2427 アウトソーシング
アウトソーシング [2427] 業績は絶好調。当社は、労働法改正に伴う自動車メーカーの期間工から派遣への切替特需が一巡すると(21年以降)、人口減少もあり国内派遣市場は横這い、派遣会社の国内成長は近い将来に停滞するとの問題意識を有している。その為、M&Aによる暖簾と有利子負債の積み上がり等の— 決算説明会 (@gantky1) 2018年8月12日
リスクを厭わず、急速なグローバル展開を図っている(説明会資料pp.26-31)。海外も製造業アウトソーシングが多いとは言え、欧州、豪州での公共団体向けBPO事業の一層の展開(黎明期であり、成長余地大)、アジアでの欧米企業からのグローバルペイロール事業(給与計算代行)の拡大、並びに、沖縄の— 決算説明会 (@gantky1) 2018年8月12日
米軍施設向け事業をおこなう買収した子会社のグアム等環太平洋への展開(予定)と、景気変動の影響を受けにくい事業による成長も企図してる(同p43)。戦略の方向性は妥当なものと思われるが、UTグループ(2146)と直近のB/Sの構成比率を比較すると、現預金:当社13%、UT36%、暖簾:当社31%、(続く)— 決算説明会 (@gantky1) 2018年8月12日
アウトソーシング(承前)UT9%、株主資本比率:当社12%、UT31%であり、現預金も抑えめで、レバレッジを掛けた果敢な経営をしていることが分かる。当社の株主資本比率の推移は16/12末9%→17/12末20%→18/6末12%で、当該比率の考え方を訊いた。M&Aする時しか借入の必要性はないが、(資本を厚くしろ— 決算説明会 (@gantky1) 2018年8月12日
と言う)金融機関と見解が分かれるところだ。(一般に)回収に年数がかかる設備投資と違い、新たなM&Aをしなければ、短期間で(収益償還による)比率改善が可能であり、10%台でも問題とは考えていないとの趣旨の回答。今迄、順調に計画を達成しており、現状では、20/12期が最終年度の中計達成の可能性も— 決算説明会 (@gantky1) 2018年8月12日
高いと思われる。しかし、景気、とりわけ、自動車産業に陰りが出だすと、高収益の要因の、メーカーの期間工を当社正社員として受入た上で派遣し雇用リスクを当社が取るスキームの、派遣減による固定費圧迫という負の面が出ることになる。ホルダーであれば、常にその動向の観察が必要である。— 決算説明会 (@gantky1) 2018年8月12日
リーマン・ショック後の派遣業に対する対応を直に感じた身からすると、ややリスクに対して目をつぶって投資しているように見えます。その中には気楽に倒産を選択した企業も多かったですね。契約解除なんてあっという間ですよ、ホント。
派遣業というのは参入障壁がかなり低い業界なのですが、法改正により大企業がコンプラを気にし始め、中小企業の派遣業は軒並み厳しくなり、大手派遣に集約するようになったと感じています。
海外で上手くいくかどうかは分かりかねるのですが、各国で法が違いますし今までの延長で上手くいくのかは疑問があります。
直近ですと、米中貿易戦争の延長上に日米貿易戦争も始まっており、仮に自動車への関税が決まると確実に生産調整が始まるでしょう。怖いですねえ。
いつものB/Sの確認。GMOクリック証券の財務分析より。
2016年、IFRSに切り替わった2017年とのれん代がかなり膨れた状況になっています。うっかり減損テストで減損することになった場合、自己資本が大きく下回ることがあるかもしれません。この点でも積極的な経営と言えましょう。
一般的に派遣業というのは変動費が殆どで固定費がかからないビジネスなので、倒産しにくいビジネスとされています。とはいえこの企業のようにレバレッジを掛けた経営を行っていると逆回転した時に脆さが見えることになろうかと思います。
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IR本拠地。決算説明資料、中計あり。
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