2018年8月4日土曜日

3297 東武住販 - 今日の決算説明会さん

決算説明会(@gantky1)さん、まとめページ

3297 東武住販


東武住販は、山口を地盤とした戸建て住宅再生事業を行っている企業です。四季報の同業他社にインテリックス[8940]イーグランド[3294]ムゲンエステート[3299]









18.01.16の記事。






17.07.18の記事。







早く纏めて公開したかったんだけどなんか溜め込んじゃいました(てへぺろ。

直近の印象ですと、株式の2分割に伴い、株主優待の額を半分にしたら株価が大きく下落してその時の高値が抜けないあたり、株主の目的が推し量れてほっこりしたりしてました。

東武住販は、戸建て中古住宅の再生事業を行っている企業です。

規模は'17/12に上場したカチタス[8919]が圧倒的に多く、上場企業の中ではフジ住宅[8860]に次ぐ規模です。

イーグランド[3294]も同社と同じく競売物件のリフォームを中心として成長してきた企業ですが、18.07.30の1Q決算を受けて大きく株価を下げています。仕入れや販売時期で売上・利益が大きくズレる事業なのですが、株価からするとあまり理解されていないようです。

スター・マイカ[3230]は、マンションのリノベーションの事業を行っているのですが、戸建てには手を出さないのか聞いたところ、マンションは設計図や規格がしっかり残っているのでリフォームしやすいが戸建ては設計図がない場合が多く、規格がないので手間がかかるんだそうな。戸建てのリフォームは手間と時間が必要のようです。

中国・九州を地盤としています。イーグランドは関東、フジ住宅は関西が地盤でしばらく重なることはないでしょう。


低めな販売価格を意識しているようです。

年収300万円前後の顧客層はボリューム層でして、このあたりで購入できる住宅というのは、たとえ不景気になったとしても成約件数が大きく変化することが少なく在庫になりにくく安定した経営が可能と、イーグランドの社長が言ってました。


空き家が社会問題になりつつあります。

国策としてこの問題に取り掛かっていることもあって、リフォーム事業のビジネス環境は追い風でしょう。住生活基本計画でググると色々検討が行われています。

いつものB/Sの確認。GMOクリック証券の財務分析より。


順調に成長しています。

棚卸資産が総資産の8割方を占めているようですが、中身は商材である中古住宅でしょう。在庫がないと販売できないので成長と共に増加するのは健全でしょう。

自己資本比率が60%と高めなのも特徴かな。同業他社の自己資本比率を調べると、イーグランドは37.3%、フジ住宅は25.7%、カチタスは39.9%と50%を下回っています。30%台は安全圏内ですのでもう少しレバレッジを上げてもいい気はします。

続いてFCF。


ここ数年は営業CFがマイナスになっています。当然FCFもマイナスで、マイナス分は財務CFの長期借り入れで補っている状況です。

在庫増は気になるところですが、未だに自己資本が高い状況なので在庫回転率が大きく下回らない程度で在庫を持つのは悪くないようには感じています。


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