
アトラ [6029]鍼灸整骨院のフランチャイズ展開、IT支援。14.11上場時高値1598円(公募価格740円)から1/21の最安値605円迄下落したが、 15/12期の利益急回復の見通しの公表で、2/10終値1024円に急伸。前期は上場準備のコンプラ対応でパンフレットの(続く)
— 決算説明会 (@gantky1) 2015, 2月 11
アトラ(承前)差し替え等で開拓営業が出来なかった時期もあり、一時的に利益が落ち込んだ。売上構成比はフランチャイズ34%、保険請求サービス16%、モバイル予約システム16%、物販18%外。保険請求の競合他社のシステムは皆スタンドアローンで、初期費用が1~1.5百万円掛かるが(続く)
— 決算説明会 (@gantky1) 2015, 2月 11
アトラ(承前)当社のはASP活用(web経由)で5万円で済む。予約システムは内科、皮膚科用はあるが、鍼灸用は当社のみで、請求サービスとのデータ連動も出来るのが強み。健保請求分の受取迄4~5ヶ月かかるが、現金化サービスを今上期に開始する(金利15%、公募資金から2億円充当)(続く)
— 決算説明会 (@gantky1) 2015, 2月 11
アトラ(承前)いずれ利益でIT支援事業がフランチャイズを上回るが、ITは近々50%の利益率になるので収益寄与は大きい。今期の売上はフランチャイ ズ9億円以上、保険請求と予約システム各3億円以上、物販は前期並みを見込む。鍼灸院、就業者数は年々増加しており、意外にも成長産業のようだ。
— 決算説明会 (@gantky1) 2015, 2月 11
'14/12IPOした銘柄ですので当然詳しくないです =)。いつものサイトを参照してください。四季報オンラインにIPOについての記事があったので持ってきました。
いつものB/Sの確認。GMOクリック証券の財務分析より。
決算は2/6だったんですがもうデータが反映されてますね。素晴らしい。パッと見、上場で得られた現金の使い道が今後の成長性に繋がるのでしょうね。
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纏めると、整骨院というビジネスの伸びしろがこの銘柄の成長を左右する感じでしょうか。現段階ですと、経営者の夢物語で株価が先行しているだけでしょう。
判断が難しい業種ですね。月次カモン。
参入障壁で言うと接骨院には柔道整復師が必要で、柔道整復師になるには国家資格が必要のようです。医療行為ではナサゲなのですが、保険はある程度効くようで、街中でマッサージ店と肩を並べる程出店が増えているように感じています。
業界のパイとしてどの程度あるのかはよく分かりません。ただ国家資格とは言え専門学校で取得できる程度なので、思っている程高い参入障壁ではない気もします。精々、美容師程度ではないでしょうか。
決算説明資料から抜き出してみました。
予防医療として接骨院の成長性をみているようです。
ミソは保険が効くこと、難点は保険が効かなくなると厳しいこと。保険や給付金に頼ったビジネスと言うのは過当競争化するのがとても早い傾向があります。医療行為モドキにしては規制が厳しくない、というのが成長エンジンのようにも感じています。何か大きな社会問題が発生すると成長が怪しくなるかもしれません。
業界のパイとしてどの程度あるのかはよく分かりません。ただ国家資格とは言え専門学校で取得できる程度なので、思っている程高い参入障壁ではない気もします。精々、美容師程度ではないでしょうか。
決算説明資料から抜き出してみました。
予防医療として接骨院の成長性をみているようです。
ミソは保険が効くこと、難点は保険が効かなくなると厳しいこと。保険や給付金に頼ったビジネスと言うのは過当競争化するのがとても早い傾向があります。医療行為モドキにしては規制が厳しくない、というのが成長エンジンのようにも感じています。何か大きな社会問題が発生すると成長が怪しくなるかもしれません。
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纏めると、整骨院というビジネスの伸びしろがこの銘柄の成長を左右する感じでしょうか。現段階ですと、経営者の夢物語で株価が先行しているだけでしょう。
判断が難しい業種ですね。月次カモン。
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