2150 ケアネット
ケアネットは、医師向けの情報サイトを運営する企業です。四季報の同業他社にエムスリー[2413]、メドピア[6095]。
ケアネット[2150] 18/12期の上期売上高、諸利益は、計画を上回ったが、1Q比、2Q単独の営業利益は63%減、前年同期比で9%減と不振。2Qは、製薬会社の営業担当の異動時期に、薬価改定が加わり、広告支出に慎重になった季節的要因とのこと。(次の3Qの数値でこの説明の妥当性が判明するので要注目)— 決算説明会 (@gantky1) 2018年8月18日
上期では、過去最高の売上高、純利益は、繰越金欠損が前期で解消された事による税負担正常化もあり、前年同期比マイナス。また、営業利益の通期進捗率は53%で予想は据置。医師向けインターネットプロモーション市場での次記3社の特徴を訊いた。市場規模は210~220億円で、エムスリー(2413)が130億円、— 決算説明会 (@gantky1) 2018年8月18日
当社が25億円、メドピア(6095)が15~17億円。残りは日経メディカル等が占める。エムスリーは会員数が圧倒的で、医師32万人中30万人とフルカバーに近い状態、エンターテイメント性もある多様な情報を提供。当社は医師会員が14万名だが、大病院の専門医が多いのが特徴で、(続く)— 決算説明会 (@gantky1) 2018年8月18日
ケアネット(承前)製薬メーカーも主なターゲットを専門医に置いており、媒体価値は高い。Doctors'Picksというネットの情報から各領域の専門医が注目情報を選び、コメントを付けて投稿するサイトを今9月に正式スタートし、専門医の囲い込みを強化する。— 決算説明会 (@gantky1) 2018年8月18日
メドピアは、(10万人の医師が臨床経験を共有する)掲示板に特徴(海外論文の日本語検索、要旨確認、専門医のコメント等の内容の医学情報共有サービス「Journal」を今7月にスタートと同社も囲い込みの施策強化に注力)。— 決算説明会 (@gantky1) 2018年8月18日
当社は、医療コンテツサービス部門もあり、売上高構成比率は14%。自己学習用の臨床医学動画のオンデマンドサービスの月額5千円の有料会員は4,340名、累積では2万名の医師が視聴。— 決算説明会 (@gantky1) 2018年8月18日
表に出てこない事業だとその業界の状況が分からないことはよくあります。決算説明会さんが同業他社について聞いているのは、業界全体を把握するのに有用です。IRフェアで興味のある企業がいない場合でも、興味のあるセクターがあればそのセクターの状況を知ることで全体が見えたりします。
私は、遠隔医療の展開に興味があります。「診療報酬点数が付かなくてあまり積極的になれない」という話をよく聞きます。今の状況ですと患者に来てもらうほうが効率的なんだとか。とはいえ、医療費削減にも役立ちそうですので、いずれテコ入れしてくるとみているんですが、外からはなかなかみえないんですよ。
こいう機会を利用して聞くと思わなう話が聞けたりします。オススメですよ。
- IR情報 株式会社 ケアネット
IR本拠地。決算説明資料あり。
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